there is notとthere is noの違い|there構文の否定文【Progress Book1 Lesson17-3】
there is not と there is no の違いは、否定する語と置く位置です。
- There is no cake. = no+名詞で「ケーキがない」と表す
- There is not any cake. = be動詞をnotで否定し、anyを使って「ケーキが少しもない」と表す
日本語ではどちらも「ない」と訳せますが、英語ではnoとnotの役割が異なります。このページでは、there is no / there is not / there is not any / there are noの関係を、例文と表で確認します。
Progress Book1 Lesson17-3を学習している人は、単数名詞・複数名詞・不可算名詞によるisとareの違いも一緒に整理していきましょう。Lesson17の前後も確認したい場合は、Progress Book1英語単元別解説一覧から現在の学習範囲を選べます。
there is not と there is no の違い
| 形 | 形の作り方 | 意味・本文での扱い | 例文 |
|---|---|---|---|
| There is no+名詞 | 名詞の前にnoを置く | 名詞がないことを表す。not anyを使う文との書き換えで中心となる形 | There is no cake on the table. |
| There is not any+名詞 | be動詞をnotで否定してanyを使う | 少しもないことを表す。no+名詞を使う文と近い意味になる | There is not any cake on the table. |
| There is not+a/an+単数名詞 | isの後ろにnotを置く | 単数名詞が存在しないことを述べる別の否定文。このページでは書き換えの中心にはしない | There is not a cake on the table. |
| There are no+複数名詞 | 複数名詞の前にnoを置く | 複数の人や物が1つもないことを表す | There are no pictures on the wall. |
学校英語の書き換え問題で中心となるのは、There is no+名詞とThere is not any+名詞の関係です。
- There is no cake on the table.
- There is not any cake on the table.
There is not a cake on the table.もbe動詞をnotで否定した文ですが、このページでは、no cakeとnot any cakeの書き換えと区別して扱います。
There is noでは、noが後ろの名詞にかかります。一方、There is notでは、notを使ってbe動詞のisを否定します。
穴埋めや並べ替えでは、日本語訳だけで判断しないことが大切です。noの後ろに名詞が続いているか、notがbe動詞の後ろに置かれているかを確認しましょう。
there be構文の基本形
there be構文の基本形は、There+be動詞+名詞+場所です。「どこかに人や物がある・いる」という意味を表します。
たとえば、There is a cake on the table. は「テーブルの上にケーキがあります」という意味です。この肯定文を否定文にするとき、notを使う形とnoを使う形があります。
肯定文の例

- There is a cake on the table.(テーブルの上にケーキがあります。)
- There is some cake on your plate.(あなたのお皿にケーキが少しあります。)
否定文を作るときは、主に次の2つの形を確認します。
- be動詞の後ろにnotを置く
- 名詞の前にnoを置く
There isとThere areのどちらを使うか迷う場合は、there be動詞の基本とis・areの違いで、後ろの名詞を見てbe動詞を選ぶ方法から確認できます。
noを使う形とnotを使う形
There is noはno+名詞で「ない」を表す
There is no cake on the table. のno cakeは、「ケーキがない」というまとまりです。日本語では「テーブルの上にケーキはありません」と訳せます。
この文のnoは、be動詞ではなく後ろのcakeにかかっています。そのため、no+名詞をひとまとまりとして見ることが大切です。
- no cake = ケーキがない
- no teacher = 先生がいない
- no pictures = 絵が1枚もない
noの後ろには、単数名詞だけでなく、複数名詞や不可算名詞も置けます。
There is notはbe動詞を否定する
There is not a cake on the table. では、isの後ろにnotを置いてbe動詞を否定しています。
短縮形を使うと、There isn’t a cake on the table. となります。noを使う文とは、否定を表す語の位置が異なります。
ただし、このページで書き換え関係として重点的に確認するのは、次の2文です。
- There is no cake on the table.
- There is not any cake on the table.
There is not a cake.とThere is not any cake.は、どちらもnotでbe動詞を否定していますが、名詞の前の形が異なります。学校ワークの書き換えでは、問題で指定された語や空欄の数も確認しましょう。
否定表現の違い

There is noとThere is not anyの関係
次の2文は、どちらも「テーブルの上にケーキはありません」という近い意味を表します。
- There is no cake on the table.
- There is not any cake on the table.
意味は近くても、文の作り方は異なります。
- There is no = no+名詞で「ない」を表す
- There is not any = be動詞をnotで否定し、anyを使う
書き換え問題では、noを使うときはanyを置かず、not anyを使うときはnoを置かないことに注意してください。
- There is no cake.
- There is not any cake.
noとnot anyを同時に使う形にはしません。
anyの後ろを単数形にするか複数形にするか、someからanyへ変えるときの名詞の形で迷う場合は、anyの後ろの名詞形とsome・anyの使い分けも確認しましょう。
単数・複数・不可算名詞による形の違い
複数名詞ではThere are noを使う
後ろが複数名詞の場合は、There are no … の形になります。
- There are no pictures on the wall.(壁には絵が掛かっていません。)
- There are no stars on Japan’s flag.(日本の国旗には星が描かれていません。)
単数名詞や不可算名詞ならis、複数名詞ならareを使います。
- There is no teacher in the classroom.
- There are no teachers in the classroom.
- There is no cake on the table.
be動詞は、後ろに続く名詞の単数・複数に合わせると覚えておきましょう。
There areの後ろに置く複数名詞の作り方も確認したい場合は、knifeからknivesへの変化と名詞の複数形で、sやesを付ける形も確認できます。
noの後ろに置ける名詞
noの後ろには、単数の可算名詞、複数の可算名詞、不可算名詞を置けます。
| 名詞の種類 | 例文 | be動詞 |
|---|---|---|
| 単数の可算名詞 | There is no teacher in the classroom. | is |
| 複数の可算名詞 | There are no teachers in the classroom. | are |
| 不可算名詞 | There is no cake on the table. | is |
noは単数名詞だけに使う語ではありません。名詞の種類を確認し、それに合わせてisまたはareを選びます。
可算名詞・不可算名詞や数量表現の区別も確認したい場合は、a lot ofの後ろは複数形?Lesson15数量表現解説で、a lot ofの後ろに置く名詞や、数えられる名詞と数えられない名詞の違いを確認できます。
穴埋め・並べ替え・書き換えでの見分け方
noとnotが混ざる場合は、日本語訳だけでなく、空欄の位置と後ろに続く語を確認します。
| 確認する場所 | 判断のしかた | 例 |
|---|---|---|
| 空欄の直後が名詞 | no+名詞の形を考える | There is no cake. |
| be動詞の直後が空欄 | notでbe動詞を否定する形を考える | There is not any cake. |
| 後ろの名詞が複数形 | isではなくareを使う | There are no pictures. |
| noを使っている | 同じ名詞の前にanyを重ねない | There is no cake. |
並べ替え問題では、最初にThereとbe動詞を並べるだけでなく、その後ろの名詞まで確認してください。
- 後ろの名詞が単数・複数・不可算のどれかを確認する
- isとareのどちらを使うか決める
- no+名詞にするか、not any+名詞にするかを確認する
よくある間違い
noとnotを入れ替えてしまう
noは名詞の前、notはbe動詞の後ろに置きます。
- There is no cake.
- There is not any cake.
isとareを混同する
後ろの名詞が単数か複数かを確認します。
- There is no picture on the wall.
- There are no pictures on the wall.
noとanyを一緒に使ってしまう
noを使う形とnot anyを使う形を分けます。
- There is no cake.
- There is not any cake.
There is no any cake.とはしません。
不可算名詞を複数形にしてしまう
不可算名詞には通常、複数形の-sを付けません。名詞が数えられるかどうかも合わせて確認しましょう。
there is noとthere is notのよくある質問
There is noとThere is not anyは同じ意味ですか。
多くの場合、どちらも「何もない」「少しもない」という近い意味を表せます。ただし、There is noではnoを名詞の前に置き、There is not anyではbe動詞をnotで否定してanyを使います。
noの後ろは単数形ですか、複数形ですか。
どちらも置けます。no teacherのような単数名詞、no teachersのような複数名詞、no waterのような不可算名詞に使えます。
There are noはどのようなときに使いますか。
後ろに複数名詞が続くときに使います。たとえば、There are no pictures on the wall.のpicturesは複数形なので、isではなくareを使います。
There is no anyという形は使いますか。
このページで扱う書き換えでは、noとanyを重ねません。There is no cake.またはThere is not any cake.のどちらかにします。
まとめ
- There is noは、no+名詞で「ない」ことを表します。
- There is notは、notを使ってbe動詞を否定する形です。
- 学校英語の書き換えでは、There is no … とThere is not any … の関係を中心に確認します。
- There is not+a/an+単数名詞は、be動詞をnotで否定した別の形として区別します。
- noを使う形では、同じ名詞の前にanyを重ねません。
- 複数名詞ならThere are no … を使います。
- 単数名詞と不可算名詞では基本的にis、複数名詞ではareを使います。
- 判断しにくいときは、空欄の位置と後ろの名詞を確認します。
there is noとthere is notの違いは、否定を表す語の役割と位置にあります。noは名詞と組み合わせ、notはbe動詞を否定すると整理すると、穴埋めや書き換えでも判断しやすくなります。
理解状況に合わせて次の単元を選ぶ
今回の内容と特に関係が強いのは、there be構文の基本、疑問文、some / anyの3つです。迷っている部分に合わせて選びましょう。
Lesson17の続きや前後の単元も確認する
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