”near” ”far from” 【Progress Book1 Lesson11-3】

――今回は、Book1 Lesson11シーン3”near” ”far from”
凄く単純そうな単元ですが、宜しくお願いします♪

まず1番上の文を見て下さい。
Maybe our bat is behind these boxes.
”Maybe”は多分という意味です。
ちなみに、今ちょっと言っておきますが、そのうち”May”という助動詞が出てきますが、
”May”の意味は50%と覚えておいて下さい。
すでに習ったという人、”May”の意味を習ったのは一通りですか?二通りですか?
一通りの人は恐らく「何々してもいい」を習っていると思います。
二通りの人は、「何々してもいい」と「何々かも知れない」の二通りだと思います。
たまに、「かも知れない」だけが出てくるという人がいます。
そういう人はテストで皆が間違う所合ってるのに皆が合う所を間違っているという、そういう傾向があるようです。
そういう人は差がつきそうな所だけサーって勉強して肝心の土台の所をやっていないという可能性が高いのでちょっと気を付けて下さい。
そういう事は置いといて、”May”です。
一つは「何々してもいい」、許可ですけども、
してもいいししなくてもいい、どっちでもいい五分五分で50%です。
もう一つ、「何々かも知れない」
かも知れないしそうでないかも知れない、どっちか分からない五分五分、半々なので50%です。
”Must”が100%で”Can not”が0%です。
是非覚えておいて下さい。
ちょっと今から言う事俺も確信度五分五分なんだけどさ、50%の確信度だけどって最初に”Maybe”を言っておいて”our”、「私たちのバットはこれらの箱の後ろにあります。」と言っている訳です。
この”Maybe”を50%と習わずに「多分」とか「恐らく」と習っちゃう人が多いです。
「多分」とか「恐らく」は50%ですか?
もっと高いですよね?
だから、”Maybe”を「多分」とか「恐らく」と訳すのは私はあんまりお勧めしません。
学校の定期テストは学校の先生が「多分」とか「恐らく」とおっしゃったらそのまま書いておいた方が逆にいいでしょう。
だけど、大学入試とかでは”Maybe”を最初訳そうとせずに
「私たちのバットはこれらの箱の後ろにあるかも知れない。」
気持ち的には、かも知れないしそうでないかも知れない五分五分と思ってかも知れないまで書いておくのがいいと思います。
そして、文ですが「私たちのバットは」、”our bat”が主語です。
この”is”は「ある」という意味の動詞です。
be動詞が「ある」とか「いる」という意味だというのを知らない方も時々いらっしゃいます。
どこにあるの?
”behind these boxes”、「これらの箱の後ろにあるよ」です。
この”behind”、今回これがポイントです。
”these boxes”で「これらの箱」という名詞です。
日本語では”these boxes”、「これらの箱」の「後ろに」ともちろん後ろに付けますが、
英語では「何々の後ろに」という意味の単語”behind”は前に付ける訳です。
こういう名詞の前に置く言葉をなんて言いましたか?
名詞の前に置く、前置詞ですね。
前置詞プラス名詞で塊です。
前置詞”behind these boxes”で「これらの箱の後ろ」という塊です。
前置詞をちゃんと覚えていますか?
ここではまず前置詞が三つきます。
”behind these boxes”、”behind”は「何々の後ろ」です。
”with us”は「私たちと一緒に」、「誰々と一緒に」です。
それから”for”、”What do you want for lunch?”、「昼食に何が欲しいですか?」
日本語だと「何が食べたいですか?」の方が普通ですね。
「昼食に」の「に」あたる「for」です。
これは前置詞です。
これらの前置詞をあと二つ覚えましょうという事です。
一つ目がこの”near”です。
”near”は「何々の近く」という意味です。
例えば最初の文、”They found the thieves”「彼ら」、さっきの”The police”を”They”と受けていると思います。
「彼ら」、「警察の人たちはその泥棒たちを見つけた」、どこで見つけたか、
”near Kobe Station”「神戸駅の近くで見つけた」です。
そして”Kobe is near Osaka.”「神戸は大阪に近い。」です。
Kobe is not near Tokyo.
神戸は東京に近くない。
と言っている訳です。
Is Kobe far from Tokyo?
東京から遠いの?ですが、”far from”、こっちは”far from”で一つの前置詞です。
「何々から遠い」と覚えて下さい。
これも”near”と”far from”の意味を覚えろよ、だけだとあっという間にあっさり終わるんです。
でもちょっとそれを独立したシーンとして丸々こんなふうにやるのはちょっと変な気がしませんか?
これは恐らくですが、聞いた訳ではないですが、恐らくこのテキストを作った人は、私がこれからいう事を学んで欲しいんじゃないかなと思います。
「近く」は”near”だけでいい、”far from”は二単語になります。
ところが単語集とかを見ると、”near”の反対は”far”となっているんです。
じゃあこの”from”は何なの?となる訳です。
これがまた日本語訳しか考えない人が逆に、「から遠い」「何々から」は”from”だ、とこんなふうに覚える人がいます。
そういう人に限って”near”がテストできた時に「何々から近い」だから”near from”だとなります。
「から」が付いたら”from”と付くと覚えたといって”near from”としてしまう訳です。
だから、日本語でやったらダメです。
じゃあ”near”と”far”は逆、でも「何々から遠い」は”far from”となるのはどういう事かですが、
実は”near”というのは前置詞とは限りません。
”near”だけで近いという意味にもなるんです。
あるいは、「近く」という意味にもなります。
品詞がまだ分からないという人はね名前だけ聞いてくれたらいいです。
”near”が「近い」という意味の時はこれは形容詞と言います。
そして高校生ぐらいになって聞きたいと思って聞いている方は、
これが形容詞という事は、補語になるか名詞を修飾するかです。
その辺が分からないという人は私の形容詞と副詞の違いという動画を長いですけど、是非見て欲しいと思います。
「近く」というのは副詞です。
実は”near”と言うと、形容詞、副詞、前置詞の三通りがあるんだ、と覚えて欲しいです。
一方”far”、”from”を付けない”far”は形容詞と副詞だけです。
形容詞は「遠い」で副詞は「遠く」です。
「何々から遠い」とか「遠く」は”far from”です。
前置詞の時は”far from”と二語にします。
だからこういうのをちゃんと品詞を区別して頭入れていくべきです。
Lookの横のチェックの所に割とこういう品詞はちゃんと書いてあるんですが、実際に
PROGRESSをお使いになっている学校の生徒さん、色んな学校の生徒さんを私も教えていますが、
そこの品詞の所は飛ばしちゃうとか、形容詞とかは言われるけど形容詞と副詞で何が違うという説明を受けた事がないとかそういう方が結構多いです。
やっぱりそこをちゃんとやっていかないと本当の英語は出来ないです。
したがって、英語というのは品詞と文形、もうこれが一番の基本です。
今日覚えて欲しいのは、”near”と”far”、名詞は”far from”です。
何で”far”だったり”far from”だったりするのか、”near”は形容詞、副詞、前置詞の三通り
”far”形容詞か副詞、”far from”は前置詞です。
ちなみに、形容詞と副詞の違いは置いといて、前置詞かどうかってはどうやって分かるんですか?
前置詞ってなんでしょう?
名詞の前に置く言葉です。
逆に言うと、前置詞の後ろは名詞です。
だから後ろに名詞があったら前置詞だなと、こう思えばいい訳です。
後ろに名詞があってくっついた”near Osaka”で「大阪の近く」とかくっついたらそれは前置詞だと思えばいい訳です。
”near”と”far from”を丸暗記するだけじゃなく、こういう品詞も考えていくんだという発想を頭に入れて欲しいと思います。
それではこのレッスンを終わります。

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