Withの用法【Book2 Lesson5 Scene1】
Book2 Lesson5シーン1″with”の用法について前置詞“with”の特別な使用法に焦点を当てて解説します。この前置詞は、英語学習者にとって少しややこしいことがありますが、今回はそのポイントを明確にします。
“with”とは?
前置詞“with”は、日本語の「一緒に」と訳されることがあります。例文を通じて、その具体的な意味と使い方を理解しましょう。
PROGRESSの1番の文を見てみましょう。
“Mary often plays tennis with her friend Sally.”
この文で、“with her friend Sally”はどのような役割を果たしているのでしょうか?
“with”の後ろに名詞が必要
前置詞は名詞の前に置かれるものであり、“with”も例外ではありません。したがって、“with”の後ろには名詞が必要です。このポイントをしっかり理解しましょう。
“with”と”together”の使い分け
英語で「一緒に」と表現したい場合、“with”と“together”のどちらを使うべきか迷うことがあります。名詞が後ろに続く場合には“with”、名詞が省略されている場合には“together”を選びましょう。
“with”の元々の意味
“with”の元々の意味は「相手」でした。喧嘩やデートなど、相手との関係性を表現する際に使われていました。例えば、“Joe quarreled with Tom”は「ジョーはトムと喧嘩した」という意味です。この文では、“with”が「相手」を表現しています。「何々と一緒に」という意味の「と一緒に」は、後から派生したものです。元々の「相手」という意味から、さらに相手と一緒に何かをする文脈へと広がりました。例えば、“Nancy will have a date with Paul”は「ナンシーはポールとデートする予定だ」となり、「with」が「と一緒に」の意味を表現しています。
“with”を正しく理解するためには、その文脈を注視し、「相手」としての意味を考えることが大切です。喧嘩やデートなど、相手との関係性を明確に表現するために使用される前置詞であることを覚えておきましょう。
最初に、「with」の元々の意味を考えてみましょう。1番の例文です。
“Mary often plays tennis with her friend Sally.”
訳すと、「メアリはよくお友達のサリーとテニスをします。」です。この時、メアリとサリーは同じテニスコートにいるはずです。この一緒にいることを「同伴」と言いますが、なぜ「同伴」という訳を採用するのか、その理由を明らかにします。元々の「with」の意味は「相手」であり、喧嘩やデートなどの文脈で使われていました。例えば、「Joe quarreled with Tom」は「ジョーはトムと喧嘩した」という意味です。この文で「with」は「相手」を表現しています。
“with”と「と一緒に」
次に、「with」と「と一緒に」の関係について考えてみましょう。3番の例文です。
“The boys with grandma are Kevin and me.”
この文はおそらく写真を見ている状況です。写真にはおばあさんと男の子が2人写っており、全部で3人が映っています。この文を訳す際、注意が必要です。英語苦手の人々は「The boys」という部分だけを見て、主語として解釈し、「その男の子は」と訳してしまう傾向があります。しかし、「The boys」だけを主語と考えるのは誤りです。英語の文では、主語の後に動詞が続くべきです。そして、この場合、「with」は前置詞であり、主語の後に形容詞が続く形です。この形容詞が「with grandma」であり、「おばあちゃんと一緒の男の子たち」という意味です。ですので、「The boys」とだけ見ずに、「with grandma」を一体として捉えましょう。また、前置詞と名詞が並んだ場合、名詞が前の名詞を修飾する形容詞の可能性が高いことを覚えておきましょう。名詞、前置詞、名詞の構造では、前の名詞を修飾する形容詞となることが多いのです。
次は前置詞”with”の皆さんがつまずく、ちょっと難しい文がPROGRESSではなんと中学2年生のBook2に出てきています、これ検定教科書なら高校生にならないと普通は習わないです。その”with“が出てきますので、それを解説したいと思います。
“with“の基本的な意味
PROGRESSの6番の文です。 “That man with the suit on is my uncle.” 訳す前にまず文法を考えます。 まず、”That man”が名詞です。 文の最初の名詞という事は主語と思っていい訳です。 でも、”That man”が主語で終わりなの?と考えます。 主語が終わったら次は動詞がくるはずです。 でも”That man”の次は”with“という前置詞です。 という事はどういう事でしたか? 名詞のあとに前置詞がきたら、ここから名詞に掛かる形容詞に始まるサインでした。 形容詞はどこまでなのかですが、そもそも主語というのは主語が終わったら次は動詞です。 じゃあこの文の動詞はどれか、動詞は”is”です。 という事は、主語を長く言うと、この”That”から”on”までです。 という事は、”That man”に掛かる形容詞は”with the suit on“というこの部分という事になります。
“with“の形容詞としての使い方
ここであれ?と思った人、そのあれ?と思う感覚は正しいです。 ここで前置詞の中で”with“だけは、という話が出てきます。 “with“だけはというのがどういう事か、そもそも前置詞とは何でしたか? 前置詞というのは、名詞の前に置く言葉でした。 名詞の前に置く言葉だから、順番を逆に言うと前置詞の後ろは必ず名詞でした。 “with“の後ろの名詞はどれですか? “the suit“です。 日本人はその”suits“と1着でも”suits“と複数形で言ってしまいますが、英語だと複数形だからおかしいんだと思って下さい。 “with the suit“が名詞です。 そうすると、その次の”on“という言葉が残っています。 実をいうと、前置詞の中で”with“だけは”with”のあとに名詞がきて更にもう一要素きます。
「with 名詞 ここをA、Bと置くと、”with“だけ「with A B」です。 Aは絶対に名詞ですが、もう一要素Bがきます。 このBが5種類あります。
“with“の5つのBの種類
A、Bで主語、述語の関係です。 「AがBだ」という関係なんです。 だから、「AがBな状態で」、「with A B」でAとBは主語、述語です。 「AがBな状態で」と訳します。 そしてAは絶対に名詞です。 Bですが、中学2年生の方たちにはちょっと難しいかも知れないです。 そのうちこういう事をやるんだと思ってくれていいです。 一つは現在分詞です。 「Ving」のうち形容詞か副詞の働きの方です。 動詞の”ing”形が名詞の働きをしたら動名詞、形容詞か副詞の働きをしたら現在分詞でした。 それから過去分詞、形容詞、副詞、前置詞句です。 この5種類のどれかです。 高校生とかで英語が苦手とやっている人はこれを必ず覚えて下さい。 このAとBが主語と述語の関係、「AがBだ」という関係になります。 例文を一つぐらい出しておきましょう。 例えば, “I can’t study with you.”、これなら簡単です。 「私はあなたとは勉強出来ません。」 これだと、あなたから、え?なんで?と言われそうですね。 ここで「with 名詞」のあとにこういう「Ving」とかをもってきていいんでした。 例えば “playing the guitar“です。 ”with”がきて、“with”だけは名詞がきてそのあとこの五つは高校生の方覚えて下さいね。 現在分詞、過去分詞、形容詞、副詞、前置詞どれかはまだ続いているかも知れない、「with 名詞」のあと「Ving」と続いていました。 “playing the guitar” で一塊です。 “you“と”playing the guitar“で主語、述語と思って下さい。 だから、「あなたがギターを弾いている」、「AがBな状態で」、「あなたがギターを弾いている状態で私は勉強出来ない。」 ギターの音がうるさいぞ、ギターを止めてくれと言いたい訳です。 分かりましたか? こんなふうに前置詞の中で前置詞、名詞とあとまだ続くというのは”with“のこの形だけです。 これに付帯状況の”with“という名前が付いています。 “withが”付帯が状況だとどうやって見破るんですか?と、先生は凄くよく聞かれます。 それを聞いてくる人は必ずで訳しながら見破るんだと思っています。 違います。 付帯状況の”with“だけ、全ての前置詞の中で付帯状況の”with“だけ”with“名詞のあとにもう一要素、現在分詞、過去分詞、形容詞、副詞、前置詞のどれかがあるんです。 だから、見た目で付帯状況の”with“かそうでない”with“かは判断出来るんです。 「with 名詞」で終わっていたら付帯状況じゃないです。 “with“名詞のあとにこの五つのどれかがあれば付帯状況です。 だから形で判断してから訳して下さい。 こんな特殊な事が起きるのは”with”だけです。 それもPROGRESSが事さら“with”だけシーン一つを丸々使って書いてある理由の一つです。
“with“の異なる用法
最後に何で付帯状況というかですが、”I can’t study“がメインの状況です。 例えば、コント番組とかで誰かが勉強している状況がテレビとか動画で映っているとします。 だけどその子は、あー、もう、と後ろを振り返りながら気が散って勉強出来ない。 なんなのかな?と言ったら段々画面がぐんと引いてきて、そしたらすぐ横でなんかのんきにギターを弾いているやつがいて、そいつが移った途端にははって笑い声がスピーカーから聞こえてくる訳です。 「私が勉強したい」 これがメインの状況、そして付属の状況が、横で「あなたってやつがギターを弾いている」という状況です。 付帯というのは日本語で普段使わないですよね? だから、それにまつわる状況、精々付属の状況と思っておけばいいです。 本当に昔の文法の名前を付ける人は普通にぱっと分かるネーミングをしちゃダメだというなんか変なあれがあったみたいです。 だから、何かの状況にまつわる周りの状況だと思っておけばいいです。 でも付帯状況の”with“どうかは見たら分かります。 じゃあPROGRESSの文に戻ります。 ここからあとは中学生の方も覚えて下さい。
“with“の文法と文脈における意味解析
“That man with” しつこいですが、「with 名詞」にもう一要素ある事があります。 “with the suit on“です。 これも高校生は分かって欲しいです。 中学生は今から言う事分からなくてもいいです。 この”on“は前置詞だと思わないで下さい。 なぜか、だって前置詞というのは名詞の前に置く言葉でした。 逆に言うと前置詞の後ろには名詞があるはずです。 “on“のあとに名詞がありません。