英語を上達させるためには、単語・熟語・文法などの正確な知識が不可欠です。ところが、この中で文法が一番おざなりになっている人も多いと思われます。
文法をきちんと習得するには、まず動詞、名詞、形容詞、副詞といった品詞の区別を頭に入れる必要があります。そして次に、品詞の区別に基づいて文型をしっかり識別できるようにならねばなりません。この2点がすべての基礎といっても過言ではないでしょう。
これらが理解できていれば、たとえば動詞のing形には動名詞と現在分詞がありますが、その区別も決して難しいものではありません。主語などになって名詞の役割をしていれば動名詞、形容詞か副詞の働きをしていれば現在分詞と言います。後者のうち副詞の場合を分詞構文と呼ぶのが一般的です。動名詞と現在分詞に分けて呼ぶのには、主語のつけ方が異なるなどの理由があります。
たとえば、
「この家に住んでいる男は私のおじです。」
という文では、living in this house「この家に住んでいる」は前の名詞the man「男」を修飾しています。英語では、名詞を修飾する語句を形容詞と呼びます(日本語だと形容詞・形容動詞・連体詞の区別がありますが、英語にはないのでラクですね。)が、この、形容詞の働きをする場合のVing~は現在分詞と名づけられています。分詞構文=副詞と区別するため「現在分詞の形容詞的用法」と呼ぶ人もいます。
こういった文法用語が分からないために英語が苦手な人も多いと思います。ですが、その用語の定義をきちんと理解することで、学習は驚くほどスムーズに進んでいきます。当塾ではこのように、用語の定義をきちんと確認しながら授業を展開し、生徒さんが納得感を持てる解説をご提供いたします。
品詞と文型が乱れると、どこで点が落ちるか
原因:品詞の役割(名詞/形容詞/副詞)と文型(SV/SVC/SVO/SVOO/SVOC)が曖昧で、
どこを「主語」「動詞」「目的語」「補語」として読んでいるかが毎回ブレる
まずはこれだけ:品詞を判定する3ステップ
ステップ1 動詞を1つ見つける(文の骨格を把握)
※まずは is が「文の中心の動詞」になっていることを確認
ステップ2 名詞を「主語候補」として囲う
ステップ3 名詞を修飾している部分は「形容詞(句/節)」として扱う
文型を一瞬で見極めるチェック表
SVC:動詞のあとが「主語=?」の説明(be / become / look など)
SVO:動詞のあとに目的語(名詞)が来る
SVOO:目的語が2つ(give A B など)
SVOC:目的語+「目的語=?」の説明(call A B / make A C など)
よくある誤解を、例でつぶす
「ing=現在進行形」と決めつけてしまう
○ living は「男を説明」しているだけ(形容詞の役割)→ 現在分詞
「名詞の役割」を見ずに、動名詞/分詞を当てる
動名詞(名詞の役割):
Swimming is fun.(主語=名詞) / I like reading.(目的語=名詞)現在分詞(形容詞/副詞の役割):
The girl singing over there is my sister.(名詞を修飾=形容詞)
Walking to school, I met Ken.(文全体を修飾=副詞 → 分詞構文)
30秒チェック:自分で判定できるミニ練習(解答つき)
練習1 ing は動名詞か、現在分詞か
② The boy playing tennis is my brother.
③ Playing tennis, he forgot the time.
① 動名詞(enjoy の目的語=名詞)
② 現在分詞(boy を修飾=形容詞)
③ 分詞構文(文全体を修飾=副詞)
練習2 文型を判定する(SV/SVC/SVO)
② She likes music.
③ She runs fast.
① SVC(happy は主語の説明=補語)
② SVO(music は目的語)
③ SV(目的語なし/fast は副詞)
FAQ(指導方針ページでよく聞かれること)
Q. 用語を覚えるのが苦手です。意味がある?
暗記ではなく、「役割のラベル」として使います。たとえば「補語」を知っていると、SVC/SVOC の判定が速くなり、訳のズレも減ります。
Q. 品詞と文型、どちらからやるべき?
動詞→文型→品詞の順が一番の近道です。動詞が決まると、目的語の有無や補語の位置が把握され、品詞の判断が安定します。
Q. 参考書を読んでも腹落ちしません
多くの場合、説明の途中に出てくる用語(目的語・補語・修飾など)が未整理です。まず用語の定義を揃え、同じ言葉を同じ意味で使える状態にします。

品詞・文型から基礎を固め直したい方へ
用語の定義→判定の流れ→練習で「分かる」を「できる」へ。
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