didとは何か|doの過去形とdoesとの違い【PROGRESS Book1 L10-3】

didは、doの過去形として「した」という意味を表す場合と、過去の疑問文・否定文を作る場合があります。この動画では、Progress Book1 Lesson10 シーン3に出てくる、didを使った過去の疑問文を確認します。

本文では、didの意味、do・doesとの違い、否定文と疑問文の語順、didの後ろを動詞の原形にする理由まで順番に解説します。Progressを使っていない中学生も、didの基本を確認できる内容です。

最初に確認するdidの要点

  • didはdoの過去形
  • I did my homework.では「宿題をした」という意味になる
  • 過去の疑問文はDid+主語+動詞の原形
  • 過去の否定文は主語+did not/didn’t+動詞の原形
  • 一般動詞を使う過去の疑問文・否定文では、現在形でdoesを使う主語でもdidを使う
  • didの後ろでは、規則動詞も不規則動詞も原形にする

didの意味は2つある

didはdoの過去形です。文の中では、主に2つの役割があります。

doの過去形として使うdid

did自体が「した」「行った(おこなった)」という意味を表す場合は、一般動詞として使われています。

  • I did my homework yesterday.
    私は昨日、宿題をしました。
  • He did the work by himself.
    彼はその仕事を一人で行いました。

I did my homework.のdidは、doの過去形であり、日本語では「した」と訳せます。

過去の疑問文や否定文を作るdid

didは、一般動詞を使った過去の疑問文や否定文を作る助動詞としても使われます。この場合、did自体を「した」と直接訳さないことがあります。

  • Did you do your homework yesterday?
    あなたは昨日、宿題をしましたか。
  • I didn’t do my homework yesterday.
    私は昨日、宿題をしませんでした。

Did you do ...?にはdidとdoが両方出てきますが、役割は異なります。

役割 確認する内容
Did you do …? 過去の疑問文を作る助動詞 文全体が過去の質問であることを表す
Did you do …? 「する」という意味の一般動詞 didの後ろなので原形を使う
I didn’t do … 過去の否定文を作る助動詞 後ろの一般動詞は原形にする

一般動詞のdidと助動詞のdidを見分ける目安

didの役割に迷ったときは、didの前後にある語や文の形を確認しましょう。

  • I did my homework.のように、didが「何をしたか」を表している場合は、一般動詞として使われています。
  • Did you work?のように、文頭のDidの後ろに主語が続く場合は、疑問文を作る助動詞です。
  • I didn’t work.のように、didn’tの後ろに別の動詞の原形が続く場合は、否定文を作る助動詞です。

迷ったときは、次の3点を順番に確認すると判断しやすくなります。

  • didのほかにwork、play、doなどの一般動詞があるか
  • did自体を「した」と訳せるか
  • 文が疑問文または否定文になっているか

didの直後に名詞があるだけで必ず一般動詞と決まるわけではありません。文全体を見て、did自体に「した」という意味があるか、別の一般動詞を助けているかを考えることが大切です。

do・does・didの違い

do does didの違いを中1英語で確認するイメージ

doとdoesは現在形で使い、didはdoの過去形です。

より正確には、doesはdoの三人称単数現在形、didはdoの過去形です。一般動詞を使う過去の疑問文・否定文では、現在形でdoesを使う主語でもdidを使います。

時制・用途 主語 疑問文の例
do 現在の疑問文 I、you、we、theyなど Do you work every day?
does 現在の疑問文 he、she、itや単数の人名など Does John work every day?
did 過去の疑問文 主語に関係なく使う Did John work yesterday?

一般動詞として使うdo・does・did

do、does、didは、疑問文を作る助動詞だけでなく、「する」という意味の一般動詞としても使われます。

  • I do my homework every day.
    私は毎日宿題をします。
  • He does his homework every day.
    彼は毎日宿題をします。
  • He did his homework yesterday.
    彼は昨日宿題をしました。

一般動詞として使う場合、doは現在形、doesは主語がheやsheなどの三人称単数の場合の現在形、didは主語に関係なく使う過去形です。

現在形ではdoとdoesを使い分ける

  • Do you work every day?
    あなたは毎日働いていますか。
  • Does John work every day?
    ジョンは毎日働いていますか。

現在形では、主語がJohn、he、sheなどの三人称単数の場合にdoesを使います。ただし、doesの後ろにある一般動詞は原形です。

  • Does John work every day?
  • × Does John works every day?

現在形でdoesを使う主語でも過去の疑問文ではdidを使う

  • Does John play tennis every day?
    ジョンは毎日テニスをしますか。
  • Did John play tennis yesterday?
    ジョンは昨日テニスをしましたか。

「doesの過去形は何か」と考えた場合、学校英語ではdidと答えることができます。ただし、文法的には、doesはdoの三人称単数現在形です。一般動詞を使う過去の疑問文・否定文では、didを主語に関係なく使うと整理すると正確です。

過去の肯定文では、didを加えるのではなく、一般動詞そのものを過去形にします。

  • He works every day.
  • He worked yesterday.

過去の肯定文・否定文・疑問文

同じ内容を肯定文、否定文、疑問文にすると、動詞の形がどのように変わるか確認できます。

文の種類 基本の形 例文
肯定文 主語+動詞の過去形 You worked yesterday.
否定文 主語+didn’t+動詞の原形 You didn’t work yesterday.
疑問文 Did+主語+動詞の原形 Did you work yesterday?

肯定文では動詞自体を過去形にします。一方、否定文と疑問文ではdidが過去の時制を受け持つため、後ろの動詞は原形になります。

didを使う否定文

一般動詞を使った過去の否定文は、次の形で作ります。

主語+did not/didn’t+動詞の原形

  • I worked yesterday.
    私は昨日働きました。
  • I did not work yesterday.
    私は昨日働きませんでした。
  • I didn’t work yesterday.
    私は昨日働きませんでした。

didn’tdid notの短縮形です。

didを使う疑問文

一般動詞を使った過去の疑問文は、次の形で作ります。

Did+主語+動詞の原形+その他の語句?

  • Did you work in the store yesterday?
    あなたは昨日、その店で働きましたか。
  • Did John play tennis last Sunday?
    ジョンは先週の日曜日にテニスをしましたか。

語順の確認

Did you worked yesterday?ではなく、Did you work yesterday?とします。

なぜdidの後ろは動詞の原形になるのか

workedplayedのような過去形は、動詞自体が過去を表します。一方、疑問文や否定文ではdidが過去の時制を受け持ちます。

  • 肯定文:You worked yesterday.
  • 否定文:You didn’t work yesterday.
  • 疑問文:Did you work yesterday?

疑問文や否定文では、過去の時制をdidに持たせ、後ろの一般動詞は原形にします。

不規則動詞も原形に戻す

didの後ろでは、過去形の語尾から-edを外すのではなく、動詞を原形に戻します。そのため、不規則動詞でも同じルールが当てはまります。

肯定文 誤った疑問文 正しい疑問文
She went to school. × Did she went to school? Did she go to school?
You saw him. × Did you saw him? Did you see him?
He ate lunch. × Did he ate lunch? Did he eat lunch?

went、saw、ateは、それぞれgo、see、eatの過去形です。didを使う疑問文や否定文では、go、see、eatという原形を使います。

didとwas/wereの違い

一般動詞を使う過去の疑問文ではdidを使います。be動詞を使う過去の疑問文ではwasまたはwereを使います。

文の種類 例文 使う語
be動詞の文 Were you busy yesterday? were
be動詞の文 Was he busy yesterday? was
一般動詞の文 Did you study yesterday? did
一般動詞の文 Did he work yesterday? did

busyは「忙しい」という状態を表す語で、一般動詞ではありません。

  • × Did you busy yesterday?
  • Were you busy yesterday?

主語がheの場合は、be動詞の過去形としてwasを使います。

  • Was he busy yesterday?
  • Did he work yesterday?

study、work、playなどの一般動詞を使う過去の疑問文ではdidを使います。

be動詞の答え方も確認する場合
Yes, I do.とYes, it is.の違いを整理しましょう
一般動詞の疑問文はdo・does・didで答えます。be動詞の疑問文との違いが曖昧な場合は、答え方を比較すると整理しやすくなります。

疑問詞を使った過去の疑問文

疑問詞+did+主語+動詞の原形

What、Where、Whenなどの疑問詞がある場合も、didの後ろは主語+動詞の原形です。

疑問詞+did+主語+動詞の原形+その他の語句?

現在形 過去形
What does Keiko want for lunch? What did Keiko want for lunch?
Where does he study Japanese? Where did he study Japanese?
When does she play the piano? When did she play the piano?

疑問詞を文頭に置いた後も、did+主語+動詞の原形の順番を保ちます。

疑問詞を使った質問への答え方

What、Where、Whenなどで聞かれた場合は、YesやNoだけではなく、尋ねられた内容を答えます。

  • What did Keiko want?
    She wanted a sandwich.
    彼女はサンドイッチを欲しがっていました。
  • Where did he study Japanese?
    He studied Japanese at school.
    彼は学校で日本語を勉強しました。
  • When did she play the piano?
    She played it last Sunday.
    彼女は先週の日曜日にそれを弾きました。

質問ではdidを使って動詞を原形にしますが、答えの肯定文ではwanted、studied、playedのような過去形を使います。

疑問詞が主語になる文との違い

What did Keiko want?では、Keikoが主語で、Whatは「何を」という目的語の役割をしています。そのため、Whatの後ろはdid+主語+動詞の原形の語順になります。

一方、WhoやWhat自体が「誰が」「何が」という主語になる疑問文では、通常はdo・does・didを置きません。

  • Who did you see?
    Whoは「誰を」という目的語
  • Who came to the room?
    Whoは「誰が」という主語

同じWhoでも、文の中で目的語になるか主語になるかによって、didを使うかどうかが変わります。

次の文法へ進む場合
疑問詞自体が主語になる文も確認しましょう
What did Keiko want?のように疑問詞が目的語になる文を確認した後は、WhoやWhat自体が主語になる場合との違いを学ぶと、didを置くかどうかを判断しやすくなります。

過去の疑問文へのYes/Noの答え方

didで始まる疑問文には、didまたはdidn’tを使って答えます。

  • Did you work yesterday?
  • Yes, I did.
  • No, I didn’t.
  • Did John work yesterday?
  • Yes, he did.
  • No, he didn’t.

質問の主語がyouの場合は、答える人から見た主語に変わるため、Iで答えます。Johnについて聞かれた場合は、heで答えます。

疑問文 Yesの答え Noの答え
Do you ...? Yes, I do. No, I don’t.
Does he ...? Yes, he does. No, he doesn’t.
Did you ...? Yes, I did. No, I didn’t.
Did he ...? Yes, he did. No, he didn’t.

didでよくある間違い

didの後ろを過去形にする

  • × Did you worked yesterday?
  • Did you work yesterday?

不規則動詞を過去形のまま使う

  • × Did she went to school?
  • Did she go to school?

過去の疑問文でdoesを使う

  • × Does he work yesterday?
  • Did he work yesterday?

didn’tの後ろを過去形にする

  • × He didn’t played tennis.
  • He didn’t play tennis.

疑問詞の後ろの語順を入れ替える

  • × Where he did study Japanese?
  • Where did he study Japanese?

be動詞の文でdidを使う

  • × Did you busy yesterday?
  • Were you busy yesterday?

誤文を直すときは、現在か過去か、一般動詞の文かbe動詞の文か、didの後ろが原形になっているかを順番に確認しましょう。

didの使い方を確認する問題

ここまでの内容を使って、次の問題を解いてみましょう。答えを見る前に、時制、主語、動詞の形を確認してください。

  1. (Do / Does / Did)he play tennis yesterday?
    正しい語を選びましょう。
  2. Does John play tennis every day?
    「ジョンは昨日テニスをしましたか」という過去の疑問文に変えましょう。必要に応じて、時を表す語も変えてください。
  3. You worked yesterday.
    過去の否定文に変えましょう。
  4. She went to school.
    過去の疑問文に変えましょう。
  5. Did you saw him?
    間違いを直しましょう。
  6. He ate lunch.
    過去の否定文に変えましょう。
  7. (Were / Did)you busy yesterday?
    正しい語を選びましょう。
  8. 次のWhoは主語と目的語のどちらでしょうか。
    Who came to the room?
    Who did you see?
  9. Where / he / did / study / Japanese?
    正しい過去の疑問文になるように並べ替えましょう。

すべて解いてから、解答と理由を確認しましょう。

確認問題の解答と理由を見る
  1. Did
    yesterdayがあるため過去の疑問文です。
  2. Did John play tennis yesterday?
    doesをdidに変え、every dayをyesterdayに変えます。playは原形のままです。
  3. You didn’t work yesterday.
    過去の否定文はdidn’tの後ろに動詞の原形を置きます。
  4. Did she go to school?
    wentではなく原形のgoを使います。
  5. Did you see him?
    didの後ろではsawではなく原形のseeを使います。
  6. He didn’t eat lunch.
    didn’tの後ろではateではなく原形のeatを使います。
  7. Were
    busyは一般動詞ではないため、be動詞の過去形wereを使います。
  8. Who came to the room?のWhoは主語です。
    Who did you see?のWhoは目的語です。
  9. Where did he study Japanese?
    疑問詞の後ろは、did+主語+動詞の原形の順に並べます。

Progress Book1 Lesson10を見るときの補足

do does didの切り替えを確認する学習イメージ

ここからは、Progress Book1 Lesson10の例文を詳しく読むための補足です。主語や動詞だけでなく、目的語と「いつ・どこで」を表す語句も区別しましょう。

疑問文の基本的な語順

一般動詞の疑問文は、次のように整理できます。

疑問詞+do/does/did+主語+動詞の原形+目的語+その他の語句

ただし、文によって目的語がない場合や、疑問詞が目的語の役割をしている場合があります。

例文を文の役割に分ける

  • Do you work every day?
    • 主語:you
    • 動詞:work
    • 目的語:なし
    • その他:every day。「いつ」を表す語句
  • Where did he study Japanese?
    • 疑問詞:Where。「どこで」
    • 助動詞:did
    • 主語:he
    • 動詞:study
    • 目的語:Japanese。「何を」に答える語
  • What did Keiko want for lunch?
    • 疑問詞:What。「何を」
    • 助動詞:did
    • 主語:Keiko
    • 動詞:want
    • その他:for lunch。「昼食に」という意味を加える語句

例文の後半に置かれている語が、すべて目的語になるわけではありません。

  • Japanese/the piano:「何を」に答える目的語
  • every day/yesterday/last Sunday:「いつ」を表す語句
  • in the store:「どこで」を表す語句
  • for lunch:「昼食に」という意味を加える語句

Lesson10の表を見るときの注意点

以前のレッスンでは、目的語を入れる場所と、every dayやin the storeなどを入れる場所が分けて示されていました。

Lesson10では、目的語と「いつ・どこで」などを表す語句が同じ行に並ぶため、すべてが同じ文法上の役割に見えることがあります。

同じ行に書かれていても、すべてが目的語とは限りません。「何を」「いつ」「どこで」のどれを表しているか、自分で分類しながら読みましょう。

主語、動詞、目的語、その他の語句を分けて考えられるようになると、語順が長くなっても文の骨組みを見失いにくくなります。

didに関するよくある質問

didはdoとdoesのどちらの過去形ですか

didはdoの過去形です。doesはdoの三人称単数現在形です。現在形でdoesを使うhe、she、Johnなどの主語でも、一般動詞を使う過去の疑問文・否定文ではdidを使います。過去の肯定文では、He worked yesterday.のように一般動詞自体を過去形にします。

Did you do …?でdidとdoが2つあるのはなぜですか

最初のDidは過去の疑問文を作る助動詞です。後ろのdoは「する」という意味の一般動詞です。疑問文ではDidが過去の時制を受け持つため、後ろのdoは原形になります。

didとwas/wereはどう使い分けますか

study、work、playなどの一般動詞を使う過去の疑問文ではdidを使います。be動詞の文ではwasまたはwereを使います。たとえば、「彼は忙しかったですか」はWas he busy?、「あなたは忙しかったですか」はWere you busy?です。

Whoの疑問文ではdidを使わないのですか

Whoが「誰が」という主語なら、通常はdidを使わず、Who came?のように作ります。Whoが「誰を」という目的語なら、Who did you see?のようにdidを使います。

Did you went …?は間違いですか

間違いです。疑問文ではdidが過去の時制を受け持つため、後ろにはwentではなく原形のgoを置きます。正しくはDid you go ...?です。

まとめ:didの意味と使い方

didについて押さえたいポイントをまとめます。

  • didはdoの過去形
  • do、does、didは「する」という意味の一般動詞としても使われる
  • I did my homework.のdidは「した」という意味の一般動詞
  • Did you do your homework?のDidは過去の疑問文を作る助動詞
  • 過去の肯定文では、一般動詞自体を過去形にする
  • 過去の否定文は主語+did not/didn’t+動詞の原形
  • 過去の疑問文はDid+主語+動詞の原形
  • 一般動詞を使う過去の疑問文・否定文では、現在形でdoesを使う主語でもdidを使う
  • didの後ろでは、went、saw、ateなどの不規則動詞も原形にする
  • 一般動詞の過去の疑問文ではdid、be動詞の過去の疑問文ではwas/wereを使う
  • 疑問詞が目的語ならdidを使い、疑問詞自体が主語ならdidを使わない場合がある

例文を読むときは、did自体に「した」という意味があるのか、疑問文や否定文を作るために使われているのかを確認しましょう。役割を区別できると、do・does・didの違いや、didの後ろに原形を置く理由も理解しやすくなります。

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