there+be動詞の否定文【Progress Book1 Lesson17-3】
「There+be動詞」の否定分です。「There is」三部作の完結編です。以下をご覧ください。
はじめに、前々回と前回の動画をまだご覧になっていない方は、それらを先にご覧いただくことをおすすめします。「There is」の文というのは、「何々がある」とか「何々がいる」と言いたい時に、何となく「There」を使いたくなったなと使うものではないと学びました。そうではなくて、主語が新情報の時に使います。新情報というのは文頭に突然現れると混乱しますので、一旦「There be動詞」を入れてから新情報の主語を述べる形にしましょう。
では、全体を振り返ってみましょう。正解はわかりませんが、一緒に言ってみましょう。「There be動詞 新情報の主語 場所の副詞」でしたね。この形式を覚えると、次は三点セットです。肯定文、否定文、疑問文のことです。前々回の動画では肯定文、前回の動画では普通は否定文が続くはずでしたが、今回は否定文を飛ばして疑問文でした。否定文についてどこかで触れましょう。
否定文では、be動詞の否定形として「is not」「was not」「are not」などを使うことができますが、実際には以下のような表現がよく使われます。
肯定文の例
「There is a cake on the table.」(テーブルにケーキがある。)
「There is some cake on your plate.」(あなたのお皿に少しケーキがある。)
英語を上達させたい人は、「No」の話が来ることを想定しておく必要があります。例えば、「No」の話が来ると分かっているにも関わらず、「a cake」という表現では丸いケーキ全体を指し、「some cake」は切り分けられたものを指します。家族がケーキを買ってきて分ける場合、人数によって均等に分けることができるかどうかが異なります。例えば、父、母、一人っ子の三人家族の場合、1/3ずつ食べることができます。しかし、兄弟が三人いる場合や、父母と子供が合わせて五人いる場合、均等に分けると1/5ずつしか食べられません。したがって、切った大きさが異なるとどちらが本当の1個なのかは言えません。このような場合は、数えられないものと考えるべきです。
話を元に戻しましょう。「ない」という場合は、「一つ」とか「いくつか」という部分に「no」を持ってきます。「There is no cake on the table.」(テーブルにケーキはありません。)となります。この「no」は強制的に「0個の」という意味合いを持ちます。したがって、「There is zero cake」と言っても良いのですが、一般的には「zero」を使わずに「no」と表現します。日本人から見ると、「ない」と言っているのに「0個」と言ったらあるように感じるかもしれませんが、アメリカ人などに日本語を教える際に「ない」という表現を使って話すと、彼らは「0個の」と解釈します。こうした言い回しの違いを理解することが大切です。
また、「no」について覚えておいてほしい点があります。具体的には、「0個の」と書きましたが、「0個ケーキ」という表現です。「cake」はお菓子の名前であり、名詞です。したがって、「no」は名詞を修飾する形容詞です。この点を覚えておいてください。「no」や「not」、「none」などに関して混乱する人もいますが、品詞で分けると意外と簡単です。名詞を修飾する形容詞の場合は、「no」を使用します。また、「not」は副詞であり、名詞以外を修飾します。動詞に使用されます。
英語の否定文における表現の違い
英語の否定文については、日本語とは異なる表現方法があります。例えば、「There isn’t a cake on the table.」という文がありますが、これを直訳すると「テーブルの上にケーキは1個ない。」となります。しかし、この表現は日本語的には理解しにくいかもしれません。
“There is no” の表現
英語において「ない」を表す場合、「There is no なんとか」という形を使います。具体的には、「There is no cake on the table.」と表現します。この表現は「テーブルの上にケーキはない。」と意訳されます。このように、”no”を使用することで明確に「0個」という意味を伝えることができます。
数えられる名詞の単数形と複数形における表現
英語では、「no」を使用する場合、後ろに数えられる名詞があると単数形と複数形の両方が使えます。具体的には、例えば「There are no pictures on the wall.」という文では、「壁には絵が掛かっていません。」となります。ここでの「pictures」は複数形ですが、「picture」と単数形でも同様に使えます。
同様に、「There are no stars on Japan’s flag.」という文では、「日本の国旗には星が描かれていません。」となります。ここでも「stars」は複数形ですが、「star」と単数形でも同じように使えます。
また、「There was no teacher in the classroom.」という文でも同様に、「教室には先生がいませんでした。」となります。ここでの「teacher」も単数形ですが、「teachers」と複数形でも意味は変わりません。
英語の否定文では、「There is no」を使って「ない」という意味を表現します。また、数えられる名詞の単数形と複数形においても、「no」を使用することで明確に「0個」という意味を伝えることができます。異なる表現方法や文化的な背景を理解することで、より正確に英語を使いこなすことができます。