否定文疑問文で使われるany【Progress Book1 Lesson14-2】
Book1 Lesson14シーン2
このレッスンでは否定文や疑問文で使われる単語「any」について解説します。
まずはLookの文を見てみましょう。一番上の例文では、「I want a peach.」という文に対して、「桃って英語で何て言いますか?」という質問があります。この場合、「peach」ではなく「a peach」と覚えましょうと言われています。
桃は数えられる名詞ですので、「a」を付けて「a peach」となります。「a」は無理やり訳すと「一つ」という意味です。したがって、「桃が一つある時」に使います。
しかし、2つ以上の桃の場合はどうなるでしょうか?名詞が「ch」で終わる場合、例えば「peach」の複数形は「peaches」となります。これには以前にも触れたので、繰り返しません。
「a peach」は「peaches」となる可能性もありますが、複数形が特定されていない場合は通常「some」と組み合わせて使います。つまり、「some peaches」となります。
ですので、「a peach」の複数形は「some peaches」と覚えておくと良いでしょう。ただし、「some」は必ずしも必要ではありません。文脈によっては省略しても問題ありません。しかし、テストなどで思い出す際には「some peaches」と覚えておくことで、ミスのリスクを減らせるでしょう。
なお、「some」という言葉には注意が必要です。以下の例文を見てください。
I don’t want any lemons.
肯定文であれば、「I want some lemons.」となります。「私はレモンがいくつか欲しい。」という意味です。しかし、この文は否定文になっており、「don’t want」となっています。
否定文になると、「some」は「any」に変わります。「any」は「not」と組み合わせて「一つもない」「全くない」という意味を表します。したがって、上記の文は「I don’t want any lemons.」となります。「私はレモンが一つも欲しくない。」「私はレモンなんか全く欲しくない。」という意味です。
ただし、「any」の後ろの名詞は複数形のままであることに注意してください。つまり、「some lemons」から「any lemons」に変える際には、名詞の形は変わりません。
ここで日本人にとって少し変わった点があるかもしれません。「一つもない」のに複数形なのはなぜでしょうか?これは英文法の特徴であり、英語を学んでいくと理解できるようになるでしょう。
ただし、現時点では「some」を「any」に変えるときには、名詞の形は複数形のままにしておくことを覚えておいてください。日本語の意味を考えると「s」がいらないように感じるかもしれませんが、英語の文法を理解する際には、日本語に訳さずに考えることが重要です。
日本語に訳そうとすると、「not」と「any」で「一つもない」という意味を正確に理解できない傾向があります。ですので、「一つもない」という表現をしっかり覚えておいてください。
「否定文と疑問文で使われる【any】の使い方」
「any」の意味と使い方の基本
「any」は否定文や疑問文で使われる単語です。具体的な使い方を見てみましょう。
否定文の場合の「any」
「He doesn’t need any sandwiches.」の訳について考えます。「彼はサンドイッチを一つも必要としていない」という意味です。
否定文では、「some」の代わりに「any」が使われます。ここで注意が必要なのは、「any」の後ろの名詞は複数形のままであるということです。
疑問文の場合の「any」
「Does she need any sausages?」の訳について考えます。「彼女はソーセージがいくつか必要ですか?」という意味です。
疑問文でも否定文と同様に、「some」の代わりに「any」が使われます。ですので、「any」も「いくつかの」という意味になります。
「some」と「any」の使い分け
肯定文では「some」を使い、「いくつか」を表現します。否定文と疑問文では「any」を使い、「一つもない」という意味になります。
ここでよく混乱する点があります。否定文や疑問文で「any」になった場合でも、後ろの名詞は複数形のままであることを覚えておいてください。
覚えておきたいポイント
肯定文、否定文、疑問文の使い方をしっかりと覚えておきましょう。日本語と英語では、肯定文と否定文の扱いが逆になることに注意しましょう。
また、「not」と「any」の組み合わせで、「一つもない」という意味を表現します。この使い方も覚えておきましょう。