How+形容詞【Progress Book1 Lesson18-3】

では、「How + 形容詞」というテーマで、「How」が続いた疑問文について解説します。

「How old are you?」

まずは、「How」なんとかシリーズの中でも頻繁に使用される表現です。「あなたは何歳ですか?」と聞いています。ただし、英語の文をそのまま訳すと、日本語として不自然になることがあります。そのため、意訳を行う必要があります。ここで使用されている「old」は「古い」という意味ではなく、「年齢」という意味の名詞として扱われます。したがって、「あなたの年齢はいくつですか?」と訳します。

なお、赤ちゃんの年齢を尋ねる場合は「How old is he?」や「How old is the baby?」となります。この場合、「How old」は直訳すると「どれだけ年取っているのか」となりますが、実際には「生後何ヶ月ですか?」という意味で使用されます。また、「old」という単語は「古い」や「年寄り」という意味の形容詞として辞書に載っていますが、ここでは「年齢」という名詞として扱い、意訳する必要があります。

「How tall is Tom?」

次に、「How」形容詞で何か聞きたい時に使用される表現です。「トムの身長はいくらですか?」と聞いています。なお、アメリカでは個人をディスる発言として扱われる可能性があるため、「How short is Tom?」と言うとトムの悪口になってしまいますので注意が必要です。

“How deep is the river?” – 「その川は深さどれくらい?」

例えば、小学生や幼稚園児でも足首までしか浸からないような浅い川でも、質問の形式は“How deep”です。なお、”deep”の反対は“shallow”です。単語の覚えが難しいと感じる方には、反対の意味をセットで覚えることをおすすめします。
数値が大きい方の形容詞を使用
“high”の反対は“low”“tall”の反対は“short”です。例えば、年齢や身長、ビルの高さ、深さなどの数値を尋ねる場合、数値が大きくなる方の形容詞を使用する必要があります。英語では数値が大きい方がプラス、小さい方がマイナスとされるため、その考え方に合わせる必要があります。
数値が大きい方の形容詞を付ける
数値を伴う返答では、数値が大きい方の形容詞を付ける必要があります。例えば、年齢を尋ねられた場合は、“I’m 13 years old.”と答えます。また、身長について尋ねられた場合は、“5 feet 10 inches tall.”のように具体的な数字と形容詞を組み合わせて返答します。形容詞を忘れずに付けることが重要です。

長さの尋ね方 – “How long is the pool?”

「そのプールの長さはどれくらい?」と尋ねる場合は、「長さ」という意味で“How long”を使用します。幅を尋ねる場合は“How wide”を使用します。ただし、”wide”と”narrow”は「幅が広い」と「幅が狭い」という意味であり、面積を表すものではありません。
速さと遅さの尋ね方 – “How fast is your watch?”
「あなたの時計はどれくらい速いですか?」と尋ねる場合は“How fast”を使用します。同様に、遅さを尋ねる場合は“How slow”を使用します。これらの質問に対しては、具体的な数字と形容詞を組み合わせて返答します。例えば、“It’s about 2 minutes fast.”、「約2分進んでいます。」と答えます。
返答の際には形容詞を付け忘れないようにしましょう。数値が大きい方の形容詞を付けることを忘れずに、“It’s 25 meters long.”、「長さは25メートルです。」と答えます。

以上が、数値や長さ、速さと遅さに関する質問や返答方法についての解説でした。

 

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