動名詞の主語用法【Book2 Lesson13 Scene1】

playingは、文の中での役割によって「している」とも「すること」とも訳されます。playingを見ただけで進行形と決めず、文の主語と動詞を確認することが大切です。

たとえば、次の2文ではing形の働きが異なります。

  • Playing baseball is a lot of fun.
    Playing baseballは「野球をすること」という意味で、文の主語になる動名詞です。
  • Caroline’s job is taking care of airplane passengers.
    taking care of …は「世話をすること」という意味で、主語の内容を説明する補語です。

このページでは、playとplayingの違いPlayingとTo playの違いis+ingが進行形ではない場合を、PROGRESS Book2 Lesson13 Scene1の例文に沿って解説します。

playing・play・to playの違いを先に確認

文法上の働き 例文 意味
play 動詞の原形 You play baseball. あなたは野球をする
playing 動名詞 Playing baseball is fun. 野球をすることは楽しい
to play 不定詞 To play baseball is fun. 野球をすることは楽しい
is playing be動詞+現在分詞 He is playing baseball. 彼は野球をしている

playingは、名詞の働きをして「すること」を表す場合は動名詞です。一方、is playingのようにbe動詞と現在分詞が組み合わさり、主語の進行中の動作を表す場合は現在進行形です。

ただし、be動詞の後ろにing形があっても、必ず現在進行形になるとは限りません。主語の仕事や目的などの内容を説明している場合は、後半で解説するように、ing形のまとまりが補語になることがあります。

Playing baseballが主語になる理由

Baseball is a lot of fun.の文構造

Baseball is a lot of fun.の主語・動詞・補語を確認する例文解説

Baseball is a lot of fun.は「野球はとても楽しい」という意味です。

この文では、Baseballが主語、isが動詞です。a lot of funは、主語であるBaseballがどのようなものかを説明する補語です。

a lot of funは「とても楽しい」「とても面白い」という意味で使われます。funはこの表現では名詞として使われているため、基本的にはvery funではなくa lot of funとするのが自然です。形容詞を使う場合は、文脈に応じてvery interestingなどと表現できます。

Playing baseball全体で「野球をすること」

Playing baseball is a lot of fun.で動名詞が主語になる仕組みの解説

Playing baseball is a lot of fun.は「野球をすることはとても楽しい」という意味です。

文全体の動詞はisです。その前にあるPlaying baseball全体が主語になります。

  • Playing:playにingを付けた動名詞
  • baseball:playingの目的語
  • Playing baseball:「野球をすること」という名詞相当のまとまり

文頭にing形が置かれているときは、すぐに進行形と考えず、後ろに文全体の動詞があるかを探します。この例では、後ろにisがあるため、Playingは進行形を作る語ではありません。

動画で文の見分け方を確認する

動画では、文中の動詞を先に見つけ、長い主語や補語を判定する手順を授業形式で説明しています。動画を見ずに、次の「PlayingとTo playの違い」へ読み進めても内容を理解できます。

PlayingとTo playにはどのような違いがあるか

Playing baseball is a lot of fun.のPlayingを不定詞にすると、次の文を作れます。

To play baseball is a lot of fun.

この例では、Playing baseballとTo play baseballはどちらも「野球をすること」を表し、文の主語として働きます。そのため、日本語訳には大きな違いがありません。

ただし、動名詞と不定詞がいつでも同じように置き換えられるわけではありません。後ろに動名詞だけを取る動詞や、不定詞だけを取る動詞もあります。ここでは、この例文ではどちらも主語になり、ほぼ同じ内容を表せると理解してください。

長い主語はItを使って後ろに置ける

英語では、主語が長くなる場合に、形式主語のItを文頭に置くことがあります。

It is a lot of fun to play baseball.

「野球をすることはとても楽しい」という意味で、to play baseballが内容上の主語です。中学校では、Itを使ったこの形も合わせて覚えておくとよいでしょう。

Being honestにBeingが必要な理由

Being honest means never telling lies.は、「正直であることは、決してうそをつかないことを意味する」という内容です。

文の動詞はmeansです。その前にあるBeing honest全体が主語になります。

  • being:beの動名詞
  • honest:beingの後ろで状態を説明する形容詞
  • Being honest:「正直であること」という名詞相当のまとまり

honestだけでは主語にできない

honestは「正直な」という形容詞です。形容詞だけをそのまま「正直であること」という意味の主語にはできません。

通常の文では、次のように使います。

You are honest.
あなたは正直です。

この「正直である」という状態全体を名詞相当のまとまりにするため、beを動名詞のbeingにして、Being honestと表します。

「areをbeingに変えれば名詞になる」と機械的に考えるよりも、be honestという内容を「正直であること」として文の主語にするためにbeingを使うと理解する方が正確です。

名詞と形容詞を区別する

英語では、名詞と形容詞を区別することが大切です。たとえば、realは「現実の」「本当の」という形容詞で、対応する名詞にはrealityがあります。

This is reality.
これが現実です。

同じように、honestは形容詞であるため、「正直であること」として主語にするときはBeing honestという形が必要です。

is+ingが進行形ではない場合

be動詞の後ろにing形があるからといって、すべて現在進行形になるわけではありません。次の文を見てください。

Caroline’s job is taking care of airplane passengers.

「キャロラインの仕事は、飛行機の乗客の世話をすることです」という意味です。

  • Caroline’s job:主語
  • is:動詞
  • taking care of airplane passengers:主語の内容を説明する補語

この文のtakingは、キャロラインや仕事が今まさに何かをしていることを表しているのではありません。仕事の内容が「乗客の世話をすること」であると説明しています。

つまり、次のような関係です。

Caroline’s job = taking care of airplane passengers

主語とbe動詞の後ろの内容が同じものを指しているため、taking care of …は進行形ではなく、補語として使われている動名詞のまとまりです。

進行形と補語になる動名詞の見分け方

確認点 現在進行形 補語になる動名詞
表す内容 主語が進行中の動作 主語の内容や正体
主語との関係 主語がその動作をしている 主語と後ろの内容が同じものを示す
例文 Caroline is taking care of passengers. Caroline’s job is taking care of passengers.
意味 キャロラインは乗客の世話をしている キャロラインの仕事は乗客の世話をすることだ

One of Fred’s jobsでisを使う理由

次の例文も、動名詞が補語になる文です。

One of Fred’s jobs is welcoming visitors to the factory.

「フレッドの仕事の一つは、工場への訪問者を迎えることです」という意味です。

  • One of Fred’s jobs:主語
  • is:動詞
  • welcoming visitors to the factory:補語

主語の中心はjobsではなくOne

One of Fred’s jobsには複数形のjobsがありますが、主語の中心となる語はOneです。

of Fred’s jobsは、「フレッドの複数の仕事のうち」という説明をOneに加えています。中心となるOneは単数なので、動詞にはareではなくisを使います。

主語を一語で答える問題でも、答えはjobsではなくOneです。

Book2 Lesson13 Scene1の確認ポイント

  • Playing baseballは「野球をすること」で、文の主語になる。
  • To play baseballも、この例では名詞の働きをして主語になる。
  • Playing baseball is …のPlayingは進行形ではない。
  • Being honestは「正直であること」で、honestだけでは主語になれない。
  • Caroline’s job is taking care of …のtakingは、主語の内容を説明する動名詞である。
  • One of Fred’s jobsの中心語はOneなので、動詞はisになる。

よくある質問

playingは「遊んでいる」という意味ではないのですか?

playingは文によって意味と働きが変わります。現在進行形の一部なら「遊んでいる」「演奏している」などを表し、動名詞なら「遊ぶこと」「演奏すること」などを表します。playingだけで決めず、文全体の主語と動詞を確認します。

isの後ろにingがあれば現在進行形ですか?

必ずしも現在進行形ではありません。主語がその動作を進行中なら現在進行形です。一方、主語の仕事・趣味・目的などの内容を説明している場合は、ing形のまとまりが補語になることがあります。

Playing baseballとTo play baseballは同じですか?

この記事の例文では、どちらも「野球をすること」という意味で主語になり、ほぼ同じ内容を表します。ただし、動名詞と不定詞をいつでも自由に置き換えられるわけではありません。

One of Fred’s jobsはjobsが複数形なのに、なぜisですか?

主語の中心がjobsではなくOneだからです。of Fred’s jobsはOneを説明する部分です。Oneは単数なので、動詞にはisを使います。

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文の構造を自分で判定できないときは

この記事の例文は理解できても、学校の教科書や問題集で主語・動詞・補語を見分けられない場合は、個別に確認した方がよいことがあります。英語教室「サポート」では、現在使っている学校教材に合わせて、どこで読み違えているかを1対1で確認します。

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Book2の前後の単元も確認する

動名詞・不定詞・進行形の違いは、単語の意味だけでなく、文の中でどの役割をしているかによって判断します。

Book2の他の単元と合わせて復習する場合は、Book2の単元一覧で前後の文法を確認することができます。PROGRESS全体の特徴や学習負担を先に把握したい場合は、プログレスインイングリッシュの難しさと学習の進め方も参考にしてください。

動画:PROGRESS IN ENGLISH 21 完全攻略

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