受動態の書き換えと助動詞・by【Book2 Lesson9 Scene1】
助動詞+be+過去分詞を受動態の形で確認する

受動態は、be動詞+過去分詞で作る文です。ただし、Book2 Lesson9 Scene1では、それだけでなく、助動詞+be+過去分詞、byを付ける場合、byを使わない表現まで出てきます。
このページでは、The windows are cleaned.、The stars can be seen.、The baby was named Emily.、New York is known to everyone. などの例文を使いながら、受動態の作り方と読み方を確認します。
- 受動態の基本:目的語を主語にし、動詞をbe+過去分詞にする
- 助動詞がある文:can be seen / should be washed など
- byの使い方:動作をした人を示すときに使う
- by以外の前置詞:be known to のような表現も確認する
※「三単現のs」を探している場合は内容が異なります。ここでは受け身(受動態)を扱います。
Progress Book2全体の関連単元もあわせて確認したい方は、全体像はこちらをご覧ください。
このページで確認すること
- 受動態は、能動態の目的語を主語にした文であること
- 基本形は be動詞+過去分詞 であること
- 助動詞がある場合は 助動詞+be+過去分詞 になること
- byを付ける場合と、省く場合の違い
- be known to のように、by以外の前置詞を使う表現
- 現在形・過去形・進行形・現在完了でbe動詞部分が変わること
受動態の基本|目的語を主語にする

Book2 Lesson9 Scene1では、受動態の平叙文が扱われます。受動態は、単に「〜される」と訳す文ではなく、能動態の目的語を主語にした文です。
まずは、受動態ではない普通の文を確認します。
They clean the windows every afternoon.
彼らは毎日午後にその窓を掃除します。
この文では、They が主語、clean が動詞、the windows が目的語です。つまり、「彼らがその窓を掃除する」という文です。
この文を受動態にすると、目的語だった the windows を主語にします。
The windows are cleaned every afternoon.
その窓は毎日午後に掃除されます。
このとき、動詞は are cleaned になります。受動態では、be動詞+過去分詞 を使います。
| 文 | 主語 | 動詞 | 目的語・補足 |
|---|---|---|---|
| They clean the windows. | They | clean | the windows |
| The windows are cleaned. | The windows | are cleaned | 目的語だった語が主語になる |
英語教室「サポート」の『基礎力徹底講座』:受動態や時制など、中学英語の基本から確認できます。
受動態を「〜される」だけで覚えない
受動態は、日本語では「〜される」と訳されることが多くあります。ただし、すべての受動態を無理に「〜される」と訳すと、日本語として不自然になる場合があります。
たとえば、次の文を考えます。
The car is washed every Saturday.
その車は毎週土曜日に洗われます。
直訳としては「洗われます」ですが、日本語では「その車は毎週土曜日に洗車します」のように言った方が自然な場面もあります。
大切なのは、日本語訳の形だけではなく、英語の文として The car が主語になり、is washed という受動態になっていることです。
byを付ける場合と付けない場合
受動態では、動作をした人を by で表すことがあります。
This picture was taken by my grandfather.
この写真は私の祖父によって撮られました。
この文では、誰が写真を撮ったのかが大切なので、by my grandfather を付けています。
一方で、受動態では by が付かないことも多くあります。動作をした人が分からない場合、言う必要がない場合、文の中心ではない場合には、省かれることがあります。
| 形 | 例文 | 考え方 |
|---|---|---|
| byあり | This picture was taken by my grandfather. | 誰がしたかを言う必要がある |
| byなし | The windows are cleaned every afternoon. | 誰がしたかより、窓が掃除されることが中心 |
助動詞+be+過去分詞の形
次に、助動詞がある文を受動態にします。
We can see the stars at night.
私たちは夜に星を見ることができます。
この文では、the stars が目的語です。受動態では、この the stars を主語にします。
The stars can be seen at night.
星は夜に見ることができます。/星は夜に見られます。
助動詞 can の後ろには動詞の原形が来ます。そのため、受動態では can seen ではなく、can be seen になります。
確認ポイント:
助動詞がある受動態は、助動詞+be+過去分詞です。
can be seen / should be washed / must be done のように、助動詞の後ろは be になります。
| 助動詞 | 受動態の形 | 例文 |
|---|---|---|
| can | can be 過去分詞 | The stars can be seen at night. |
| should | should be 過去分詞 | The car should be washed. |
| must | must be 過去分詞 | This work must be done today. |
| have to | have to be 過去分詞 | The room has to be cleaned. |
英語教室「サポート」の『ブレイクスルーゼミ』:受動態や助動詞など、混同しやすい文法を確認します。
The baby was named Emily. の受動態
次の文も、能動態から受動態にできます。
They named the baby Emily.
彼らはその赤ちゃんをエミリーと名付けました。
この文では、the baby が目的語です。受動態にすると、the baby を主語にします。
The baby was named Emily.
その赤ちゃんはエミリーと名付けられました。
named は過去形にも過去分詞にも見える形ですが、この文では was named で受動態です。be動詞+過去分詞のまとまりで見ます。
受動態にできる動詞とできない動詞
受動態は、基本的には目的語を取る動詞で作ります。目的語がない文では、主語にする語がないため、受動態にしにくくなります。
| 文 | 目的語 | 受動態 |
|---|---|---|
| They clean the windows. | the windows | The windows are cleaned. |
| We can see the stars. | the stars | The stars can be seen. |
| He sleeps. | なし | 通常の受動態にはしにくい |
受動態の時制はbe動詞部分で変わる
受動態では、過去分詞はそのままにして、be動詞の部分を時制に合わせて変えます。
The car is washed every Saturday.
その車は毎週土曜日に洗われます。
この文では、is washed が現在形の受動態です。これを過去の話にすると、was washed になります。
| 時制・形 | 受動態の形 | 例文 |
|---|---|---|
| 現在形 | am / is / are+過去分詞 | The car is washed every Saturday. |
| 過去形 | was / were+過去分詞 | The car was washed yesterday. |
| 現在進行形 | am / is / are being+過去分詞 | The car is being washed now. |
| 過去進行形 | was / were being+過去分詞 | The car was being washed then. |
| 現在完了 | have / has been+過去分詞 | The car has been washed this week. |
受動態では、washed の部分ではなく、その前にある is / was / is being / has been などを見て、時制を判断します。
英語教室「サポート」の『過去問演習講座』:受動態・完了形・長文読解まで確認できます。
現在完了の受動態:has been washed
現在完了の受動態は、have / has been+過去分詞で作ります。
The car has already been washed this week.
その車は今週すでに洗われています。
この文では、has been washed が現在完了の受動態です。already は「すでに」、this week は「今週」という意味の語句です。
already this week をひとかたまりで覚えるのではなく、already と this week が、それぞれ has been washed を説明していると考えます。
be動詞部分だけを時制に合わせる
受動態の大切な点は、過去分詞はそのままにして、be動詞部分を時制に合わせることです。
- The car is washed every Saturday.:現在形
- The car was washed every Saturday.:過去形
- The car is being washed now.:現在進行形
- The car has been washed this week.:現在完了
どの文でも、過去分詞 washed は変わりません。変わるのは、その前にある is / was / is being / has been の部分です。
写真を撮った人を示す by my grandfather
次の文を見てみましょう。
My grandfather took this picture.
私の祖父がこの写真を撮りました。
この文では、this picture が目的語です。受動態にすると、次のようになります。
This picture was taken by my grandfather.
この写真は私の祖父によって撮られました。
この場合、誰が撮った写真なのかが情報として大切なので、by my grandfather を付けています。
一方で、「誰がしたか」が大切ではない場合には、by以下を省くこともあります。受動態では、byを必ず付けると覚えるのではなく、その情報が必要かどうかを見ます。
be known to everyone|byではなくtoを使う表現
受動態では by がよく出てきますが、すべての表現で by を使うわけではありません。
New York is known to everyone.
ニューヨークは誰にでも知られています。
be known to 人 は、「人に知られている」という意味で使われます。ここでは by everyone ではなく、to everyone が使われています。
to には「到達」のイメージがあります。ニューヨークという都市の情報が、多くの人に届いていると考えると、known to everyone の形を理解しやすくなります。
| 表現 | 意味 | 前置詞 |
|---|---|---|
| was taken by my grandfather | 私の祖父によって撮られた | by |
| is known to everyone | 誰にでも知られている | to |
よくある誤り
can seen と書いてしまう
can の後ろには動詞の原形が必要です。受動態では be seen が動詞の原形にあたる部分になるため、can be seen と書きます。
× The stars can seen at night.
○ The stars can be seen at night.
byを必ず付けると思ってしまう
受動態にbyが付くことはありますが、必ず付くわけではありません。誰がしたかを言う必要があるときに付けます。
The windows are cleaned every afternoon.
この文では、誰が掃除するかより、窓が毎日午後に掃除されることが中心です。
be known by everyone と考えてしまう
known のような表現では、be known to 人 が使われます。すべての受動態にbyを入れるのではなく、表現ごとの前置詞を確認しましょう。
○ New York is known to everyone.
確認問題
次の文を受動態にしましょう。
- They clean the windows every afternoon.
- We can see the stars at night.
- They named the baby Emily.
- My grandfather took this picture.
解答を確認する
- The windows are cleaned every afternoon.
- The stars can be seen at night.
- The baby was named Emily.
- This picture was taken by my grandfather.
よくある質問
受動態は必ず「〜される」と訳しますか?
基本的には「〜される」と訳すことが多いですが、日本語として不自然になる場合もあります。訳だけで判断せず、英語の形が be動詞+過去分詞 になっているかを確認します。
助動詞がある受動態はどう作りますか?
助動詞がある場合は、助動詞+be+過去分詞です。たとえば、can be seen、should be washed、must be done のように作ります。
byは必ず付けますか?
必ず付けるわけではありません。誰がしたかを伝える必要がある場合はbyを付けます。誰がしたかが重要でない場合や、分からない場合は省かれることがあります。
can seen はなぜだめですか?
can の後ろには動詞の原形が必要です。受動態では be seen がその形になるため、can be seen と書きます。
be known to は受動態ですか?
はい。known は過去分詞で、is known は受動態の形です。ただし、前置詞はbyではなく、to を使って be known to 人 と表します。
Book2 Lesson9 Scene1のまとめ
- 受動態は、能動態の目的語を主語にした文。
- 基本形は be動詞+過去分詞。
- They clean the windows. は、The windows are cleaned. にできる。
- 助動詞がある受動態は 助動詞+be+過去分詞。
- We can see the stars. は、The stars can be seen. になる。
- byは、動作をした人を言う必要があるときに使う。
- be known to のように、by以外の前置詞を使う表現もある。
- 時制は、過去分詞ではなく、be動詞部分で判断する。
受動態は、形だけを見ると be+過去分詞 ですが、実際の文では、主語の入れ替え、助動詞、時制、byの有無まで確認する必要があります。例文ごとに、何が主語になり、どのbe動詞が使われているかを見ながら復習しましょう。
英語教室「サポート」では、Progress Book2の受動態・完了形・長文読解を、学校進度に合わせて確認できます。
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