受動態の書き換えと助動詞・by【Book2 Lesson9 Scene1】
can be seen・by・be known toを先に確認する
受動態は、基本的にbe動詞+過去分詞で作ります。ただし、Book2 Lesson9 Scene1では、助動詞+be+過去分詞、byを付ける場合、byを使わない表現、be known to のような前置詞の違いまで出てきます。
特に間違えやすいのが、can seen と書いてしまう形です。助動詞の後ろには動詞の原形が必要なので、受動態では can be seen のように、be+過去分詞 を続けます。
先に結論:
助動詞がある受動態は、助動詞+be+過去分詞です。
can seen ではなく can be seen、should washed ではなく should be washed と考えます。
- can be seen のような助動詞がある受動態を確認したい人
- by を付ける場合と省く場合の違いを知りたい人
- be known to everyone がなぜ by ではなく to になるのか確認したい人
- 受動態の時制や確認問題までまとめて復習したい人
※「三単現のs」を探している場合は内容が異なります。ここでは受け身(受動態)を扱います。

動画で全体の流れを確認したい場合は、本文の要点を読んだ後に以下の動画もあわせて確認できます。
Progress Book2全体の関連単元もあわせて確認したい方は、全体像はこちらをご覧ください。
このページで確認すること
- 助動詞がある受動態は 助動詞+be+過去分詞 になること
- 受動態は、能動態の目的語を主語にした文であること
- 基本形は be動詞+過去分詞 であること
- byを付ける場合と、省く場合の違い
- be known to のように、by以外の前置詞を使う表現
- 現在形・過去形・進行形・現在完了でbe動詞部分が変わること
- 最後に確認問題で、受動態の作り方を復習すること
助動詞がある受動態は「助動詞+be+過去分詞」
まず、タイトルにも関係する 助動詞+be+過去分詞 の形から確認します。助動詞がある文を受動態にするときは、助動詞の後ろに be+過去分詞 を置きます。
We can see the stars at night.
私たちは夜に星を見ることができます。
この文では、the stars が目的語です。受動態では、この the stars を主語にします。
The stars can be seen at night.
星は夜に見ることができます。/星は夜に見られます。
助動詞 can の後ろには動詞の原形が来ます。そのため、受動態では can seen ではなく、can be seen になります。
確認ポイント:
助動詞がある受動態は、助動詞+be+過去分詞です。
can be seen / should be washed / must be done のように、助動詞の後ろは be になります。
| 助動詞 | 受動態の形 | 例文 |
|---|---|---|
| can | can be 過去分詞 | The stars can be seen at night. |
| should | should be 過去分詞 | The car should be washed. |
| must | must be 過去分詞 | This work must be done today. |
| have to | have to be 過去分詞 | The room has to be cleaned. |
受動態の基本は分かっていても、助動詞が入ると can be seen の語順で迷うことがあります。英語教室「サポート」の『ブレイクスルーゼミ』では、受動態や助動詞など、混同しやすい文法を確認します。
受動態の基本|目的語を主語にする
助動詞がある受動態も、基本は普通の受動態と同じです。受動態は、単に「〜される」と訳す文ではなく、能動態の目的語を主語にした文です。

まずは、受動態ではない普通の文を確認します。
They clean the windows every afternoon.
彼らは毎日午後にその窓を掃除します。
この文では、They が主語、clean が動詞、the windows が目的語です。つまり、「彼らがその窓を掃除する」という文です。
この文を受動態にすると、目的語だった the windows を主語にします。
The windows are cleaned every afternoon.
その窓は毎日午後に掃除されます。
このとき、動詞は are cleaned になります。受動態では、be動詞+過去分詞 を使います。
| 文 | 主語 | 動詞 | 目的語・補足 |
|---|---|---|---|
| They clean the windows. | They | clean | the windows |
| The windows are cleaned. | The windows | are cleaned | 目的語だった語が主語になる |
受動態を「〜される」だけで覚えない
受動態は、日本語では「〜される」と訳されることが多くあります。ただし、すべての受動態を無理に「〜される」と訳すと、日本語として不自然になる場合があります。
たとえば、次の文を考えます。
The car is washed every Saturday.
その車は毎週土曜日に洗われます。
直訳としては「洗われます」ですが、日本語では「その車は毎週土曜日に洗車します」のように言った方が自然な場面もあります。
大切なのは、日本語訳の形だけではなく、英語の文として The car が主語になり、is washed という受動態になっていることです。
受動態にできる動詞とできない動詞
受動態は、基本的には目的語を取る動詞で作ります。目的語がない文では、主語にする語がないため、受動態にしにくくなります。
| 文 | 目的語 | 受動態 |
|---|---|---|
| They clean the windows. | the windows | The windows are cleaned. |
| We can see the stars. | the stars | The stars can be seen. |
| He sleeps. | なし | 通常の受動態にはしにくい |
主語・動詞・目的語の見分け方が不安な場合は、受動態に入る前の文のしくみから確認することが大切です。英語教室「サポート」の『基礎力徹底講座』では、受動態や時制など、中学英語の基本から確認できます。
byを付ける場合・省く場合
受動態では、動作をした人を by で表すことがあります。ただし、受動態だからといって必ず by を付けるわけではありません。
This picture was taken by my grandfather.
この写真は私の祖父によって撮られました。
この文では、誰が写真を撮ったのかが大切なので、by my grandfather を付けています。
一方で、動作をした人が分からない場合、言う必要がない場合、文の中心ではない場合には、by以下が省かれることがあります。
| 形 | 例文 | 考え方 |
|---|---|---|
| byあり | This picture was taken by my grandfather. | 誰がしたかを言う必要がある |
| byなし | The windows are cleaned every afternoon. | 誰がしたかより、窓が掃除されることが中心 |
by my grandfather の例文
次の文を、能動態から受動態に変えてみましょう。
My grandfather took this picture.
私の祖父がこの写真を撮りました。
この文では、this picture が目的語です。受動態にすると、次のようになります。
This picture was taken by my grandfather.
この写真は私の祖父によって撮られました。
この場合、誰が撮った写真なのかが情報として大切なので、by my grandfather を付けています。受動態では、byを必ず付けると覚えるのではなく、その情報が必要かどうかを見ます。
The baby was named Emily. の受動態
次の文も、能動態から受動態にできます。
They named the baby Emily.
彼らはその赤ちゃんをエミリーと名付けました。
この文では、the baby が目的語です。受動態にすると、the baby を主語にします。
The baby was named Emily.
その赤ちゃんはエミリーと名付けられました。
named は過去形にも過去分詞にも見える形ですが、この文では was named で受動態です。be動詞+過去分詞のまとまりで見ます。
受動態の時制|変わるのはbe動詞部分
受動態では、過去分詞はそのままにして、be動詞の部分を時制に合わせて変えます。
The car is washed every Saturday.
その車は毎週土曜日に洗われます。
この文では、is washed が現在形の受動態です。これを過去の話にすると、was washed になります。
| 時制・形 | 受動態の形 | 例文 |
|---|---|---|
| 現在形 | am / is / are+過去分詞 | The car is washed every Saturday. |
| 過去形 | was / were+過去分詞 | The car was washed yesterday. |
| 現在進行形 | am / is / are being+過去分詞 | The car is being washed now. |
| 過去進行形 | was / were being+過去分詞 | The car was being washed then. |
| 現在完了 | have / has been+過去分詞 | The car has been washed this week. |
受動態では、washed の部分ではなく、その前にある is / was / is being / has been などを見て、時制を判断します。
現在完了の受動態:has been washed
現在完了の受動態は、have / has been+過去分詞で作ります。
The car has already been washed this week.
その車は今週すでに洗われています。
この文では、has been washed が現在完了の受動態です。already は「すでに」、this week は「今週」という意味の語句です。
already this week をひとかたまりで覚えるのではなく、already と this week が、それぞれ has been washed を説明していると考えます。
be動詞部分だけを時制に合わせる
受動態の大切な点は、過去分詞はそのままにして、be動詞部分を時制に合わせることです。
- The car is washed every Saturday.:現在形
- The car was washed every Saturday.:過去形
- The car is being washed now.:現在進行形
- The car has been washed this week.:現在完了
どの文でも、過去分詞 washed は変わりません。変わるのは、その前にある is / was / is being / has been の部分です。
受動態に完了形や進行形が加わると、どこを見て時制を判断するかが大切になります。基本文法だけでなく、長文や入試形式の問題でも確認したい場合は、英語教室「サポート」の『過去問演習講座』も確認できます。
be known to everyone|byではなくtoを使う表現
受動態では by がよく出てきますが、すべての表現で by を使うわけではありません。
New York is known to everyone.
ニューヨークは誰にでも知られています。
be known to 人 は、「人に知られている」という意味で使われます。ここでは by everyone ではなく、to everyone が使われています。
to には「到達」のイメージがあります。ニューヨークという都市の情報が、多くの人に届いていると考えると、known to everyone の形を理解しやすくなります。
| 表現 | 意味 | 前置詞 |
|---|---|---|
| was taken by my grandfather | 私の祖父によって撮られた | by |
| is known to everyone | 誰にでも知られている | to |
よくある誤り
受動態では、形を少し間違えるだけで別の文になってしまうことがあります。ここでは、Book2 Lesson9 Scene1で特に気をつけたい誤りを確認します。
can seen と書いてしまう
can の後ろには動詞の原形が必要です。受動態では be seen が動詞の原形にあたる部分になるため、can be seen と書きます。
× The stars can seen at night.
○ The stars can be seen at night.
byを必ず付けると思ってしまう
受動態にbyが付くことはありますが、必ず付くわけではありません。誰がしたかを言う必要があるときに付けます。
The windows are cleaned every afternoon.
この文では、誰が掃除するかより、窓が毎日午後に掃除されることが中心です。
be known by everyone と考えてしまう
known のような表現では、be known to 人 が使われます。すべての受動態にbyを入れるのではなく、表現ごとの前置詞を確認しましょう。
○ New York is known to everyone.
確認問題
ここまで確認した内容を使って、受動態を作れるか確認しましょう。助動詞、by、named の形が混ざっているため、主語になる語と動詞の形に注意します。
次の文を受動態にしましょう。
- They clean the windows every afternoon.
- We can see the stars at night.
- They named the baby Emily.
- My grandfather took this picture.
解答を確認する
- The windows are cleaned every afternoon.
- The stars can be seen at night.
- The baby was named Emily.
- This picture was taken by my grandfather.
基礎に戻って確認したい場合:
受動態にする前に、主語・動詞・目的語の区別があいまいな場合は、前の単元に戻って確認すると理解しやすくなります。
- be動詞と一般動詞の違い
- do / does / did の使い分け
- 疑問文や否定文で使う動詞の形
よくある質問
受動態は必ず「〜される」と訳しますか?
基本的には「〜される」と訳すことが多いですが、日本語として不自然になる場合もあります。訳だけで判断せず、英語の形が be動詞+過去分詞 になっているかを確認します。
助動詞がある受動態はどう作りますか?
助動詞がある場合は、助動詞+be+過去分詞です。たとえば、can be seen、should be washed、must be done のように作ります。
byは必ず付けますか?
必ず付けるわけではありません。誰がしたかを伝える必要がある場合はbyを付けます。誰がしたかが重要でない場合や、分からない場合は省かれることがあります。
can seen はなぜだめですか?
can の後ろには動詞の原形が必要です。受動態では be seen がその形になるため、can be seen と書きます。
be known to は受動態ですか?
はい。known は過去分詞で、is known は受動態の形です。ただし、前置詞はbyではなく、to を使って be known to 人 と表します。
Book2 Lesson9 Scene1のまとめ
- 助動詞がある受動態は 助動詞+be+過去分詞。
- We can see the stars. は、The stars can be seen. になる。
- 受動態は、能動態の目的語を主語にした文。
- 基本形は be動詞+過去分詞。
- They clean the windows. は、The windows are cleaned. にできる。
- byは、動作をした人を言う必要があるときに使う。
- be known to のように、by以外の前置詞を使う表現もある。
- 時制は、過去分詞ではなく、be動詞部分で判断する。
受動態は、形だけを見ると be+過去分詞 ですが、実際の文では、主語の入れ替え、助動詞、時制、byの有無まで確認する必要があります。例文ごとに、何が主語になり、どのbe動詞が使われているかを見ながら復習しましょう。
講座を確認する場合の目安
- 主語・動詞・目的語の見分けから不安な場合:基礎力徹底講座
- 助動詞、受動態、時制の組み合わせで間違えやすい場合:ブレイクスルーゼミ
- 受動態や完了形を長文・入試形式の問題でも確認したい場合:過去問演習講座
受動態・助動詞・時制が混ざると、自力ではどこで間違えているか分かりにくいことがあります。英語教室「サポート」では、Progress Book2の受動態・完了形・長文読解を、学校進度に合わせて確認できます。


