there+be動詞【Progress Book1 Lesson17-1】

Book1 Lesson17シーン1、「There+be動詞」という事で、いわゆる”There is”が始まるという事になります。

ではこちらを見て下さい。

今回は上二つを無視していきなり1番からいきましょう。

There is a big computer in my father’s office.

この 「There be動詞」 ときて、これで 「何々がある」「どこどこに」となります。
これに関してなんですが、今からここの隙間に英文を三つほど書きます。
最初は “The book is on the desk.” 「その本なら机の上にあるよ。」です。
2番目 “Your book is on the desk.” 「あなたの本なら机の上にあるよ。」です。
“A book is on the desk.” 「1冊の本が机の上にあるよ。」
どれもすぐ日本語に訳せちゃいますが、一つだけちょっと英語としてあんまりよろしくない、ネイティブによっては不自然だ、ダメだという人もいるような文が一つあります。
どれかわかりますか?
最近はこれの正解を言うような中学生、高校生も多いですが、この “A book is on the desk.” です。
ペケだっていうネイティブもいますが、一応△にしておきます。
ペケに近い△です。
この上の二つの文を比べると、主語が “The book” “A book” です。
“The book” “A book” はどう違うかですが、これは前に話したと思いますが頭に入っていますか?
私がそれを話した時の動画を見てないという方もいらっしゃると思います。
日本は特定されている本とされていない本とかそういう習い方をします。
それがしっくりきている生徒さんもいますが、その特定不特定とはどういう事なの?というのが色んな解釈出来ちゃいます。
だから特定不特定という言い方だから分からなくなっているという人もいます。
じゃあ誰でも分かる言い方をするとどういう事か。
“The book is on the desk.” と言った場合、「The book」がどの本なのか、本は世界で何億冊あるんでしょう、何兆冊以上かも知れません。
その内「book」が単数なので、何億冊、何兆冊ある本のうちどれか1冊なんです。
“book” が単数形だからです。
じゃあどの1冊なのか、「The book」の場合は、会話している話し手と聞き手の両方が分かるという事です。
話し手と聞き手、あるいは会話の当事者皆がどの本の事が共通認識出来る、これが 「The」 の意味です。
共通認識と覚えてもいいし、話し手だけでなく聞き手にも分かる。
聞き手にも分かると覚えてもいいです。
それが 「The book」 なんです。
聞き手がどの本か分かるという事は、おそらくこの本についてはすでに話題にのぼったはずです。
すでに話題にのぼったという事で、これを旧情報という言い方をするんでしたね。
旧情報です。
一方 “A book” の場合は「ある本」とも訳しますが、「ある本」と言われると、聞き手はどんな本だろう?となります。
つまりどの本の事か聞き手は分からない、聞き手にとっては新しく出てきた本です。
新しく話題に出てきた本です。したがって、こっちは新情報です。
旧情報は通常前に持ってきて、新情報は後ろに持ってくるというのは、
英語も日本語も同じです。以下の文を見てみましょう。
「あなたの本」(Your book)です。これは、どの本のことか、聞き手が分かるでしょうか?なぜなら、聞き手の方の本だからです。急情報は前に配置し、新情報は後ろに配置するのです。ですから、「a book」は新情報なので、前に持ってきたくありません。しかし、おそらく「机の上」という情報も新しいでしょう。「The book」なので、どの机かは旧情報ですが、「机の上にある」という情報は新しいです。したがって、「on the desk」も新情報なので、新情報のさらに後ろに持っていくことは避けます。そのため、「a book」を「on the desk」の前に移動させます。

しかし、このように書くと、「is a book on the desk」という疑問文に似てしまい、誤解される可能性があるため、ここに一語追加して、「is」の前に語を置いて、疑問文でないことを明確にします。どのような言葉を使えばいいのかというと、たとえば「on the desk」は「そこに」という場所を表しますが、代表的な言葉としてThereがあります。このThereを使用して、疑問文でないことを示します。There isを使います。Thereは日本では「何々がある」という場合にThereで始めても問題ありませんが、この文脈では次のように覚えてください。新情報の主語の場合に使用します。Thereの後にはbe動詞が続き、次に新情報の主語が来ます。最後に、「どこに」という場所を表す副詞が続きます。場所の副詞は多くないので、括弧で囲んでおきます。ただし、次の形式を覚えてください。There be動詞 新情報の主語 場所の副詞です。主語ではなく、新情報の主語で覚えてください。こうすることで、なぜこのような文を使うのか、理由が明確になります。新情報の主語とbe動詞は主語に合わせるため、形式が変化します。

1から4までの場合は、新情報の主語になるものが現在存在する場合、「There is」を使用します。

ここまで1番から4番までは、「There is」の肯定文です。
次は否定文や疑問文かな?と思われますが、今回は次のページも肯定文が続きます。以下をご覧ください。

1から4番までは今と同じ文です。少し空けて5番、6番、7番です。

数えられる名詞と数えられない名詞

「There be動詞」までは同じです。次は新情報の主語ですが、1番と2番は「a」で数えられる名詞の単数形です。3番と4番には「some」が付いていますが、数えられない名詞の単数形です。例えば、「a cake」と「some cake」がありますが、「cake」は1個や2個と数えられます。しかし、この場合の「cake」は数えることはできません。つまり、同じ名詞でも数えられる名詞と数えられない名詞の両方に使える場合があります。この点には注意してください。

複数形の主語

それよりも重要なのは5番です。「There」の後に新情報の主語として「many French books」が来ています。この場合、複数形の「s」が付いています。実は、「many」の後には絶対に複数形を使うと覚えてください。「many」の後には数えられる名詞ではなく、数えられる名詞の複数形を使うことが重要です。例えば、「There were some apples」「There are twelve months」なども同様です。これらは新情報の主語の部分です。主語が複数形なら、be動詞も複数形の「are」や「were」を使ってください。つまり、「there」と言った瞬間に「is」や「was」だけを書くというのは誤りです。「There be動詞 新情報の主語 場所の副詞」が正しい形式です。新情報の主語の形に合わせてbe動詞の形も変えるようにしてください。

以上が17-1の内容です。

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