不定詞(動詞の目的語)【Progress Book1 Lesson20-2】

今回は、Book1 Lesson20シーン2の不定詞と動詞の目的語についてお話しします。

不定詞は英語の勉強の中でよく出てくる言葉です。以下に詳細を説明しますので、ご覧ください。

不定詞とは

不定詞とは、動詞の原形の前に”to”を付けたものです。例えば、”go”の前に”to”を付けて”to go”、”run”の前に”to”を付けて”to run”といった形です。”to 動詞原形”という一つの塊として考えましょう。

不定詞は元々動詞ですが、動詞以外の働きもします。以下に例文を示します。

 “Jiro likes hot dogs.”「ジローはホットドッグが好き。」

この文では、”Jiro”が主語であり、”likes”が他動詞です。”likes”は「何々が好きだ」という意味の動詞です。”Jiro likes”で「ジローはが好き」となります。しかし、具体的に何が好きなのかが分かりません。ここで不定詞が登場します。

不定詞は他動詞の後ろに来て、その後ろに目的語が付くことがあります。目的語は名詞です。例えば、「ジローはが好き」という意味であれば、”hot dogs”が目的語になります。したがって、”Jiro likes hot dogs”では、「ジローはホットドッグが好き」となります。

 “Jiro likes to have hot dogs for lunch.”「ジローは昼食にホットドッグを食べるのが好き。」

この文では、”Jiro”が主語であり、”likes”が他動詞です。”to have”は動詞の原形の前に”to”を付けた不定詞です。不定詞の後ろには”hot dogs”が目的語として付きます。ここでは”hot dogs”が直接の目的語ですが、”to have”の目的語でもあります。

さらに、”for lunch”は「昼食に」という意味の表現です。不定詞の後ろに副詞的な表現が続きます。”for lunch”は”to have”の目的語であり、”to have hot dogs for lunch”は「昼食にホットドッグを食べる」となります。

不定詞は、「to 動詞原形」として動詞的な働きをしつつ、名詞的な働きもします。目的語の位置によって解釈が異なりますので、適切な文脈で使われています。

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