関係詞節 (関係代名詞:目的格)【Book2 Lesson5 Scene3】

関係代名詞の役割とは?

まず、関係代名詞は、元々は2つの文を1つに結ぶ役割を果たします。例えば、次の文を考えてみましょう。

“The lady knows my father.”

この文には2つの疑問があります。「その女性」とは誰で、「私の父」とは誰なのか?あなたが知りたいのはどちらでしょうか?

「どの女性があなたのお父さんを知っているの?」

「その女性がどんなあなたのお父さんを知っているの?」p>

後者の質問の方が自然な感じがしますよね。つまり、「その女性」について詳しく知りたいというのが一般的な疑問です。関係代名詞は、このような疑問に答える役割を果たします。

関係代名詞と目的格の組み合わせ

次に、関係代名詞と目的格の組み合わせについて考えてみましょう。先程の文を再度見てみましょう。

“The lady knows my father.”

“I met her yesterday.”

この2つの文を結ぶとき、関係代名詞の目的格を使います。日本語と同じように、英語でも関係代名詞の目的格は”whom“または”that“です。この場合、”her“が関係代名詞の目的格です。

“The lady whom I met yesterday knows my father.”

この文では、関係代名詞の”whom“が”The lady“を修飾しています。つまり、「私が昨日会った女性は、私の父を知っています」という意味になります。


関係代名詞の使用法と注意点

関係代名詞は、英語文において文を結びつける役割を果たします。具体的には、人間を指す場合は「who」を、人間以外を指す場合は「which」と使います。また、目的格の関係代名詞は、人間を指す場合は「whom」を、人間以外を指す場合は主格と同じく「which」を使用します。しかし、注意が必要なポイントがあります。

まず、関係代名詞としてよく使われる「that」ですが、これだけを使い続けるのは避けるべきです。代わりに具体的な関係代名詞を選ぶことで、文がより明確になり、読み手に伝わりやすくなります。例えば、「The book looked like mine.」という文を考えましょう。この文を関係代名詞を使って簡潔に表現する場合、「which」や「that」を使って「The book which/that I saw on the teacher’s desk looked like mine.」とすることができます。

また、関係代名詞を使用する際には、先行詞と関係代名詞の間にカンマ(,)が必要な場合があります。例えば、「The Greens live in New York, which many call the Big Apple.」という文では、関係代名詞「which」の前にカンマが置かれています。このように、関係代名詞を使う際には文の流れや意味を明確にするために、正確なルールを守りながら適切に使うことが重要です。

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