SVOC(第5文型)の見分け方と疑問文|疑問詞つきもO=Cで整理【PROGRESS Book2 Lesson1 Scene2】

SVOCは、S+V+O+C(主語+動詞+目的語+補語)でできる文の形です。SVOCを見分けるときに最も重要なのは、Oは動詞の対象、CはそのOの名前・状態・動作を説明する語句だと区別することです。

たとえば、The news made me happy.では、meが動詞madeの対象になるO、happyがmeの状態を説明するCです。形容詞がCになる場合は、OとCを取り出して「O is/was C」という関係が成り立つかを確認すると、SVOCかどうかを判断しやすくなります。

名詞がCになる場合は、OとCが同じ人物・物を指しているかを確認します。一方、Cがto不定詞の場合は「O is/was C」とはできません。その場合は、Oがto不定詞内の動詞の意味上の主語になっているかを確認します。

このページでは、Book2 Lesson1 Scene2と中学英語の基礎範囲を中心に、OとCの違い、SVOCの見分け方、call/name/make、疑問文、整序問題や英作文を解説します。

Book2 Lesson1 Scene2で学ぶ内容
OとCの違い、SVOCとSVOOの見分け方、make/call/nameの使い方、疑問詞を使った英文を順番に確認します。
動画の内容
動画では、SVOCの基本とBook2 Lesson1 Scene2の文法事項を確認できます。視聴後は、本文の確認問題にも取り組んでください。

SVOCとは

SVOCの文の要素と見分け方を説明する図

S・V・O・Cの意味

記号 名称 文の中での役割
S 主語 動作や状態の主体を表す
V 動詞 動作や状態を表す
O 目的語 動詞の動作や働きが向かう対象を表す
C 補語 SVOCでは、Oの名前・状態・動作などを説明する

SVOCでは、OとCを別々の情報として読むのではなく、CがOについて何を説明しているかを見ることが大切です。

OとCの違い

要素 役割
O 動詞の対象になる語 The news made me happy.のme
C Oの名前、状態、動作などを説明する語句 The news made me happy.のhappy
OとCの関係 CがOについて説明を加える I was happy.という関係を確認できる

The news made me happy.を文の要素に分けると、次のようになります。

  • S:The news
  • V:made
  • O:me
  • C:happy
  • 日本語訳:その知らせは私をうれしくしました。

この文では、meがmadeの対象であり、happyがmeの状態を説明しています。meとhappyは同じ種類の語ではありませんが、「私はうれしかった」という主語と述語に近い関係があります。

「O=C」という表し方は、この関係を簡潔に示すためのものです。OとCが常に同じ単語や同じ種類の語になる、という意味ではありません。

Cに入る名詞・形容詞・to不定詞

SVOCのCには、名詞、形容詞、to不定詞などが入ります。Cの形によって、Oとの関係の確認方法が異なります。

Cの形 例文 確認方法
名詞 They called him Ken. himとKenが同じ人物を指しているかを見る
形容詞 The news made me happy. I was happy.のように、OがCの状態であるかを見る
to不定詞 I want you to read this book. youがreadする人、つまりto不定詞内の動詞の意味上の主語になっているかを見る

SVOCの見分け方

SVOCを見分けるときは、Cの形に合わせて確認方法を変えます。すべての文に機械的に「O was C」を当てはめるのではなく、名詞、形容詞、to不定詞を区別してください。

名詞のCは同じ人物・物を指すか確認する

Cが名詞の場合は、OとCが同じ人物・物を指しているか確認します。

  • The soccer club made Jerry captain.
    S:The soccer club / V:made / O:Jerry / C:captain
    Jerryとcaptainは同じ人物を指しています。
    日本語訳:そのサッカー部はジェリーをキャプテンにしました。
  • They called the dog Pochi.
    S:They / V:called / O:the dog / C:Pochi
    the dogとPochiは同じ犬を指しています。
    日本語訳:彼らはその犬をポチと呼びました。

形容詞のCはO is/was Cで確認する

Cが形容詞の場合は、OとCを取り出し、O is/was Cという関係が成り立つかを確認します。

  • The Greens’ invitation made Jiro very happy.
    S:The Greens’ invitation / V:made / O:Jiro / C:very happy
    Jiro was very happy.という関係が成り立ちます。
    日本語訳:グリーン家からの招待はジローをとてもうれしくさせました。
  • Please keep the door open.
    V:keep / O:the door / C:open
    The door is open.という関係が成り立ちます。
    日本語訳:ドアを開けたままにしてください。

to不定詞のCはOを動詞の主語として確認する

Cがto不定詞の場合は、「O is/was C」とはできません。Oが、to不定詞内の動詞を行う人や物になっているかを確認します。

  • I want you to read this book.
    S:I / V:want / O:you / C:to read this book
    youがreadする人なので、youはreadの意味上の主語です。
    日本語訳:私はあなたにこの本を読んでほしいです。
  • Are you expecting him to become a doctor?
    平叙文:You are expecting him to become a doctor.
    O:him / C:to become a doctor
    himがbecomeする人なので、himはbecomeの意味上の主語です。
    日本語訳:あなたは彼が医者になることを期待していますか。

to不定詞がCになる文では、OとCを「同じもの」と考えるより、Oとto不定詞内の動詞の間に主語と述語の関係があると捉える方が正確です。

SVOCではない英文との違い

makeなどの後ろに名詞が二つ続いても、必ずSVOCになるとは限りません。二つの語が同じ人物・物を表し、後ろの語が前の語を説明している場合は、SVOCの可能性があります。

一方、二つの語が別の人物・物を表し、「受け手に物を作る・与える」という関係になる場合は、SVOOの可能性があります。makeを使った具体的な違いは、次の章で確認します。

SVC・SVOO・SVOCの違い

SVC・SVOO・SVOCの違いを説明する図

文の形 並び 語の関係 見分けるポイント
SVC S+V+C CがSの名前や状態を説明する SとCの関係を見る
SVOO S+V+O1+O2 O1とO2が二つの目的語になる 「受け手に物を」の関係になる文が多い
SVOC S+V+O+C CがOの名前・状態・動作を説明する 名詞なら同じ人物・物、形容詞ならO is/was C、to不定詞ならOが動詞の意味上の主語になるかを見る

SVCはSとCの関係

Jiro was happy.では、happyが主語Jiroの状態を説明しています。SとCの間に関係があるため、SVCです。

  • S:Jiro
  • V:was
  • C:happy

SVOOは二つの目的語をとる

He made his daughter a cake.では、his daughterがケーキを受け取る人、a cakeが作られた物です。

  • S:He
  • V:made
  • O1:his daughter
  • O2:a cake

his daughterとa cakeは、同じ人物・物ではありません。「娘にケーキを作った」という、受け手と物の関係になっています。

makeを使ったSVOOとSVOCの比較

makeの後ろに名詞が二つ続く場合は、二つの名詞の関係を比べると、SVOOとSVOCを判断しやすくなります。

英文 文の形 判断するポイント
He made his daughter a cake. SVOO 娘とケーキは別の人物・物。「娘にケーキを作った」
He made his daughter a doctor. SVOC 娘と医者は同じ人物を指す。「娘を医者にした」

この確認方法は、makeなどの後ろに名詞が二つ続く例を比べるときに有効です。すべての動詞に対して、二つの語が同じかどうかだけで文の形を決められるわけではありません。

call/name/makeで使うSVOC

call、name、makeは、学校英語でSVOCを作る代表的な動詞です。動詞の後ろにあるOとCを分け、それぞれの役割を確認しましょう。

call O C

call O Cは、「OをCと呼ぶ」という形です。Oが呼ばれる対象、Cが呼び名になります。

  • They called the dog Pochi.
    S:They / V:called / O:the dog / C:Pochi
    OとCの関係:the dogとPochiは同じ犬を指しています。
    日本語訳:彼らはその犬をポチと呼びました。
  • They called him Ken.
    S:They / V:called / O:him / C:Ken
    OとCの関係:himとKenは同じ人物を指しています。
    日本語訳:彼らは彼をケンと呼びました。

疑問文では、呼び名を尋ねる部分がCになります。詳しい語順は「SVOCの疑問文」で確認します。

name O C

name O Cは、「OをCと名づける」という形です。Oが名づけられる対象、Cがつけられる名前になります。

  • They named the baby Ken.
    S:They / V:named / O:the baby / C:Ken
    OとCの関係:the babyとKenは同じ赤ちゃんを指しています。
    日本語訳:彼らはその赤ちゃんをケンと名づけました。

nameの疑問文でも、つけた名前を尋ねる疑問詞はCになります。

make O 名詞/形容詞

make O Cは、「OをCにする」「OをCの状態にする」という意味になります。

  • The soccer club made Jerry captain.
    O:Jerry / C:captain
    Jerryとcaptainは同じ人物を指しています。
  • The news made me happy.
    O:me / C:happy
    I was happy.という関係があります。

makeの後ろに名詞が二つ続いた場合は、二つが同じ人物・物を表すかを確認します。同じ人物・物を表し、後ろの名詞が前の名詞を説明していればSVOC、「受け手に物を作る」という関係ならSVOOと判断できます。

SVOCの疑問文

SVOCの疑問文では、疑問詞が文のどの要素を尋ねているかを先に確認します。疑問詞は、S、O、C、またはCを構成するto不定詞内のOになることがあります。

疑問文 疑問詞の役割 確認するポイント
What did they call him? C himがOで、Whatは呼び名を尋ねている
Who did they call captain? O captainがCで、Whoは「キャプテンと呼ばれた人」を尋ねている
Who made him happy? S Whoが動作主なので、didを使わない
What do you want me to do? to不定詞内のO meがwantのOで、Whatはdoの対象を尋ねている

Cを尋ねる疑問文

What did they call him?は、call O CのCを尋ねる疑問文です。

  • 元の文:They called him Ken.
  • O:him
  • C:Ken
  • KenをWhatに置き換えた文:What did they call him?
  • 日本語訳:彼らは彼を何と呼びましたか。

What did they name the baby?も同じです。the babyがO、WhatがCで、赤ちゃんにつけた名前を尋ねています。

Oを尋ねる疑問文

Who did they call captain?では、WhoがO、captainがCです。

  • 元の文:They called Tom captain.
  • O:Tom
  • C:captain
  • TomをWhoに置き換えた文:Who did they call captain?
  • 日本語訳:彼らは誰をキャプテンと呼びましたか。

このcallは「キャプテンと呼ぶ」という意味です。「キャプテンに任命する」「キャプテンに選ぶ」という意味ではありません。

WhatやWhoが文頭にあっても、それだけでOかCかは判断できません。平叙文の形を考え、どの部分を疑問詞に置き換えたのか確認します。

疑問詞がto不定詞の中にある場合

What do you want me to do?では、What単独がCになるわけではありません。

  • S:you
  • V:want
  • O:me
  • C:to do whatに当たる部分
  • Whatの役割:doの目的語
  • 日本語訳:あなたは私に何をしてほしいですか。

平叙文の例として、You want me to do this.を考えると、meがwantのO、to do thisがCです。疑問文ではthisに当たる部分がWhatになり、文頭へ移動しています。

同じように、What do you want me to read?では、meがwantのO、WhatがreadのOです。Cを構成するto不定詞の内部に、疑問詞が入っていると考えます。

疑問詞がSになる場合

Who made him happy?では、WhoがSです。疑問詞そのものが主語になるため、通常の疑問文のようにdidを加えません。

  • 元の文:His mother made him happy.
  • S:His mother
  • V:made
  • O:him
  • C:happy
  • His motherをWhoに置き換えた文:Who made him happy?
  • 日本語訳:誰が彼をうれしくさせましたか。

人ではない主語を尋ねる場合はWhatを使います。たとえば、The news made him happy.の主語を尋ねる疑問文は、What made him happy?です。

疑問詞が主語になる文と、OやCを尋ねる文では語順が異なります。まず疑問詞の役割を決めてから、助動詞が必要かを判断してください。

確認問題

ここまでの内容を使い、makeを使ったSVOCとSVOOの区別、OとCの特定、疑問文の構造を確認しましょう。

makeの文がSVOCかSVOOかを判断する問題

  1. He made his son a sandwich.
  2. He made his son a teacher.
  3. The news made us sad.
答えと解説を見る

1.SVOO
his sonとa sandwichは別の人物・物です。「息子にサンドイッチを作った」という関係です。

2.SVOC
his sonとa teacherは同じ人物を指しています。「息子を教師にした」という関係です。

3.SVOC
usがO、sadがCです。We were sad.という関係を確認できます。

OとCを答える問題

  1. They called the dog Pochi.
  2. Please keep the window open.
  3. I want you to help me.
答えと解説を見る

1.O:the dog / C:Pochi
the dogとPochiは同じ犬を指しています。

2.O:the window / C:open
The window is open.という関係があります。

3.O:you / C:to help me
youがhelpする人なので、youはhelpの意味上の主語です。

疑問文を平叙文に戻す問題

  1. What did they call him?
  2. Who did they call captain?
  3. What do you want me to read?
答えと解説を見る

1.They called him Ken.など
himがO、Kenに当たるWhatがCです。

2.They called Tom captain.など
Tomに当たるWhoがO、captainがCです。ここでのcallは「キャプテンと呼ぶ」という意味です。

3.You want me to read this book.など
meがwantのOです。Whatはreadの目的語で、to read whatに当たる部分がCを構成します。

学校ワークで同じミスが続く場合
SVOCは、説明を読んだ後に、学校教材の英文でOとCを自分で分けられるか確認することが大切です。
Book2 Lesson1 Scene2の本文や学校ワークを使い、SVOCとSVOOの区別、疑問詞の役割、整序・英作文まで確認したい場合は、学校教材に合わせた個別指導も利用できます。

SVOCのよくある質問

SVOCのCとは何ですか

Cは補語です。SVOCでは、Oの名前、状態、動作などを説明します。たとえば、The news made me happy.では、happyがmeの状態を説明するCです。

OとCは何が違いますか

Oは動詞の対象になる語です。Cは、そのOが誰なのか、どのような状態なのか、どのような動作をするのかを説明する語句です。The news made me happy.では、meがO、happyがCです。

SVOCは必ずO=Cになりますか

「O=C」は、CがOについて説明する関係を簡潔に表したものです。すべてのSVOCに同じ確認方法を使えるわけではありません。

名詞がCになる場合は、OとCが同じ人物・物を指すか確認します。形容詞がCになる場合は、O is/was Cという関係で確認できます。

Cがto不定詞の場合は、O is/was Cとはできません。I want you to read this book.では、youがreadの意味上の主語になることを確認します。

call O Cとname O Cの違いは何ですか

call O Cは「OをCと呼ぶ」、name O Cは「OをCと名づける」という意味です。どちらも、Oが対象、Cが呼び名や名前になります。

They called him Ken.は「彼をケンと呼んだ」、They named the baby Ken.は「赤ちゃんをケンと名づけた」という違いです。

What did they call him?のWhatはOですか、Cですか

WhatはCです。himがcallのOで、Whatはhimの呼び名を尋ねています。元の文はThey called him Ken.のような形です。

What do you want me to do?のWhatはCですか

What単独がCになるわけではありません。meがwantのOで、Whatはdoの目的語です。意味上はto do whatに当たる部分がCを構成しています。

SVOOとSVOCはどう見分けますか

makeなどの後ろに名詞が二つ続く場合は、二つの名詞の関係を確認します。

二つが同じ人物・物を指し、後ろの名詞が前の名詞を説明している場合は、SVOCと判断できます。He made his daughter a doctor.では、his daughterとa doctorが同じ人物を指しています。

一方、「受け手に物を作る」という関係ならSVOOです。He made his daughter a cake.では、his daughterとa cakeは別の人物・物です。

ただし、この簡易的な確認方法だけですべての動詞を判断できるわけではありません。動詞の意味と、それぞれの語の役割も確認してください。

Book2 Lesson1の前後の記事

Book2 Lesson1 Scene2でSVOCの基本、OとCの違い、疑問文の作り方を確認した後は、学習状況に合わせて前後のSceneを復習してください。

Lesson1の前の内容に戻りたい Book2 Lesson1 Scene1を確認する
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まとめ

SVOCでは、Oが動詞の対象、CがOの名前・状態・動作を説明します。名詞がCになる場合はOとCが同じ人物・物を指すか、形容詞がCになる場合はO is/was Cという関係が成り立つかを確認します。

Cがto不定詞の場合は、Oがto不定詞内の動詞の意味上の主語になっているかを確認します。すべてのSVOCに「O was C」をそのまま当てはめないことが大切です。

疑問文では、疑問詞がS、O、C、またはto不定詞内のOのどこに当たるかを先に確認してください。What did they call him?ではWhatがC、What do you want me to do?ではWhatがdoのOです。

makeなどの後ろに名詞が二つ続く場合は、二つの名詞の関係を確認すると、SVOOとSVOCを区別しやすくなります。ただし、すべての動詞に同じ判定方法を機械的に当てはめないようにしてください。

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