代名詞oneの使い方|ones・itとの違い【Book2 Lesson9 Scene3】

代名詞oneは同じ名詞の繰り返しを避ける表現

Book2 Lesson9 Scene3では、代名詞 one の使い方を学習します。one は「1」という意味だけでなく、同じ可算名詞を繰り返さないためにも使います。

たとえば、a digital camera をすでに話題にしているとき、もう一度 a digital camera と言わずに one で受けることがあります。

このページでは、oneonesa red onethe one、そして it との違いを、Book2 Lesson9 Scene3の例文に沿って確認します。

Progress Book2全体の関連単元もあわせて確認したい方は、全体像はこちらをご覧ください。

このページで確認できること

  • one が「a + 可算名詞単数形」の代わりになる場合
  • a red one のように形容詞が付く場合
  • ones が複数名詞の代わりになる場合
  • the onethe ones の使い方
  • itone の違い
表現 代わりにするもの 例文 考え方
one a + 可算名詞単数形 I’m going to buy one. a digital camera などを繰り返さない
a 形容詞 one a + 形容詞 + 可算名詞単数形 a red one a は残り、名詞だけが one になる
ones 可算名詞複数形 big red ones apples などの複数名詞を繰り返さない
the one the + 可算名詞単数形 The one with the blue roof. 会話の中で相手にも分かるものを指す
it すでに話題に出た同じもの I like it. 同じものそのものを指す

one は a digital camera の代わりになる

次の会話を見てみましょう。

Do you have a digital camera?
あなたはデジタルカメラを持っていますか。

No, but I’m going to buy one.
いいえ、でも買うつもりです。

この文の one は、前の文に出てきた a digital camera の代わりです。

No, but I’m going to buy a digital camera.

このように言っても意味は通じます。ただ、同じ名詞を繰り返すと少しくどくなるため、2回目の a digital cameraone にします。

ここで大切なのは、one は基本的に「a + 可算名詞単数形」の代わりになるという点です。camera は数えられる名詞なので、a digital cameraone で受けることができます。

I’m going to と will の違いにも注意する

I’m going to buy one. では、be going to が使われています。これは、すでに買うつもりでいることを表します。

I’m going to buy one.
私はそれを買うつもりです。

この文で重要なのは、one が「何を買うのか」を受けていることです。前に a digital camera が出ているため、one は「デジタルカメラ」を表します。

この one を「1」とだけ考えると、「1個買う」という意味に見えてしまいます。しかし、ここでは a digital camera の繰り返しを避けるための代名詞として使われています。

a red one は a red apple の代わり

次に、形容詞が付く場合を見てみましょう。

Do you want a yellow apple or a red one?
黄色いリンゴと赤いリンゴのどちらが欲しいですか。

この文の one は、apple の代わりです。もとの形は次のように考えられます。

Do you want a yellow apple or a red apple?

2回目の apple を繰り返さず、one にしています。そのため、a red applea red one になります。

形の確認

  • a digital camera → one
  • a red apple → a red one
  • a yellow apple → a yellow one

注意したいのは、a red onea が残ることです。one が代わりにするのは名詞部分の apple です。ared はそのまま残るため、a red one になります。

ones は複数名詞の代わりになる

one には複数形があります。それが ones です。

次の文を見てみましょう。

What kind of apples do you like?
あなたはどんな種類のリンゴが好きですか。

I like big red ones.
私は大きな赤いリンゴが好きです。

この文の ones は、apples の代わりです。もとの形で考えると、次のようになります。

I like big red apples.

すでに apples が話題に出ているため、もう一度 apples と言わずに ones で受けています。

単数なら one、複数なら ones です。

もとの表現 one / ones を使った表現 意味
a red apple a red one 赤いリンゴ
red apples red ones 赤いリンゴたち
some Italian magazines some Italian ones イタリアの雑誌を何冊か

some Italian ones の考え方

次の会話も、ones の使い方を確認するよい例です。

Do you have any French magazines?
フランスの雑誌を持っていますか。

No, but I have some Italian ones.
いいえ、でもイタリアの雑誌を何冊か持っています。

この文の ones は、前の文の magazines の代わりです。

some Italian magazines と言ってもよいですが、magazines を繰り返さずに some Italian ones としています。

ここでは、some + 形容詞 + ones という形になっています。複数名詞を受けるので、one ではなく ones を使います。

the one は特定のものを指す

the one は、会話の中で相手にも分かっている特定のものを指します。

次の文を見てみましょう。

Which one is yours?
どれがあなたのものですか。

ここでの one は、会話の場面にある何かを指しています。たとえば、机の上に本が何冊かある場面なら、Which book is yours? に近い意味になります。

次のような答え方もあります。

The one with the blue roof.
青い屋根のものです。

この文では、the one が「その家」を表し、with the blue roof が「青い屋根の付いた」という説明を加えています。

形容詞が1語なら the red one のように one の前に置きます。一方、with the blue roof のように2語以上の説明が付く場合は、the one with … のように one の後ろに置きます。

表現 意味 説明の位置
the red one 赤いもの red が one の前
the one with the blue roof 青い屋根のもの with the blue roof が one の後ろ
the ones that are looking at us 私たちを見ている人たち that 以下が ones の後ろ

the ones は特定の複数名詞を指す

the ones は、特定の複数名詞の代わりに使います。

たとえば、次の文を見てみましょう。

Which girls did you invite?
どの女の子たちを招待しましたか。

The ones that are looking at us.
私たちを見ている女の子たちです。

この the ones は、前の文の girls を受けています。girls は複数なので、the one ではなく the ones になります。

that are looking at us は、the ones がどの人たちなのかを説明しています。

one と it の違い

oneit は、どちらも前に出た名詞に関係します。ただし、指しているものが違います。

it は、すでに話題に出た同じものそのものを指します。

I bought a camera yesterday. I like it.
私は昨日カメラを買いました。私はそれが好きです。

この it は、昨日買ったそのカメラそのものを指しています。

一方、one は、同じ種類の別のものを指すことが多くなります。

I don’t have a camera, but I’m going to buy one.
私はカメラを持っていませんが、買うつもりです。

この one は、前に出た camera そのものではありません。これから買う「カメラという種類のもの」を表しています。

表現 指すもの 例文
it すでに話題に出た同じもの I like it.
one 同じ種類の別のもの I’m going to buy one.

代名詞oneを使うときのまとめ

代名詞 one は、同じ可算名詞の繰り返しを避けるために使う表現です。単数なら one、複数なら ones を使います。

  • one は a + 可算名詞単数形の代わりになる
  • a red one は a red apple などの代わりになる
  • ones は複数名詞の代わりになる
  • the one は相手にも分かる特定のものを指す
  • the ones は相手にも分かる特定の複数名詞を指す
  • it は同じものそのものを指す

確認問題

Q1. I’m going to buy one. の one は何の代わりですか。

前に出ている a digital camera など、a + 可算名詞単数形の代わりです。

Q2. a red apple を one で受けるとどうなりますか。

a red one になります。a と red は残り、apple が one になります。

Q3. red apples を one で受けるとどうなりますか。

red ones になります。複数名詞 apples を受けるので ones を使います。

Q4. the one with the blue roof の意味は何ですか。

「青い屋根のもの」です。家の話なら「青い屋根の家」を表します。

Q5. one と it の違いは何ですか。

it はすでに話題に出た同じものそのものを指します。one は同じ種類の別のものを指すことが多くなります。

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