比較:最上級【Book2 Lesson4 Scene1】

英語の形容詞と副詞の比較:原級、比較級、最上級

今回は、英語の形容詞と副詞における比較に焦点を当て、原級比較級最上級について学びましょう。

基本の使い方

英語の形容詞と副詞には、原級(positive degree)比較級(comparative degree)最上級(superlative degree)の3つの形があります。原級は比較をしない形容詞や副詞を指します。例えば、「beautiful」(美しい)や「large」(大きい)は比較関係なく普通に使われる言葉で、原級です。そして、比較級最上級があります。

原級(Positive Degree)

原級は、通常の形容詞や副詞で、比較をせずにそのままの形で使います。例えば、「Tom is tall.」(トムは背が高い。)では、ただ単に「Tom」の背の高さを述べています。このように、2つの物事を比べない場合に原級が使用されます。

比較級(Comparative Degree)

比較級は、2つの物事を比べる場合に使います。例えば、「Tom is taller than Jack.」(トムはジャックより背が高い。)では、2人の身長を比較しています。また、3つ以上を比べる場合でも比較級が使用されます。例えば、クラスに40人いるとき、「Tom is taller than anyone else in the class.」(トムはクラスの中で誰よりも背が高い。)といった表現が該当します。

最上級(Superlative Degree)

最上級は、3つ以上の物事を比較する場合に使います。例えば、「Tokyo is the largest city in Japan.」(東京は日本で一番の大都会だ。)では、日本のすべての都市を比較して、「Tokyo」が最も大きいことを示しています。最上級の形容詞や副詞は、基本的には短い語尾に “est” を付けることで作ります。ただし、語尾が “e” で終わる単語は “st” のみを追加します。また、最上級は長い語の前に “most” を付けて形成することもあります。

比較級と最上級の形成

比較級は、原級が短い場合には語尾に “er” を付けます。長い場合には前に “more” を付けます。最上級も同様に、短い場合には語尾に “est” を付けます。長い場合には前に “most” を付けます。

 


最上級の文について

英語で最上級を表現する際のポイントについて再度学びましょう。

“Tokyo is the largest city in Japan.”

(東京は日本で一番の大都会だ。)

この文で注目すべきポイントは、“the largest city” の部分です。この表現には重要なルールが含まれています。

最上級の形容詞に “the” を付けることが一般的です。しかし、ここで注意すべきなのは、この形容詞が名詞を修飾している点です。“large”(大きい)は名詞 “city”(街)を修飾しています。通常、形容詞の最上級には “the” が付きますが、副詞の最上級には通常 “the” は付きません。

例えば、“fast”(速い)という副詞を考えてみましょう。“fastest” はその最上級形ですが、通常、副詞は名詞を修飾しないため、“the” を省略することができます。

しかし、英語の教科書や文法書によっては、形容詞の最上級には “the” を付けるとされ、副詞の最上級には “the” を省略するとされることがあります。実際のコミュニケーションやテストなどでは、形容詞の最上級に “the” を付けたまま、副詞の最上級では “the” を省略しても問題ありません。

このルールを覚えておくことで、最上級の形容詞と副詞を正確に使い分けることができます。そして、英語の表現力を向上させる手助けとなるでしょう。形容詞と副詞の “the” の使い方についての理解を深め、自信を持って英語を話しましょう。

 


最上級の基本形

最上級形容詞は、通常名詞を修飾します。例えば、「Tokyo is the largest city in Japan.」(東京は日本で一番の大都会だ。)のように、形容詞 “largest” が名詞 “city” を修飾しています。基本的に、最上級形容詞には “the” が付きますが、副詞の最上級には通常 “the” は付きません。

“in” と “of” の使い分け

最上級を表す際に、”in” と “of” の両方が使用されることがあります。例えば、「Maureen runs fastest of the three.」(モリーンはその三人の中で一番速く走る。)では、“of” が使われています。この違いを理解するために、次のポイントを覚えておきましょう。

  • “in” の場合: “Tokyo is the largest city in Japan.”(日本の中で一番大きな都市は東京です。)
  • “of” の場合: “Maureen runs fastest of the three.”(その三人の中でモリーンが一番速く走ります。)

 “all” と “the 数” の使用

“of” を使う場合、“all”(全て)や “the 数”(例: “the three”)が共通して登場します。これらの表現は、最上級の “of” に関連する要素や集合を指します。例えば、「Judy runs fastest of all the students in her class.」(ジュディは彼女のクラスの生徒全員の中で一番速く走る。)では、“all the students”“of” の前に現れます。

これらのポイントを理解することで、最上級形容詞と副詞の “the” の使い方を正確にマスターし、英語の表現力を向上させる手助けとなります。難しい問題やテストでも自信を持って対処できるでしょう。

 


最上級の普通の文

最上級を使用した普通の文を見てみましょう。ここでは5番の文を使用します。「Tokyo is the largest city in Japan.」(東京は日本で一番の大都会です。)この文で注意すべきポイントは、「largest」という形容詞の最上級が「the」を伴うことです。

 疑問文への変換

疑問文を作成したい場合、「日本でどの街が一番大きいですか?」という質問を考えます。この場合、「Which city is the largest, Tokyo, Yokohama, or Osaka?」となります。ここでは都市名を出していますが、省略しても構いません。

 注意すべきこと

英語では「the largest city」のように形容詞の最上級が名詞と結びついていますが、疑問文にする場合、名詞を疑問詞に変えます。つまり、「東京」が主語になり、「Which city」という疑問詞が名詞として使用されます。

 


Lesson 4 シーン 1 最上級の最後のトピックが終わりました。今度は疑問文に対する返事の仕方について話しましょう。

 疑問文に対する返事の基本

疑問文に対する返事をする際、まずは疑問詞が主語であることを理解しましょう。例として、以下の2つの質問を考えてみます。

“Who is the most studious, Mark, Kyle, or Phil?”(「マーク、カイル、フィルのうち誰が一番勉強していますか?」)

“Who runs fastest, Maureen, Meg, or Kay?”(「モーリン、メグ、ケイの中で誰が一番早く走りますか?」)

返事の仕方

2番と3番の質問に対する返事を考えてみましょう。

2番の質問への返事

質問: “Who is the most studious?

  • 疑問詞 “Who” が主語です。
  • 主語である疑問詞に対して返事をします。
  • Mark is.”(「マークが一番です。」)

3番の質問への返事

質問: “Who runs fastest?

  • 疑問詞 “Who” が主語です。
  • 主語である疑問詞に対して返事をします。
  • Maureen does.”(「モーリンが一番速いです。」)

 形容詞と副詞の使い分け

注意すべきポイントとして、形容詞と副詞の使い分けがあります。例えば、”studious“(勤勉な)は形容詞で、”fastest“(一番速い)は副詞です。形容詞の最上級には “the” を付けますが、副詞には “the” を付けません。

また、形容詞が “ous” や “ious” で終わる場合は、”more” や “most” を付けることもあります。例えば、”most famous“(最も有名な)や “more famous“(より有名な)です。このルールは “ous” や “ious” で終わる形容詞に適用されます。

復習と注意点

疑問詞が主語の場合、三単現の形にすることが重要です。例えば、”Who runs fastest?” では “runs” は一般動詞であり、”Who” が主語です。したがって、”Maureen does.” となります。

 

 

 

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