過去完了:進行形【Book2 Lesson8 Scene2】

had been ~ingとは|「過去のある時点までずっと〜していた」

had been ~ing は、「過去のある時点までずっと〜していた」という意味を表す形です。英語では、これを過去完了進行形と呼びます。

たとえば、「劇が始まったときまで、ずっと待っていた」「友だちから電話が来るまで、ずっと勉強していた」のように、過去の中に基準となる時点があり、その前から動作が続いていたことを表します。

had been ~ing で迷いやすいのは、日本語では have been ~ing や was ~ing も「〜していた」と訳せる場合があることです。違いを理解するには、「いつを基準にしているか」「その動作が前から続いていたか」を見るのがポイントです。

「had been」の意味を調べている方へ
このページでは、had been の後ろに動詞のing形が続く「had been ~ing」を中心に説明します。had been の後ろに ~ing が続くと過去完了進行形になります。一方、had been tired のように形容詞が続く場合や、名詞・過去分詞などが続く場合は、文の形や意味が異なります。「had been」を見たら、まず後ろに何が続いているかを確認しましょう。

このページでは、Progress Book2 Lesson8 Scene2で出てくる had been ~ing をもとに、一般的な過去完了進行形の読み方を確認します。最後まで読むと、訳し方だけでなく、have been ~ing や was ~ing との違い、疑問文の語順まで整理できます。

知りたいことに合わせて確認できます

  • まず意味・訳し方を知りたい → この章で確認
  • 基本形や例文を確認したい → 「had been ~ing の作り方と例文」へ
  • have been ~ingとの違いが分からない → 「have been ~ing と had been ~ing の違い」へ
  • was ~ingとの使い分けで迷う → 「had been ~ing と was ~ing は何が違う?」へ
  • 疑問文の語順を確認したい → 「had been ~ing の疑問文」へ

「had been ing と書いてあるけれど、どう訳すのか分からない」という場合は、まず had があることで、話の基準が現在ではなく過去に置かれていると考えましょう。そこから「その過去の時点まで、何が続いていたのか」を探すと意味を取りやすくなります。

Progress Book2全体の関連単元もあわせて確認したい方は、全体像はこちらをご覧ください。Lesson8だけでなく、Book2の学習内容をまとめて確認したい場合に利用できます。


過去完了進行形 had been ~ing の作り方と例文

基本形は had been + 動詞のing形

過去完了進行形は、had been + 動詞のing形で作ります。

had been walking なら、「歩いていた」という動作が、過去のある時点まで続いていたことを表します。

形 意味 基準になる時点
have been ~ing 今までずっと〜している 現在
had been ~ing 過去のある時点までずっと〜していた 過去の時点

have been ~ing は、今とのつながりを意識します。一方、had been ~ing は、過去の中で「その時点より前から続いていた」ことを示します。

例文で確認:Fred had been walking

次の文を見てみましょう。

Fred had been walking for two hours.
→ フレッドは2時間歩き続けていました。

この文では、for two hours が「2時間」という継続時間を表しています。つまり、ある過去の時点まで、フレッドが2時間歩いていたという意味になります。

ここで大切なのは、単に「歩いた」という過去形ではなく、歩く動作がしばらく続いていたことです。

訳すときの考え方:
had been ~ing を見つけたら、まず「過去のどの時点まで?」と考えます。その基準点が分かれば、「その時点までずっと〜していた」「〜し続けていた」と意味を取りやすくなります。


have been ~ing と had been ~ing の違い

現在完了進行形と過去完了進行形は形が似ていますが、最も大きな違いは、動作を見る基準が「今」なのか「過去」なのかという点です。

have been ~ing は「今まで続いている」

I have been studying English for two hours.
→ 私は2時間英語を勉強しています。

この文では、2時間前から勉強していて、今もその状態が続いている感じがあります。基準は現在です。

had been ~ing は「過去のその時点まで続いていた」

I had been studying English for two hours when my friend called me.
→ 友だちが私に電話してきたとき、私は2時間英語を勉強していました。

この文では、基準になる時点は my friend called me、つまり「友だちが電話してきたとき」です。その時点まで、英語を勉強する動作が続いていたことを表しています。

英文 意味 見方
I have been waiting for an hour. 私は1時間待っています。 今まで続いている
I had been waiting for an hour when he arrived. 彼が到着したとき、私は1時間待っていました。 彼が到着した時点まで続いていた

have なら「今まで」、had なら「過去のある時点まで」と考えると整理しやすくなります。had が使われていたら、文の中に「過去の基準点」があるかを探してみましょう。

had been ~ing と was ~ing は何が違う?

was ~ing も had been ~ing も、日本語では「〜していた」と訳せることがあります。そのため、訳だけを見ると違いが分かりにくいところです。

was ~ing は、過去のある時点で動作が進行していたことを表します。一方、had been ~ing は、過去のある時点より前から、その時点まで動作が続いていたことを表します。

形 考え方
was ~ing 過去のその時点で〜していた
had been ~ing 過去のその時点より前から〜し続けていた

たとえば、I was waiting when he arrived. なら、「彼が到着したとき、私は待っていました」と、そのときの動作に注目しています。

I had been waiting for an hour when he arrived. なら、「彼が到着したときまで、私は1時間待っていました」となり、彼が到着する前から待つ動作が続いていたことに注目しています。

つまり、was ~ing は「そのとき何をしていたか」、had been ~ing は「そのときまで何をし続けていたか」と考えると、違いをつかみやすくなります。


had been ~ing の疑問文|語順と作り方

疑問文は had+主語+been+ing

過去完了進行形の意味が分かっても、疑問文になると語順で迷うことがあります。ポイントは、had を主語の前に出すことです。

  • 肯定文:You had been waiting.
  • 疑問文:Had you been waiting?

語順は、次のようになります。

Had + 主語 + been + 動詞のing形?

現在完了進行形の疑問文では Have you been ~ing? になりますが、過去完了進行形では Had you been ~ing? になります。

How long had 主語 been ~ing? の語順

「どのくらいの間〜していたのですか」と期間をたずねるときは、How long を文の先頭に置きます。

How long had you been waiting when the play finally began?
→ その演劇がついに始まった時まで、あなたはどれくらい待っていたのですか。

この文の語順は、次のように分けられます。

  • How long:どのくらいの間
  • had you been waiting:あなたは待ち続けていたのですか
  • when the play finally began:その演劇がついに始まったとき
部分 役割
How long 期間をたずねる疑問詞
had you been waiting 過去完了進行形の疑問文
when the play finally began 過去の基準になる時点

How long が付いても、中心の語順は had + 主語 + been + ing のままです。「How longを先頭に置き、その後ろを疑問文の語順にする」と考えましょう。


had been ~ing はどんな場面で使う?

過去完了進行形は、過去の出来事が2つあるときに使いやすい形です。特に、ある出来事が起こる前から、別の動作が続いていたことを表すときに使います。

when と一緒に出る場合

They had been playing soccer when it started to rain.
→ 雨が降り始めたとき、彼らはサッカーをしていました。

この文では、it started to rain が過去の基準点です。その時点より前から、サッカーをする動作が続いていたことを表しています。

when がある文では、「when以下で何が起きたか」だけでなく、「その出来事が起こるまで何が続いていたか」を見ると、had been ~ing の役割が分かりやすくなります。

for two hours のような期間と一緒に出る場合

Fred had been walking for two hours.
→ フレッドは2時間歩き続けていました。

for two hours のような期間を表す語句があると、動作がどれくらい続いていたかが分かります。had been ~ing と期間を表す語句が一緒に出てきたら、「どのくらいの間、その動作が続いていたのか」に注目しましょう。

疲労や結果を説明する場合

過去完了進行形は、あとに出てくる状態の理由を説明するときにも使われます。

She was tired because she had been studying all night.
→ 彼女は一晩中勉強していたので、疲れていました。

この文では、疲れていた理由として、過去のある時点まで勉強し続けていたことが示されています。

ここまで読んでも、have been、had been、was ~ingなどが混ざると時制を判断できない、あるいは完了形全体の使い分けでつまずく場合は、had been ~ingだけを覚えるのではなく、関連する文法をまとめて整理する方法もあります。

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時制や完了形など、英文法の使い分けでつまずいている場合は、英語教室「サポート」の『ブレイクスルーゼミ』で英文法のつまずきを確認できます。

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完了進行形の位置づけ|時制の全体像

過去完了と進行形が合わさった形

had been ~ing の意味を個別に覚えるだけでなく、時制の中での位置づけを知っておくと、have been ~ing との違いも整理しやすくなります。

英語の時制には、現在・過去・未来の区別に加えて、進行形や完了形があります。過去完了進行形は、過去完了と進行形が合わさった形です。

時制 形 例
現在完了進行形 have / has been ~ing I have been studying.
過去完了進行形 had been ~ing I had been studying.
未来完了進行形 will have been ~ing I will have been studying.

この3つの違いは、動作の継続をどの時点から見るかです。現在完了進行形は現在、過去完了進行形は過去、未来完了進行形は未来の時点を基準にします。

Book2の段階では、まず had been ~ing を見たら、「過去のある時点まで続いていた」と読めるようにすることが大切です。そのうえで、have been ~ing や was ~ing と比較すると、時制を形だけで暗記せず、時間の流れで判断しやすくなります。


had been ~ing のよくある質問

had been ~ing はどう訳せばよいですか?

基本は「過去のある時点までずっと〜していた」と考えます。文脈によっては「〜し続けていた」と訳すと自然です。まず、文の中で基準になっている過去の時点を探してみましょう。

have been ~ing との違いは何ですか?

have been ~ing は現在まで続く動作を表します。had been ~ing は、過去のある時点まで続いていた動作を表します。基準が現在か過去かの違いです。

was ~ing と had been ~ing はどう見分けますか?

was ~ing は「過去のその時点で何をしていたか」、had been ~ing は「過去のその時点まで何をし続けていたか」に注目します。had been ~ing では、基準となる過去の時点より前から動作が続いていたことがポイントです。

had been の後ろが ing ではない場合も過去完了進行形ですか?

いいえ。過去完了進行形は had been + 動詞のing形です。had been の後ろに形容詞・名詞・過去分詞などが続く場合は、このページで説明している had been ~ing とは文の形や意味が異なります。

疑問文では had はどこに置きますか?

主語の前に置きます。Had you been waiting? のように、Had + 主語 + been + ing? の語順になります。

How long を使うと語順はどうなりますか?

How long had you been waiting? のように、How long を文頭に置き、その後ろに had + 主語 + been + ing を続けます。


まとめ|had been ~ing は過去の基準点までの継続

  • had been ~ing は、過去完了進行形です。
  • 意味は、過去のある時点までずっと〜していたです。
  • have been ~ing は現在までの継続、had been ~ing は過去の時点までの継続を表します。
  • was ~ing は過去のその時点で進行していた動作、had been ~ing はその時点より前から続いていた動作を表します。
  • 疑問文では Had + 主語 + been + ing? の語順になります。
  • How long had you been waiting? のように、How long を使うと期間をたずねられます。
  • when の後ろに出てくる過去の出来事が、基準点になることがあります。
  • had been の後ろが必ず ing になるわけではないため、had been の後ろに何が続いているかも確認しましょう。

had been ~ing を見たら、まず「どの過去の時点まで続いていたのか」を探しましょう。そこが分かると、過去完了進行形の意味を自然に読み取れるようになります。

意味や語順が分かったら、次は実際の英文の中で had been ~ing を見分けられるかを確認する段階です。文法事項は、説明を読んで理解するだけでなく、問題の中で「なぜこの形になるのか」を判断できるようにすると定着しやすくなります。

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