Shall I を使う疑問文【Progress Book1 Lesson14-1】【プログレス】
「Shall」の使い方と説明
では例によって、こちらのLookを見て下さい。
まずこの「Shall」という言葉ですが、「Shall」は助動詞と呼ばれます。
普通助動詞というと、「will」とか「can」を最初に習いますが、PROGRESSは「Shall」が最初に出てきます。
そうするとこの段階であまり助動詞というのは気にしてもしょうがないのかな、というのでちょっと助動詞とは何ぞやという話は今日は置いておきます。
「Let’s」と「Shall we」の使い方
ただ、現代の英語ではこの「Shall」という言葉はこの2行目の「Shall we 何とか」と「Shall I 何とか」、これ以外では滅多に使わない、もうそう覚えていいです。
これ以外の使い方というのは、勉強するとしても高校生の結構後半です。
そこでかなり難関大学を受ける人だけが分かればいい事なので、今日はもう決まり文句としていきましょう。
まずは「Let’s」です。
「Let’s begin」と書いてありますが、ここはどう覚えるでしたか?
「Let’s 動詞原形」でしたね。V原と書きます。
これで、「一緒に何にしようぜ」です。
「Let’s begin a new lesson.」この場合は多分先生が生徒たちに言っているんでしょう。
「新しい課を始めましょう」みたいな感じです。
「Let’s 動詞原形」=「Shall we 動詞原形」です。
この「get」も動詞原形です。
先に予告しておきますが、「Shall I」の後ろも動詞原形です。
ここに原形を書くのを忘れないようにして下さい。
Shall we get ready for the picnic?
「ピクニックの準備」「get ready」は「準備が整った状態になる」という意味です。
「ピクニックへの準備が整った状態になりましょうか?」が直訳です。
日本語ではそんな言い方しないので、「ピクニックの準備をしましょうか?」となる訳です。
この「Shall we」に対して「Shall I」というのもあります。
主語が変わると、要するに「go to the store」、行く人が「私」になる訳です。
だから「Shall we go to the store?」だったら「we」は主語なので、そのお店に行くのが「私たち」です。
「私たちみんなで行こうか」ですが、今度は主語が「I」になったら「私」だけ行く訳です。
何人かいる中で、「私が行きましょうか?」という事は、「「皆さんを代表して」とか「あなたの代わりに私がそのお店に行きましょうか?」という「行ってあげましょうか?」というニュアンスです。
ただ、「行ってあげましょうか」という日本語はちょっと恩着せがましいので、皆さん心の中では「私がしてあげましょうか?」と思っても、実際に日本語で表現する時は「私がしましょうか?」と、こんなふうに心の中と実際に口に出すのとちょっと変えます。
建て前と本音を分けるというのは日本人の得意な所ですから、英語を日本語に訳する時もちょっと分けましょう。
「Shall I」の例文と説明
次も「Shall I open the window?」、聞くという事は多分窓を開けたがっている人がいらっしゃるんでしょう。
その人に向かって、心の中では「窓を私が開けてあげましょうか?」ですが、「窓をお開けしましょうか?」の方が角が立たなくていいです。
そんな感じで「Shall」を覚えて下さい。
しばらく疑問詞があるやつを無視していましたので1回ぐらいやっておきましょう。
4番、「What shall I bring to the party?」「私はパーティに何を持って行きましょうか?」です。
これを「何を持ってきてあげましょうか?」って言ったら、じゃあもうパーティ来なくていいよと言われそうですよね。
「何を持ってきたらいいでしょうか?」ぐらいのニュアンスで聞いていると思って下さい。
「bring」が「何々を持ってくる」という他動詞です。
自動詞、他動詞の違いは大丈夫でしょうか?
他動詞「何々を持ってくる」、他動詞の後ろには目的語が必要です。
その目的語の名詞がこの「What」な訳です。
疑問詞というのは文頭に書きます。
あとは、「Shall I 動詞原形」「Shall we 動詞原形」です。
この「Shall」は助動詞と呼ばれるやつです。
これが助動詞と呼ばれるものだというのをちょっと頭の片隅に入れておいて頂けると、ちょっとあとのレッスンが楽になります。
「Shall we get」も「Shall I go」も助動詞のあとに主語動詞原形ときてるな、というのをちょっと頭に入れておいて下さい。
書きましょう。
助動詞+主語、英語でsubjectというのでSです。
それから動詞の原形です。
「助動詞 主語動詞の原型 なんたら」で最後が「?」です。
ちなみに最初の2文ですが、「Let’s」の方は疑問文じゃないので最後「.」です。
「Shall we」は疑問文なので最後は「?」、ここを間違えないで下さい。
時々中学校あたりでもありますが、定期テストとかで単語を並べ替えて文を作りなさいというのがあって、「Let’s」と「Shall we」あってどっちを使っていいのか分からなくなります、という人がいますが、その時はもう並んでいる単語を全部飛ばして最後を見て下さい。
最後「.」になっていたら「Let’s」を使えという事、最後「?」になっていたら「Shall we」を使えという事です。
意外とそこを見ないで、意味の上で違わないはずなのになって迷っちゃう人が多いので、そこを見る習慣を付けて下さい。
最後に「Shall I 何とかしてあげましょうか?」と皆さんが聞かれたとしましょう。
Shall we go to the store?
「私たち、お店に行きましょうか?」と聞かれた場合、「はい、お願いします。」と答えるときは「Yes, please do.」です。実際の会話では、「do」は省略されることもありますが、正式には「Yes, please do.」となります。「いいえ」と答える場合は、「No」です。しかし、「してあげましょうか?」と言ってくれているのに「いいえ」とだけ答えるのは少し申し訳ないですよね。したがって、「No, thank you.」と答えましょう。
What shall I bring to the party?
「パーティに何を持って来たらいいですか?」と聞かれた場合、「ケーキはどうですか?」と答えることができます。また、聞いた相手が自分と同じ人である可能性もありますので、相手がケーキを持って来てほしいと考えている場合もあります。したがって、返答については、この点を考慮してください。
When shall I come?
「いつ来たらいいですか?」と聞かれた場合、「7時前に来てください。」と答えることができます。この場合、聞かれた相手が返答しているということになります。