受動態の書き換えと助動詞・by【Book2 Lesson9 Scene1】
can be seen・by・be known toを先に確認する
Book2 Lesson9 Scene1では、受動態の基本に加えて、can be seen のように助動詞を使う形、by を付ける場合・省く場合、be known to のようにby以外の前置詞を使う表現を確認します。
先に結論:
助動詞がある受動態は、助動詞+be+過去分詞です。
can seen ではなく can be seen とします。
※「三単現のs」を探している場合は内容が異なります。ここでは受け身(受動態)を扱います。

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助動詞がある受動態は「助動詞+be+過去分詞」
まず、タイトルにも関係する 助動詞+be+過去分詞 の形から確認します。助動詞がある文を受動態にするときは、助動詞の後ろに be+過去分詞 を置きます。
We can see the stars at night.
私たちは夜に星を見ることができます。
この文では、主語の We が「見る側」で、the stars が「見られる側」です。can see は「主語が〜を見ることができる」という意味になり、seeの後ろには目的語の the stars が来ています。
受動態では、この目的語だった the stars を主語にします。
The stars can be seen at night.
夜には星が見えます。
can see では主語が「見る側」ですが、can be seen では主語が「見られる側」になります。つまり、能動態で目的語だった the stars が、受動態では主語になっています。
また、助動詞 can の後ろには動詞の原形が必要です。そのため、受動態では can seen ではなく、can be seen になります。
| 助動詞 | 受動態の形 | 例文 |
|---|---|---|
| can | can be 過去分詞 | The stars can be seen at night. |
| should | should be 過去分詞 | The car should be washed. |
| must | must be 過去分詞 | This work must be done today. |
| have to | have to be 過去分詞 | The room has to be cleaned. |
受動態の基本|目的語を主語にする
助動詞がある受動態も、基本は普通の受動態と同じです。受動態は、単に「〜される」と訳す文ではなく、能動態の目的語を主語にした文です。

They clean the windows every afternoon.
彼らは毎日午後にその窓を掃除します。
この文では、They が主語、clean が動詞、the windows が目的語です。受動態では、目的語だった the windows を主語にします。
The windows are cleaned every afternoon.
その窓は毎日午後に掃除されます。
動詞は are cleaned となり、be動詞+過去分詞の形になります。
| 文 | 主語 | 動詞 | 目的語・補足 |
|---|---|---|---|
| They clean the windows. | They | clean | the windows |
| The windows are cleaned. | The windows | are cleaned | 目的語だった語が主語になる |
受動態を「〜される」だけで覚えない
受動態は、日本語では「〜される」と訳されることが多くあります。ただし、日本語訳だけで判断するのではなく、英語の文として何が主語になっているかを見ることが大切です。
The car is washed every Saturday.
その車は毎週土曜日に洗われます。
この文では The car が主語で、is washed が受動態です。日本語訳だけではなく、be動詞+過去分詞の形を確認しましょう。
受動態にできる動詞とできない動詞
受動態は、基本的には目的語を取る動詞で作ります。目的語がない文では、受動態の主語にする語がありません。
| 文 | 目的語 | 受動態 |
|---|---|---|
| They clean the windows. | the windows | The windows are cleaned. |
| We can see the stars. | the stars | The stars can be seen. |
| He sleeps. | なし | 通常の受動態にはしにくい |
The baby was named Emily. の書き換え
受動態では、目的語を主語にしても、目的語の後ろにあった語がそのまま残る場合があります。
They named the baby Emily.
彼らはその赤ちゃんをエミリーと名付けました。
この文では、the baby が目的語です。受動態では the baby を主語にします。
The baby was named Emily.
その赤ちゃんはエミリーと名付けられました。
named は過去形と同じ形ですが、この文では was named で受動態です。be動詞+過去分詞のまとまりで見ます。
byを付ける場合・省く場合
受動態では、動作をした人を by で表すことがあります。ただし、受動態だからといって必ずbyを付けるわけではありません。
This picture was taken by my grandfather.
この写真は私の祖父によって撮られました。
この文では、誰が写真を撮ったのかが大切なので、by my grandfather を付けています。一方、動作をした人が分からない場合、言う必要がない場合、文の中心ではない場合には、by以下が省かれることがあります。
| 形 | 例文 | 考え方 |
|---|---|---|
| byあり | This picture was taken by my grandfather. | 誰がしたかを言う必要がある |
| byなし | The windows are cleaned every afternoon. | 誰がしたかより、窓が掃除されることが中心 |
たとえば、能動態の My grandfather took this picture. では、this picture が目的語です。これを主語にすると、This picture was taken by my grandfather. となります。受動態では、byを必ず付けると覚えるのではなく、動作をした人の情報が必要かどうかを見ます。
受動態の時制|変わるのはbe動詞部分
受動態では、過去分詞はそのままにして、be動詞の部分を時制に合わせて変えます。
| 時制・形 | 受動態の形 | 例文 |
|---|---|---|
| 現在形 | am / is / are+過去分詞 | The car is washed every Saturday. |
| 過去形 | was / were+過去分詞 | The car was washed yesterday. |
| 現在進行形 | am / is / are being+過去分詞 | The car is being washed now. |
| 過去進行形 | was / were being+過去分詞 | The car was being washed then. |
| 現在完了 | have / has been+過去分詞 | The car has been washed this week. |
どの形でも過去分詞 washed は変わりません。is / was / is being / was being / has been の部分を見ると、受動態の時制や形を判断できます。
たとえば、現在完了の受動態は have / has been+過去分詞 です。
The car has already been washed this week.
その車は今週すでに洗われています。
この文では、has been washed が現在完了の受動態です。already は「すでに」、this week は「今週」を表しています。
be known to everyone|byではなくtoを使う表現
受動態では by がよく出てきますが、すべての表現でbyを使うわけではありません。
New York is known to everyone.
ニューヨークは誰にでも知られています。
be known to 人 は、「人に知られている」という意味で使われます。ここでは by everyone ではなく、to everyone を使います。
| 表現 | 意味 | 前置詞 |
|---|---|---|
| was taken by my grandfather | 私の祖父によって撮られた | by |
| is known to everyone | 誰にでも知られている | to |
よくある誤り
受動態では、語順や前置詞を少し間違えやすいため、特に注意したい形を確認します。
can seen と書いてしまう
× The stars can seen at night.
○ The stars can be seen at night.
助動詞の後ろは動詞の原形なので、受動態では be+過去分詞 を続けます。
byを必ず付けると思ってしまう
byは必須ではありません。誰がしたかを伝える必要がない場合は省かれることがあります。
The windows are cleaned every afternoon.
be known by everyone と考えてしまう
be known to 人 では、byではなく to を使います。
○ New York is known to everyone.
確認問題
ここまで確認した内容を使って、受動態を作れるか確認しましょう。主語になる語と動詞の形に注意します。
次の文を受動態にしましょう。
- They clean the windows every afternoon.
- We can see the stars at night.
- They named the baby Emily.
- My grandfather took this picture.
解答を確認する
- The windows are cleaned every afternoon.
- The stars can be seen at night.
- The baby was named Emily.
- This picture was taken by my grandfather.
基礎に戻って確認したい場合:
受動態にする前に、主語・動詞・目的語の区別があいまいな場合は、前の単元に戻って確認すると理解しやすくなります。
- be動詞と一般動詞の違い
- do / does / did の使い分け
- 疑問文や否定文で使う動詞の形
よくある質問
受動態は必ず「〜される」と訳しますか?
「〜される」と訳すことが多いですが、日本語として不自然になる場合もあります。訳だけでなく、be動詞+過去分詞の形を確認しましょう。
助動詞がある受動態はどう作りますか?
助動詞+be+過去分詞で作ります。たとえば、can be seen、should be washed、must be done です。
byは必ず付けますか?
必ず付けるわけではありません。動作をした人を伝える必要がある場合にbyを付けます。
can seen はなぜだめですか?
canの後ろには動詞の原形が必要です。受動態では be seen とするため、can be seen になります。
be known to は受動態ですか?
はい。known は過去分詞で、is known は受動態の形です。人に知られているという場合は be known to 人 とします。
Book2 Lesson9 Scene1のまとめ
- 受動態の基本形は be動詞+過去分詞。
- 助動詞がある場合は 助動詞+be+過去分詞。
- can see では主語が見る側、can be seen では主語が見られる側になる。
- 受動態では、能動態の目的語が主語になる。
- byは、動作をした人を伝える必要がある場合に使う。
- be known to のように、by以外の前置詞を使う表現もある。
- 受動態の時制は、過去分詞ではなく、その前のbe動詞部分を見て判断する。
受動態では、まず「何が主語になっているか」を確認し、そのうえで be+過去分詞 の形、助動詞、時制、byの有無を見ていくと整理しやすくなります。
講座を確認する場合の目安
- 主語・動詞・目的語の見分けから不安な場合:基礎力徹底講座
- 助動詞、受動態、時制の組み合わせで間違えやすい場合:ブレイクスルーゼミ
- 受動態や完了形を長文・入試形式の問題でも確認したい場合:過去問演習講座
受動態・助動詞・時制が混ざると、自力ではどこで間違えているか分かりにくいことがあります。英語教室「サポート」では、Progress Book2の受動態・完了形・長文読解を、学校進度に合わせて確認できます。
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