動名詞構文【Book2 Lesson14 Scene1】

結論からいうと、beforeの後ろには「主語+動詞(SV)」「名詞」「~ing」のいずれも続きます。違いは、beforeが接続詞として使われているか、前置詞として使われているかです。

  • before he returns:接続詞+主語+動詞
  • before class:前置詞+名詞
  • before returning:前置詞+動名詞

日本語ではいずれも「~の前に」と訳せるため、訳だけでは見分けにくいところです。

このページでは、beforeの後ろにreturnとreturningのどちらを置くのか、before SVをbefore ~ingに書き換えられるのはどのような場合かを、例文とともに確認します。

後半では、PROGRESS Book2 Lesson14 Scene1の復習として、if / without / forを使った動名詞の表現も解説します。

beforeの後ろはSV・名詞・~ing|接続詞と前置詞の違い

beforeの後ろに何を置くか迷ったときは、「誰が何をする」という文が続くのか、名詞の働きをする語句が続くのかを確認しましょう。

まずは、3つの形を比較表で整理します。

形 beforeの働き 後ろに続くもの 考え方
before he returns 従属接続詞 主語+動詞 「彼が戻る前に」という文の形で考える
before class 前置詞 名詞 「授業の前に」のように名詞が続く
before returning 前置詞 動名詞 「戻る前に」という意味を動名詞で表す

Book2 Lesson14 Scene1では、このうちbefore he returnsとbefore returningの違いを動名詞構文として確認します。

最初に確認する文は、PROGRESSの158ページに記載されている文で、Jiro is going to visit San Franciscoから始まります。beforeまでの部分は同じでも、その後ろに続く形によって文法上の働きが変わります。

Book2 Lesson14 Scene1の動名詞構文を確認するイメージ

Progress Book2全体の復習ポイントを先に確認したい方は、Progress Book2の単元一覧で前後の文法を確認することもできます。教材全体の負担感や学習の進め方を見たい場合は、プログレスインイングリッシュの難しさと学習の進め方も参考になります。

beforeの後ろにSVが続く場合と動名詞が続く場合

beforeの使い方を判断するときは、後ろに続く部分を確認します。

before he returns to Japanでは、beforeが従属接続詞として働きます。後ろにはhe returnsという主語+動詞を含む文が続いています。

一方、before returning to Japanでは、beforeが前置詞として働きます。

前置詞の後ろには名詞、または名詞の働きをする語句が必要です。そのため、動詞returnをそのまま置くのではなく、returningという動名詞にします。

before classのように、通常の名詞が続く場合も前置詞です。

beforeを接続詞と前置詞に分けて考えるイメージ

学校の文法問題でbeforeの後ろを選ぶときも、次のように考えると整理しやすくなります。

  • before + 主語+動詞なら、beforeは接続詞として考える。
  • before + 名詞なら、beforeは前置詞として考える。
  • before + 動名詞なら、beforeは前置詞として考える。

before SVをbefore ~ingに書き換えられるのはいつ?

before SVの形で、主節の主語と従属節の主語が同じ場合、before以下を動名詞を使った形に変換できる場合があります。

例えば、before he returns to Japanは、heが主節の主語であるJiroと同じ人物を指している場合、before returning to Japanと表せます。

ただし、主語が異なる場合は注意が必要です。

誰がその動作をするのかが変わる場合、主語を省略して動名詞にすると意味が分かりにくくなったり、元の文と意味が変わったりします。

また、主語が同じ場合でも、文の意味や時制によっては単純に書き換えられないことがあります。

書き換え問題では、beforeの後ろの形だけでなく、誰がその動作をするのかも確認しましょう。

動画で確認したい場合は、beforeを接続詞として使う場合と前置詞として使う場合の違いを、次の動画で確認できます。

beforeの違いが分かったら、問題でも確認してみましょう

ここまで理解できたら、次の3点を自分で判断できるか確認してみましょう。

  1. beforeの後ろに主語+動詞が続くのか、動名詞が続くのか。
  2. before SVをbefore ~ingに書き換えられるのか。
  3. 書き換えるとき、動作をする人が変わっていないか。

説明を読んで理解することと、和訳・書き換え・英作文の問題で正しい形を選ぶことは、少し違います。特に書き換え問題では、主語と文全体の意味を確認することが大切です。

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学校の問題でbeforeの使い分けに迷う場合は

before SVとbefore ~ingの違いは、後ろの形を見れば整理できます。一方、学校の書き換え・並べ替え・英作文では、主語や文全体の意味を確認しながら、適切な形を選ぶ必要があります。

英語教室「サポート」では、Book2の文法を学校の進度に合わせ、問題の中で正しい形を選べるように一つずつ確認できます。

解説を読んでも問題になると迷う場合や、学校教材の問題を使って確認したい場合は、講座内容をご覧ください。

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beforeを理解した後は、何を復習する?

beforeの後ろにSV・名詞・動名詞が続く違いを理解できたら、学習目的に合わせて次の内容を選びましょう。

  • 前置詞+動名詞の使い方をさらに確認したい方
    このまま読み進めると、by going、without seeing、for being lateなど、before以外の前置詞を使った表現も確認できます。
  • Progress Book2の別の単元を復習したい方
    Progress Book2の単元一覧から、前後の学習内容を確認できます。

ここからはBook2 Lesson14 Scene1全体を復習

ここまでで、beforeの後ろにSV・名詞・動名詞が続く違いを確認しました。

ここからは、その考え方をほかの表現にも広げます。ifでは条件を表す文、byやwithout、forでは前置詞の後ろに続く動名詞を確認します。beforeの使い分けを理解した後に取り組むと、書き換えや和訳で共通する文法の考え方を整理しやすくなります。

if he goesをby goingに言い換える考え方

beforeでは同じbeforeを使ったまま形を変えられましたが、ifの場合は少し違います。if he goes to Muir Woodsを、動名詞を使ってby going to Muir Woodsと表す考え方を確認します。

ifの後ろに主語+動詞が続く理由

文の前半は、Jiro can see the California redwoodsです。

ここで一度文が切れます。この部分は、「ジローはカリフォルニアのレッドウッズの森を見ることができる」と考えます。

続いて、if he goes to Muir Woodsの部分を確認します。

Muir Woodsは「ミュールの森」とも訳されますが、通常は「ミュールウッズ」と訳されます。

つまり、「ミュールウッズに行けば、カリフォルニアレッドウッズを見ることができる」という意味です。

ここで重要なのは、ifが従属接続詞として働いている点です。

従属接続詞の後ろには、主語+動詞を含む文が続きます。この場合、he goes to Muir Woodsがその部分にあたります。

Jiroとheが同じ人物を指しているため、動名詞を使った言い換えも考えられます。

ただし、ifはbeforeのように前置詞としては使えません。そのため、別の形で言い換える必要があります。

if he goesとby goingはどう違う?

この文では、if he goes to Muir Woodsをby going to Muir Woodsと表すことができます。

byは前置詞なので、後ろにはgoingという動名詞が続きます。

この形は、「ミュールウッズに行くことによって、カリフォルニアレッドウッズを見ることができる」と考えると分かりやすくなります。

元の形 言い換え 意味
if he goes to Muir Woods by going to Muir Woods ミュールウッズに行くことによって

ただし、ifとby ~ingは、いつでも同じ意味になるわけではありません。

ifは「もし~なら」という条件を表します。一方、by ~ingは「~することによって」という方法・手段を表します。

今回の例文では、ミュールウッズに行くことがレッドウッズを見るための方法にもなるため、関連づけて説明できます。

書き換え問題では、単純にifをbyに変えるのではなく、文全体の意味が自然につながるかを確認しましょう。

動画では、この書き換えの流れを文全体で確認できます。


without ~ingは「~しないで」と訳す

withoutでも、beforeやbyと同じ「前置詞の後ろには名詞の働きをする語句が続く」という考え方が使えます。without seeingの形と、自然な日本語への訳し方を確認します。

without seeingはなぜ「見ないで」になる?

4番の文は、Jiro doesn’t want to leave America without seeing the redwoods.です。

直訳すると、「カリフォルニアレッドウッズを見ることなしに、ジローはアメリカを離れたくない」となります。

ここで重要なのは、without + 動名詞の構文です。

without ~ingの直訳と自然な訳し方

without 動名詞を直訳すると「~することなしに」となります。

これを自然な日本語にすると、「~しないで」や「~せずに」と訳すことができます。

  • without seeingの直訳は「見ることなしに」
  • 自然な訳では「見ないで」「見ずに」
  • 文全体では「ジローはカリフォルニアレッドウッズを見ないでアメリカを離れたくない」と考える

withoutの後ろにseeではなくseeingを置く理由

withoutは前置詞です。そのため、後ろには名詞の働きをする語句が必要です。

動詞seeをそのまま置くのではなく、seeingという動名詞にします。

before returning、by going、without seeingと並べて見ると、前置詞の後ろに動詞を置きたいときは動名詞にするという共通点が見えやすくなります。

beforeの後ろにreturningを置く理由が分かれば、withoutの後ろにseeingを置く理由も同じ考え方で説明できます。

動画では、without seeingの直訳と自然な訳し方を確認できます。


apologize to 人 for ~ingとbeing late

最後はapologize to 人 for ~ingです。ここでもforが前置詞なので、これまでと同じ「前置詞の後ろに何を置くか」という見方が使えます。特にfor being lateで、なぜlateだけではなくbeingが必要なのかを整理します。

apologize to 人 for ~ingの語順と意味

5番の文に入る前に、類似の文を見てみましょう。

Fred apologized to her for saying rude things.です。

この文で重要なポイントは、動詞apologizedが自動詞であることです。

「誰に」にあたる部分は、toを使って表します。

例えば、「彼女に謝る」はapologized to herとなり、apologized herとはしません。

apologize to 人 for 理由は、「~のことで人に謝る」という意味です。

forは前置詞なので、動作を理由として表す場合は、後ろにsayingのような動名詞を置きます。

for being lateは「遅刻したことで」という意味

5番の文は、Monica apologized to everyone for being late for class again.です。

「モニカはまた授業に遅れたことで、みんなに謝った」という意味になります。

先ほどの例と同じく、apologized to 人 for 理由の形になっています。

ここでポイントとなるのは、beingという動名詞が使われている点です。

for lateではなくfor being lateになる理由

前置詞forの後には、名詞の働きをする語句が必要です。

しかし、lateは形容詞なので、遅刻したことを理由として表す場合、前置詞forの後ろにlateだけを置くことはできません。

元の文を考えると、Monica was late for class again.です。

このwas lateの部分を動名詞を使った形にすると、being lateになります。

そのため、for being late for class againという形になります。

確認する形 考え方 例
apologize to 人 誰に謝るかをtoで表す apologized to everyone
for ~ing 謝る理由をforの後ろに置く for saying rude things
for being late be lateを動名詞にした形 for being late for class again

このように元の文を考えると、なぜbeingが必要なのかを理解しやすくなります。

be late forは「~に遅刻する」という形なので、動名詞を使う場合はbeing late forとします。

before returning、without seeing、for being lateは、いずれも前置詞の後ろに動名詞を置く形です。動詞がbeの場合も、beingという動名詞になることを確認しておきましょう。

動画では、apologize to 人 for ~ingとbeing lateの形を文全体で確認できます。

Book2 Lesson14 Scene1のまとめ

Lesson14 Scene1では、それぞれの単語だけを覚えるのではなく、接続詞の後ろには文、前置詞の後ろには名詞・動名詞という見方をすると整理しやすくなります。

  • before he returnsは、beforeが接続詞で、後ろに主語+動詞が続く。
  • before classは、beforeが前置詞で、後ろに名詞が続く。
  • before returningは、beforeが前置詞で、後ろに動名詞が続く。
  • if he goesは条件を表す。文脈によってはby goingを使って方法・手段として表せる。
  • without seeingは「見ないで」「見ることなしに」と読む。
  • apologize to 人 for ~ingは「~したことで人に謝る」と読む。
  • being lateはbe lateを動名詞にした形で、遅刻したことを表す場合、forの後ろにlateだけを置くことはできない。

よくある質問

beforeの言い換えや、Lesson14 Scene1で特に迷いやすい点を確認します。

主語が違う場合もbefore ~ingにできますか。

主語が違う場合は注意が必要です。誰がその動作をするのかが変わる場合、主語を省略して動名詞にすると、元の文と意味が変わることがあります。主節の主語とbefore以下の主語が同じかを確認し、異なる場合は主語を含むbefore SVの形を残すことを基本に考えましょう。

for lateではなくfor being lateになるのはなぜですか。

forは前置詞なので、後ろには名詞の働きをする語句が必要です。lateは形容詞なので、遅刻したことを理由として表す場合は、be lateを動名詞にしたbeing lateを使います。

Book2の文法を続けて確認したい方へ

今回のbefore / by / without / forのような表現では、英単語の意味だけでなく、接続詞の後ろには文、前置詞の後ろには名詞・動名詞という見方が役立ちます。

Book2の前後の単元と合わせて復習したい場合は、Progress Book2の単元一覧で関連文法を確認することができます。

また、本文の意味は分かっても、学校教材の和訳・並べ替え・書き換え・英作文で使い分けに迷う場合は、中学英語個別指導講座で現在の教材に合わせて確認することもできます。

英語教室「サポート」のロゴ

Book2の文法を学校の問題で使えるように確認したい方へ

Book2 Lesson14 Scene1のように、前置詞・接続詞・動名詞が重なる単元では、本文の意味だけでなく、問題でどの形を選ぶかまで確認しておくことが大切です。

英語教室「サポート」の中学英語個別指導講座では、学校教材の進度に合わせて文法を確認できます。Book2の学習内容を整理しながら、和訳や書き換え、英作文に取り組みたい方は、講座内容をご覧ください。

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