副詞節とは?理由と時の表し方を英語で解説【Book2 Lesson2 Scene2 】
副詞節とは、主語と動詞を含み、文の中で「なぜ」「いつ」などの情報を加える部分です。
たとえば、because it began to rain には、主語 it と動詞 began があります。この部分は「雨が降り始めたので」という理由を表し、文の中で副詞のように働いています。
副詞節かどうかを見分けるときは、主語と動詞を含むまとまりか、さらに主節に理由や時などの情報を加えているかを確認しましょう。
最初に押さえたい3つのポイント
- 主語と動詞を含むまとまりを節という
- 理由や時を表し、副詞のように働く節が副詞節
- 時を表す副詞節では、未来の内容でも現在形を使う
このページでは、Progress Book2 Lesson2 Scene2で扱う範囲に合わせて、because、before、afterを使った理由と時の副詞節を中心に確認します。
副詞節とは何か
副詞節とは、文の中で副詞のように働く節です。主節に対して、「いつ」「なぜ」「どのような場合に」といった情報を加えます。
副詞節を理解するうえで大切なのは、節には主語と動詞が含まれるという点です。ただし、主語と動詞を含む節が、すべて副詞節になるわけではありません。文の中で理由や時などを表し、副詞のように働いているかも確認します。
副詞句と副詞節の違い
They stopped the game at six.
彼らは6時に試合を中断しました。
この文の at six は、「6時に」という時を表しています。ただし、主語と動詞は含まれていません。そのため、副詞節ではなく副詞句です。
They stopped the game because it began to rain.
雨が降り始めたので、彼らは試合を中断しました。
because it began to rain には、主語 it と動詞 began があります。また、主節に「なぜ試合を中断したのか」という理由を加えています。そのため、この部分は副詞節です。
副詞句と副詞節の見分け方
- at six:主語と動詞がないので副詞句
- because it began to rain:主語と動詞があり、理由を表すので副詞節
- before ten o’clock:後ろが名詞なので副詞句
- before the bell rings:主語と動詞があり、時を表すので副詞節
| 表現 | 見分けるポイント |
|---|---|
| at six | 主語と動詞がないため、副詞句 |
| because it began to rain | 主語と動詞があり、理由を表すため、副詞節 |
| after you finish your vegetables | 主語と動詞があり、時を表すため、副詞節 |
| before the bell rings | 主語と動詞があり、時を表すため、副詞節 |
動画では、副詞句と副詞節の違いを例文とともに確認できます。
主節と従属節の関係
副詞節を含む文では、文の中心となる部分と、その内容を補足する部分を分けて考えます。
- 主節:文の中心となる部分
- 従属節:主節に理由・時・条件などの情報を加える部分
They stopped the game because it began to rain.
| 文の部分 | 役割 | 意味 |
|---|---|---|
| They stopped the game | 主節 | 彼らは試合を中断した |
| because it began to rain | 従属節・副詞節 | 雨が降り始めたので |
because it began to rain だけでは、「雨が降り始めたので」と理由だけが示され、「その結果、何が起きたのか」が分かりません。主節と合わせて読むことで、文全体の意味が完成します。
長文を読むときは、because、before、afterなどを見つけたら、その後ろの節が主節にどのような情報を加えているかを確認しましょう。
becauseが理由を表す副詞節を作る
because は、「〜なので」「〜だから」という理由を表す従属接続詞です。becauseの後ろには、主語と動詞を含む節が続きます。
They stopped the game because it began to rain.
雨が降り始めたので、彼らは試合を中断しました。
この文で主に伝えたい内容は、They stopped the game です。because it began to rain が、「なぜ試合を中断したのか」という理由を加えています。
and soとbecauseの違い
and so と because は、どちらも原因と結果に関係する表現ですが、文の組み立て方が異なります。
It began to rain, and so they stopped the game.
雨が降り始めました。それで彼らは試合を中断しました。
They stopped the game because it began to rain.
雨が降り始めたので、彼らは試合を中断しました。
- and so:原因を表す文と結果を表す文をつなぐ
- because:主節に理由を表す副詞節を加える
動画では、and soとbecauseを使った文の違いを確認できます。
主語と動詞の見分け方や、主節と従属節の区切り方から確認したい方は、『基礎力徹底講座』で英文法の基本から学べます。
beforeとafterが時を表す副詞節を作る
before と after は、出来事が起こる時を表す従属接続詞として使われます。
afterは「〜したあとで」を表す
We’ll have dessert after you finish your vegetables.
あなたが野菜を食べ終えたあとで、私たちはデザートを食べます。
この文では、We’ll have dessert が主節、after you finish your vegetables が時を表す副詞節です。
- 主語:you
- 動詞:finish
- 副詞節の意味:あなたが野菜を食べ終えたあとで
動画では、afterが作る副詞節と文の組み立て方を確認できます。
beforeは「〜する前に」を表す
before の後ろに主語と動詞が続く場合、beforeは従属接続詞として働き、副詞節を作ります。
Don’t begin the exam before the bell rings.
この文は、「ベルが鳴る前に試験を始めてはいけません」という意味です。
before the bell rings は、主節に「いつ試験を始めてはいけないのか」という情報を加える副詞節です。
動画では、beforeの後ろに主語と動詞が続く形を確認できます。
beforeが前置詞になる場合
before は、従属接続詞としてだけでなく、前置詞としても使われます。後ろに来るものを確認すると、働きを見分けやすくなります。
| 表現 | beforeの働き | 後ろに来るもの | 意味 |
|---|---|---|---|
| before the bell rings | 従属接続詞 | 主語+動詞 | ベルが鳴る前に |
| before ten o’clock | 前置詞 | 名詞 | 10時より前に |
Don’t begin the exam before the bell rings.
ベルが鳴る前に試験を始めてはいけません。
Don’t begin the exam before ten o’clock.
10時より前に試験を始めてはいけません。
どちらも「〜の前に」という意味ですが、後ろに主語と動詞があるか、名詞が続くかによってbeforeの働きが変わります。
時を表す副詞節では未来の内容でも現在形を使う
beforeやafterが作る時を表す副詞節では、これから起こることを表す場合でも、現在形を使います。
We’ll have dessert after you finish your vegetables.
野菜を食べ終えるのはこれからのことですが、副詞節では you will finish ではなく、you finish とします。
Don’t begin the exam before the bell rings.
ベルが鳴るのはこれからのことですが、will ring ではなく、現在形の rings を使います。
未来の内容でも現在形にする例
- after you finish your vegetables
- before the bell rings
- before I go to bed
時を表す副詞節の中では未来の内容でも現在形を使う、という形で覚えておきましょう。
副詞節を文の前に置く場合
副詞節は、主節の後ろだけでなく、文の前に置くこともできます。
I must do my homework before I go to bed.
私は寝る前に宿題をしなければなりません。
before I go to bed は、主節 I must do my homework に対して、「いつ宿題をするのか」という情報を加えています。
Before I go to bed, I must do my homework.
寝る前に、私は宿題をしなければなりません。
副詞節を文の前に置く場合は、副詞節の後ろにコンマを置くことが多くなります。文の中心となる内容は同じですが、時の情報を先に示す形になります。
動画では、before I go to bedを使った語順を確認できます。
説明を読めば分かるものの、問題になると主節と副詞節を区切れない方は、『ブレイクスルーゼミ』で英文法のつまずきを確認できます。
because・before・afterのまとめ
副詞節では、接続詞の意味だけでなく、後ろに主語と動詞があるか、主節にどのような情報を加えているかを確認することが大切です。
| 接続詞 | 意味 | 副詞節の例 | 加える情報 |
|---|---|---|---|
| because | 〜なので | because it began to rain | 理由 |
| after | 〜したあとで | after you finish your vegetables | 時 |
| before | 〜する前に | before the bell rings | 時 |
- at six は主語と動詞を含まないため、副詞句
- because it began to rain は理由を表す副詞節
- because は理由を表す副詞節を作る
- before / after は時を表す副詞節を作る
- 時を表す副詞節では、未来の内容でも現在形を使う
- before the bell rings のbeforeは従属接続詞
- before ten o’clock のbeforeは前置詞
よくある質問
主語と動詞があれば、必ず副詞節になりますか。
主語と動詞を含むまとまりは節ですが、すべてが副詞節になるわけではありません。主節に理由や時などの情報を加え、文の中で副詞のように働くものが副詞節です。
副詞節だけで文を作れますか。
because it began to rainのような従属節だけでは、通常は文全体の意味が完成しません。「雨が降り始めたので、どうしたのか」を示す主節が必要です。
副詞節を文の前に移動しても意味は変わりませんか。
基本的な意味は変わりません。副詞節を文頭に置くと、その時や理由を先に示す形になります。文頭に置いた副詞節の後ろには、コンマを置くことが多くなります。
beforeが接続詞か前置詞かは、どう見分けますか。
後ろに主語と動詞が続く場合は従属接続詞、名詞が続く場合は前置詞です。before the bell ringsとbefore ten o’clockを比べると分かりやすくなります。
条件を表すifも副詞節を作りますか。
ifも条件を表す副詞節を作ります。ただし、このページではProgress Book2 Lesson2 Scene2の学習範囲に合わせて、because、before、afterを使った理由と時の副詞節を中心に扱っています。
確認問題
Q1. at sixは副詞節ですか。
副詞節ではありません。主語と動詞がないため、副詞句です。
Q2. because it began to rainは何を表しますか。
理由を表します。「雨が降り始めたので」という意味です。
Q3. We’ll have dessert after you finish your vegetables.の副詞節はどこですか。
after you finish your vegetablesです。「あなたが野菜を食べ終えたあとで」という時を表します。
Q4. before the bell ringsのbeforeは何として使われていますか。
従属接続詞です。後ろにthe bell ringsという主語と動詞を含む節が続いています。
Q5. 時を表す副詞節では、未来の内容でもどの形を使いますか。
現在形を使います。例:before the bell rings、after you finish
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