受動態の疑問文【Book2 Lesson9 Scene2】
受動態の復習
受動態の話をする前に、受動態について再度確認しましょう。
“The motorbike was stolen.”という文は、「そのバイクは盗まれた。」という意味です。ここで注意したいのは、日本語で「バイク」と言った場合、オートバイを指すことが多いということです。オートバイは英語で”motorbike“または”motorcycle“と言います。一方、「自転車」は”bike“です。間違えないようにしましょう。
受動態の定義
受動態とは、目的語を主語に変えた文のことです。例えば、元の文の目的語が”The motorbike“であり、動詞が”stolen“である場合、「The motorbike was stolen.」となります。この文は受動態です。
受動態の主語について
受動態の主語は、盗んだ人が特定されない場合があります。例えば、バイクが盗まれた場合、通常、盗んだ人は分かりません。そのため、”by someone“などの主語を付けることはできません。
受動態の疑問文の作り方
受動態の疑問文は2通りあります。1つ目は、ただ疑問文にしたい場合です。例えば、「そのバイクは盗まれました。」という文を疑問文にすると、「そのバイク盗まれたのですか?」となります。この場合、主語とbe動詞の位置を入れ替えるだけです。
主語が疑問詞の場合
もう1つの場合は、主語が疑問詞になった場合です。この場合も、通常の受動態と同じ語順の文を作ります。ただし、疑問詞は三人称単数として扱われます。例えば、「What was stolen?」となります。
注意点
疑問詞が主語の場合は、肯定文と同じ語順で文を作ります。疑問詞は三人称単数として扱われますので、適切なbe動詞を選びます。また、主語が複数形の場合でも、疑問詞は三人称単数として扱います。
以上のポイントを押さえて、受動態の疑問文を作成する際には注意してください。
現在完了の受動態について
現在完了の受動態について考えてみましょう。例えば、「The thief has been arrested.」という文があります。「その泥棒は逮捕されています。」という意味です。この場合の”has been“は現在完了を示しています。現在完了は、過去に行われたアクションの結果が現在に影響を与えることを示します。つまり、泥棒は以前に逮捕され、その結果、今は安心しているということです。
泥棒が逮捕された結果、住民は安心しています。しかし、現在完了の受動態を使う場合、単に過去の出来事を伝えるだけでなく、その結果に焦点を当てることが重要です。警察は住民に対して、泥棒が逮捕されたことで安心してもらいたいのです。
“has been arrested”について考える
“has been“は現在完了を示し、”arrested“は”arrest”の過去分詞です。この場合、”arrest“は動詞であり、受動態を表します。つまり、”has been arrested“は現在完了の受動態です。
疑問文の作成
疑問文を作る場合、最初の”has“だけが主語の前に移動します。つまり、”Has the thief been arrested?”となります。このように、動詞の部分が3語以上になる場合でも、疑問文では最初の1語だけが主語の前に出され、残りの部分は主語の後ろに残ります。この原則を覚えておくと、疑問文を簡単に作成することができます。