This is ~.を使う他人の紹介【Progress Book1 1-1】
LOOK(例文)の確認
訳:「これはじろうです。」
つまずいている人に聞くと、「This」が「これ」で「is」が「は」で、「じろうです」、と答えちゃう人が多いですが、「This」を「これは」だと思って下さい。
「is」はもう「です」だと思って下さい。そして、「じろう」です。訳す順番は、This Jiro isで、これはじろうです。この癖を付けて下さい。
訳:「これはケイコです。」
「これは」後ろいって、「ケイコ」、「is」は「です」となります。
訳:「これはローラです。」
もう一回一番に戻って訳すと、「This」が「これは」、「Jiro」が「じろう」、「is」が「です」となります。この「Jiro is」を訳す時に「じろうです」と「Jiro is」と後ろから前に訳します。これを止めろ、という英語の先生が多いです。もちろんこれをやらなくても出来る人はこんなのをやる必要ないです。だけどつまずいている人は無理やり前から訳そうとするので、「これは」に見えてしまうんです。
だから、基礎が固まっていない間はこれをやった方がいいと思います。
基礎が固まってきたら、「これは」で「is」、後ろになんかあって誰々です。誰です?というのがじろうになります。基礎を固めてから頭に入れていくやり方をすると、この順番に出来る訳です。
それで、訳分からずとりあえず前からやろうとするので、「これはじろう」となり、ありもしない「です」をでっちあげてしまいます。そして、こういう間違いが起きる訳です。
最初のうちは基本に忠実に!
勉強というのは基本段階と、ある程度出来るようになってからでやる事が違ってきます。基本を頭に入れなきゃいけない時に、最初からよく出来る人のやり方でやろうとするから上手くいかないんです。学校の先生とかは入試から逆算して、あーだこーだと指導する先生が多いみたいです。そういう指導をされた色んな生徒さんから相談を受けます。
私が思うのが、例えばお前の第一志望何々大学、あるいは高校受験何々高校にいきたければ、今これが出来ていなきゃダメだぞ、と言われます。
例えばマラソンでいうと、この42.195キロのマラソンに優勝したければ今35キロ地点を走っていなきゃダメだぞ、と25キロ地点を走っている人に言っても意味ないですよね?それと同じ事です。
従って、基本の間は分かりやすい勉強をします。分かりやすいというのは言い換えると、基本をやる間は日本語だとどんな順番になるのかを考えます。
我々は日本人ですから、日本語の順番と一緒の方が分かりやすいに決まっています。基本をやっている間は日本語の順番になるようにやっていき、ある程度出来るようになってきたら英語の順番で考えていきます。この二段階に分けてやりましょう。もちろんそれをやらなくても出来る人はやったらいいです。
なんか英語がつまずいちゃったという人、あるいは今度新しく英語を勉強する、ちょっと外国語で不安だという人はこれをやってみて下さい。
中学に入ってくる段階で、既に英語が出来る子とつまずいた子に二極分化しています。それがもう問題になっています。
多分小学校の先生とか、ちょっとこれやって下さる先生少ないかもしれません。だから中学でも文全体と、その文全体の訳しかやらない先生も多いらしいですので、こういうやり方でやっていくというのを是非実行して欲しいと思います。