比較:原級【Book2 Lesson3 Scene3】
今回は、Book2 Lesson3シーン3という事で比較の原級になります。
原級とは?
“Mark is tall.”
「マークは背が高い。」
これに対して、「マーク」と「お父さん」の身長が同じくらいだとしましょう。同じくらいの身長の時はどう言うかです。
同じくらいの身長を表現する
実はこれ、「マーク」とその「お父さん」の二人を比べています。二人を比べるのは比較級とやりましたが、比較級の場合は差があるんです。差が大きければ比較級の前に“much”とか“a lot”を付ける。差が小さければ“a little”を付ける。差がほとんどなければ“little”を付ける、とやりました。
“as as”を使って同じくらいの身長を表現
じゃあ今度は同じくらいと言いたい時はどうするのか、です。この場合は“er”を付けたり“more”を付けて比較級にするんじゃありません。そのまま“tall”で、その前「as as」と付けます。“tall”は形容詞で、比較級の元となる原級です。同じくらいの身長なら全て“as tall as”を使って表現します。数が大きくなる方を使います。
注意点
「マーク」と「お父さん」どちらも背が高くても、どちらも背が低くても、あるいは二人とも中背でも、とにかく身長が同じくらいなら全て“as tall as”を使って表現します。この癖を付けましょう。”Mark is as tall as his father.”と訳すと、正しく「マークはお父さんと同じくらいの身長だ」と意味します。この言い方を覚えて、誤解を避けましょう。
基本の使い方
“Mark is as tall as his father.”
「マークはお父さんと同じくらいの身長だ。」
「as tall as」は、身長を比較するためのフレーズです。このフレーズが登場すると、前後の文脈から「背が高い」という意味の「tall」ではなく、「身長」という名詞として解釈することが重要です。
わずかな差を表現
“Mark is almost as tall as his father.”
「マークはお父さんとほぼ同じくらいの身長だ。」
「almost」を加えると、「ほぼ同じくらい」という微妙な差を表現できます。この場合、「Mark」の身長が「お父さん」とほぼ同じで、わずかな差があることを示します。
「just as」で強調
“Washington is just as famous as New York.”
「ワシントンはニューヨークと同じくらい有名だ。」
「just」を加えると、「どちらも同じくらい」という意味になります。この例では、「Washington」と「New York」の両方が同じくらい有名であることを強調しています。
「as tall as」を使った身長の比較表現について学びました。微妙な差や強調を加えることで、さまざまな状況に対応できます。
英語の比較表現である「as ●● as」の否定文に焦点を当てて解説します。文中の例文を通じて、この表現を理解しましょう。
基本の使い方
“The river is not as deep as the pond is.” この文では、「not as なんとか as」という構造が使われています。まず、「as deep as」というフレーズは「深さが同じくらい」という意味です。この文では、「The river」(その川)と「the pond」(その池)の深さを比較しており、「as deep as」と「as」で挟まれた瞬間、両方が深いとは限りません。どちらも深い可能性もあります。
しかし、ここで「not」が付きます。「not」が付いた瞬間、文の意味がどう変わるかを考えてみましょう。この表現はしばしば、数学的な「イコール」のように思われがちですが、実際には「ノットイコール」であることに注意が必要です。ノットイコールはどちらが大きいかを示すものではなく、どちらも同じくらいの可能性があることを示します。この可能性は同じくらいです。
「as as」の構造は、「不等号」で表すと、そのうちどちらかが優れていることを示す「≧」と解釈されることもあります。ただし、この点は高校で学ぶことが多く、ここでは詳細は説明しません。ただし、覚えておいていただきたいのは、「as as」は「イコール」であると同時に、「≧」になる可能性もあるということです。この「≧」を「not」で否定しているわけです。
具体的な訳し方
では、具体的な訳し方はどうなるでしょうか?この文の場合、「The river」と「the pond」の深さを比べると、「The river」の方が深さが小さいことが分かります。したがって、”The river”と”the pond”の深さを比べたら、「The river」の方が浅いことを示しています。「not as 形容詞 as なんとか」、「何々ほどなんとかない」という訳し方が適しています。
最後に注意すべき点として、「同じくらい深くない」と訳すのは避けるべきです。この訳し方では深さが同じか異なるかが明確でなく、誤解を招く可能性があります。代わりに、「その池ほど深くない」と訳すことで、明確な意味を伝えることができます。
また、学校によっては「as as」の否定文の場合、前の「as」を「so」に変えるというルールも存在します。これも覚えておくと役立つ情報です。
以上が「as ●● as」の否定文についての説明で、セクション3を終了します。
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