目的を表す不定詞[in order]to-v【Progress Book1 Lesson20-3】

今回は、Book1 Lesson20シーン3の目的を表わす不定詞についてお話しします。

不定詞は名詞的な働きや副詞的な働きをすることがあります。前回の復習では不定詞の名詞的用法を学びました。

例文として、”Jiro wants to go to New York next summer vacation.”「ジロー今度の夏休みにニューヨークに行きたいと思っています。」を取り上げましょう。この文では、”Jiro“が主語であり、”wants“が他動詞です。”wants“は「ほにゃららがしたい」という意味の動詞であり、目的語が必要です。目的語は不定詞の部分であり、”to go“がその目的語になります。不定詞の中の”to go“は動詞の原形の前に”to”を付けたものであり、名詞的な働きをしています。

さらに、”to go“の中の”to New York“は「ニューヨークに行く」という副詞的な表現です。ここでは”to New York“が動詞”go“に掛かる副詞として機能しています。また、”next summer vacation“は「次の夏休みに」という時間的な表現であり、不定詞の中の副詞としても働いています。

不定詞は動詞的な働きと名詞的な働きを同時に持つことがあります。名詞的な働きでは他の名詞として機能し、動詞的な働きでは動詞のように振る舞います。そのため、不定詞を理解する際は文脈によって意味が異なることに注意が必要です。

また、副詞的な働きをする不定詞も存在します。副詞的な不定詞は動詞を修飾し、目的や結果、感情の原因などを表します。例えば、”Jiro wants to go to New York in order to see the sights.”「ジローはその名所を見るためにニューヨークに行きたいと思っています。」のように、「ために」という目的を表す副詞的用法の不定詞が使われています。

不定詞の使い方はいくつかあり、名詞的用法、副詞的用法、そして後ほど学ぶ形容詞的用法があります。名詞的用法では不定詞が名詞として機能し、副詞的用法では動詞を修飾する副詞として機能します。理解が難しい場合は、名詞の代わりに他の名詞を使ってみることで意味が通じるかどうか確認すると良いでしょう。

以上が不定詞についての説明です。次回以降も不定詞の他の用法について学んでいきますので、英語の学習を続けながら理解を深めてください。お疲れさまでした。

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