say that S V で始まるthat節の基本【Book2 Lesson6 Scene2】
say that S V / think that S Vは、「〜ということ」と訳せる形です。ただし、英語にするときは語順を間違えやすいので注意が必要です。
- thatの後ろを疑問文の語順にしてしまう:× I think that is he right.
- say+人の形で書いてしまう:× He said me that …
- 文が長くなったときに、どこまでが「内容」なのか分かりにくくなる
まずは発想を一つに絞りましょう。that=「ということ」で、thatの後ろには内容そのもの、つまり普通の文の語順であるS+Vが続きます。
最初にこれだけ確認
○ I think that Nancy is very kind.
○ He said that Nancy is very kind.
that節は「内容」を表す部分なので、後ろはS+Vのままです。
Book2 Lesson6の位置づけや前後の単元もあわせて確認したい方は、Progress Book2全体の流れと関連単元をまとめたページをご覧ください。
動画では、thatの後ろにS+Vを置く感覚を例文で確認できます。文章だけで分かりにくい場合は、本文を読む前後にあわせて確認してみてください。
say that / think that の基本
日本語と英語の違い
今回は、Book2 Lesson6シーン2で登場するsay、think、that、そしてS+Vを含むthat節について解説します。
まずは、次の2つの文を確認しましょう。
日本語: 「私はジャックを知っている。」
英語: I know Jack.
日本語: 「ナンシーはとても親切だ。」
英語: Nancy is very kind.
では、次に少し長い文を考えてみましょう。
日本語: 「私はナンシーがとても親切だということを知っている。」
この文では、「ナンシーがとても親切だ」という内容全体が、「知っている」の目的語になっています。このようなときに使うのがthatです。
英語: I know that Nancy is very kind.
このthatは、日本語の「〜ということ」に近い働きをします。thatの後ろに文を置くことで、「何を知っているのか」「何を思っているのか」「何を言ったのか」をまとめて表すことができます。
thatの役割と文の構造
thatは、後ろの文をひとまとまりの内容としてつなぐ働きをします。
日本語: 「ナンシーがとても親切だということ」
英語: that Nancy is very kind
Nancy is very kindは、S+Vを含む普通の文です。その前にthatを置くことで、文全体が「〜ということ」という内容のかたまりになります。
that節の語順とよくある誤り
thatの後ろはS+Vになる
thatの後ろには、内容を表す文をそのまま入れます。つまり、that + S + Vの形です。疑問文の語順にはしません。
○ I think that he is right.
× I think that is he right.
「that=ということ」で、後ろは「内容」です。内容部分は普通の文として考えるため、he is rightの語順になります。
疑問文の作り方自体を整理したい場合は、didを使う疑問文の基本もあわせて確認すると、that節との違いが分かりやすくなります。
think that / say that の違い
thinkは「頭の中で思う」、sayは「口に出して言う」という意味です。どちらも後ろにthat S Vを置くことができますが、表す内容が少し変わります。
I think that Nancy is very kind.
→「私はナンシーはとても親切だと思う」
He said that Nancy is very kind.
→「彼はナンシーはとても親切だと言った」
think thatは考えや意見、say thatは発言内容を表すと考えると分かりやすくなります。
say to 人 that と tell 人 that の違い
sayを使って「人に言う」と表したいときは、say to 人の形にします。
× He said me that Nancy is very kind.
○ He said to me that Nancy is very kind.
一方、tellは後ろに人をそのまま置くことができます。
○ He told me that Nancy is very kind.
つまり、「人に〜と言った」と書きたいときは、次のように整理できます。
- say to 人 that S V
- tell 人 that S V
say 人 thatの形にしないように注意しましょう。
thatの省略と応用表現
thatは省略できることがある
think、say、knowなどの動詞の後ろでは、会話や短い文でthatを省略することがあります。
○ I think that he is right.
○ I think he is right.
○ She said that she was tired.
○ She said she was tired.
ただし、次のような場合はthatを残した方が読みやすくなります。
- 文が長く、どこからが内容なのか分かりにくいとき
- that節が続いて、文の区切りが見えにくいとき
- 書き言葉で文の構造をはっきり見せたいとき
saying that の意味
saying thatは、「〜だと言って」という意味で使えます。
He left the room, saying that he was busy.
→「彼は忙しいと言って部屋を出た」
また、「そうは言っても」に近い表現として、会話や文章ではThat said,やHaving said that,が使われることもあります。本文のthat節とは使い方が少し違いますが、関連表現として知っておくと理解しやすくなります。
最後の確認
say that / think that で特に間違いやすい点は、次の3つです。
- thatの後ろはS+Vにする
- 疑問文の語順にしない
- say+人 thatではなく、say to 人 thatまたはtell 人 thatを使う
that節は、「難しい文法」として覚えるよりも、「内容をひとまとまりにして伝える形」と考えると使いやすくなります。
次に確認するとよい内容
that節で語順を間違えやすい場合は、疑問文の作り方や、文の中に別の主語・動作関係が入る形もあわせて復習すると理解が安定します。
関連して確認したい単元
- didとは|doの過去形・doesとの違いと疑問文を例文解説
that節の後ろを疑問文の語順にしてしまう場合は、まず疑問文の基本を確認すると整理しやすくなります。 - 疑問詞が主語の疑問文|答え方と見分け方
疑問文なのに語順が変わらない形を確認すると、that節との違いも見えやすくなります。 - want 人 to不定詞|第5文の形・訳し方
文の中に別の人と動作の関係が入る形として、that節の次に確認しやすい単元です。 - Progress Book2の全体像と関連単元のまとめ
Book2全体の流れや、Lesson6前後の単元とのつながりを確認できます。
よくある質問
say that の that は省略できますか?
はい、会話や短い文では省略されることがあります。たとえば、He said that he was busy.は、He said he was busy.のように言うこともあります。ただし、文が長いときはthatを残した方が読みやすくなります。
say me that はなぜ間違いですか?
sayは、後ろに人をそのまま置く形では使いません。「私に言った」としたい場合は、said to meを使います。人をそのまま置きたい場合は、told meを使います。
thatの後ろは疑問文の語順になりますか?
いいえ、thatの後ろは普通の文の語順です。I think that he is right.のように、S+Vの形にします。I think that is he right.のような語順にはしません。
疑問文の語順や、文の中に別の主語・動作関係が入る形もあわせて確認したい場合は、上の関連単元から順に復習してみてください。
自力で復習しても分かりにくい場合
that節だけでなく、語順、文の組み立て、動詞の使い分けで判断しにくい場合は、単元ごとに切り分けて復習することが大切です。英語教室「サポート」では、基礎の確認や弱点整理、入試問題への対応など、目的に合わせた講座を用意しています。
講座全体を比較したい場合は、中学英語個別指導講座一覧で目的別に確認できます。
英語教室「サポート」の『基礎力徹底講座』:英文の語順や文の組み立てを基礎から確認したい方へ
英語教室「サポート」の『ブレイクスルーゼミ』:どの単元が分かりにくいかを整理したい方へ
英語教室「サポート」の『過去問演習講座』:入試問題の中でthat節や語順を確認したい方へ



