arriveとreachの違い|自動詞と他動詞

自動詞と他動詞1

arrive は自動詞なので前置詞が必要で、reach は他動詞なので前置詞を付けません。このページでは、He arrived at Tokyo と He reached Tokyo を入口に、自動詞と他動詞の違いを文の形から確認します。

英語では、単語の意味だけを覚えていると、訳は分かるのに文を作る段階で止まってしまうことがあります。とくに「着く」は日本語ではひとまとまりの意味に見えるので、arrive も reach も同じように使えそうに感じます。ですが、英語では「動詞そのものに前置詞の意味が入っているかどうか」で文の作り方が変わります。ここを曖昧なままにしていると、前置詞を付けるべきところで付け忘れたり、逆に不要な前置詞を足してしまったりします。

自動詞と他動詞は、難しい用語に見えても、実際には「後ろにそのまま名詞を置けるかどうか」を見れば判断しやすくなります。意味だけでなく、文の骨組みとして理解しておくと、arrive と reach 以外の語にも応用できるようになります。

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part1 自動詞と他動詞の違い


・He arrived (   ) Tokyo three days ago.
・He reached (   ) Tokyo three days ago.
この文を完成させると
・He arrived ( at ) Tokyo three days ago.
・He reached Tokyo three days ago.
となり、日本語訳はどちらも「彼は3日前に東京に着いた。」となります。

ここで大事なのは、日本語訳が同じでも、英語の形は同じではないという点です。arrive は「着く」という動きそのものを表す自動詞で、どこに着くのかという相手先は、at や in などの前置詞を使って後ろに足します。一方の reach は「~に着く」「~に到達する」という形で、行き先まで含んだ意味を持つ他動詞なので、そのまま後ろに名詞を置くことができます。

つまり、arrive は単独では「着いた」というところまでしか言っておらず、「どこに」がまだ文の中に入っていません。そこで at Tokyo のように前置詞を補って、場所をつなぎます。reach は最初から「Tokyo に着いた」という関係まで動詞の中に入っているので、Tokyo を直接つなげることができます。

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ポイント

前置詞;名詞の前に置く詞
これを逆に言うと、前置詞の後ろは名詞

前置詞は、名詞をそのまま文につなげられないときに、間に入って関係を示す言葉です。at は「~に」、from は「~から」、with は「~と」というように、名詞とほかの語のつながり方を示します。したがって、前置詞の後ろには名詞が置かれます。Tokyo は名詞なので at Tokyo という形になります。

ここで意識しておきたいのは、前置詞の後ろに来る名詞は、動詞の目的語とは限らないということです。He arrived at Tokyo の Tokyo は、arrive の目的語ではなく、at という前置詞の目的語です。見た目としては名詞が後ろに来ていても、何に支配されている名詞なのかが違います。この違いを見分けられるようになると、文の構造がかなり見えやすくなります。

自動詞と他動詞の違い

自動詞Vi : 「〇〇する」
他動詞Vt : 「を〇〇する」
「に、から、について、と、が」などがさまざま

自動詞は、それだけで述語としてまとまりやすい動詞です。たとえば run, go, come, arrive などは、「走る」「行く」「来る」「着く」という動きや状態を表しますが、「何を」にあたる語をすぐ後ろに必要としません。これに対して他動詞は、後ろに目的語を取って初めて意味が完成しやすい動詞です。たとえば like, have, know, reach などは、「何を好きか」「何を持つか」「何を知っているか」「どこに着くか」のように、対象をそのまま後ろに置けます。

学校文法では「自動詞は目的語を取らない」「他動詞は目的語を取る」と習いますが、実際の見分け方としては「動詞のすぐ後ろに名詞を直結できるか」と考えると分かりやすくなります。直結できないなら、自動詞である可能性が高く、前置詞が必要になります。直結できるなら、他動詞として使われている可能性が高いということです。

ポイント

arrive (着く)【自動詞】        ≠ reach (着く)【他動詞】
arrive at (に着く)【自動詞+前置詞】  = reach (に着く)【他動詞】

ここで、意味を日本語に引きつけて整理すると分かりやすくなります。arrive は「着く」で止まっていて、「どこに」の部分をまだ含んでいません。だから arrive at ~ のように前置詞を使って補います。reach は「~に着く」のように、すでに「に」の感覚まで含んでいるので、reach Tokyo とそのまま言えます。

この「前置詞の意味を動詞が含んでいるかどうか」という見方は、ほかの語でも役立ちます。たとえば discuss は「~について議論する」ではなく「~を議論する」なので about を付けません。enter も「~に入る」なので、enter the room と言い、enter into the room とはしません。逆に go は自動詞なので、go to school のように to が必要です。こうした違いは単語ごとに覚える部分もありますが、基本の考え方は arrive と reach の対比と同じです。

 

自動詞:「〇〇する」
    前置詞の意味を含まない動詞
他動詞:「を〇〇する」
    前置詞の意味を含む動詞

もちろん、すべての動詞を日本語の助詞だけで完全に整理できるわけではありませんが、学び始めの段階ではかなり有効です。自動詞は「動き・状態を述べるだけ」、他動詞は「対象まで含めて述べる」と考えると、文の組み立てで迷いにくくなります。英作文や並べかえ問題で止まる生徒の多くは、単語の意味は知っていても、その単語がどの形で使われるかまで整理できていません。だからこそ、語彙を増やすときには意味だけでなく「自動詞か他動詞か」もセットで押さえる必要があります。

arrive   at  名詞
前置詞    前置詞の目的語
reach      名詞
他動詞    (他動詞の)目的語

この違いを図で見ると、arrive at Tokyo は「arrive」と「Tokyo」が前置詞 at を介してつながっている形です。一方、reach Tokyo は reach がそのまま Tokyo を目的語として取っています。つまり、Tokyo がどこにぶら下がっているかが違います。

テストでは、この違いが次のような形で問われます。空所補充で前置詞を入れさせる問題、並べかえで at の位置を決める問題、誤文訂正で reach to Tokyo のような誤りを直す問題、英作文で「~に着いた」を書かせる問題などです。意味が分かっているだけでは得点にならず、文型の理解がそのまま点差になります。

迷ったときは、次の順番で考えると整理しやすくなります。まず、動詞の直後に名詞をそのまま置けるかを考える。置けないなら前置詞が必要ではないかを確認する。次に、その名詞は動詞の目的語なのか、前置詞の目的語なのかを見る。この二段階で考えるだけでも、自動詞と他動詞の混乱はかなり減ります。

また、覚えるときには「arrive=着く」「reach=着く」とだけ並べるのではなく、「arrive at ~」「reach ~」の形で覚えることが重要です。単語帳的に意味だけを切り離して覚えると、実際の文で使うときに形が抜け落ちやすくなります。例文ごと、かたまりごと覚えておくと、英作文や読解のときにも形が自然に出てきます。

最後に、この単元で押さえておきたいことをまとめます。arrive は自動詞なので、場所を続けるには at や in などの前置詞が必要です。reach は他動詞なので、後ろに場所をそのまま置けます。前置詞の後ろにある名詞は前置詞の目的語であり、他動詞の後ろにある名詞は動詞の目的語です。意味が同じでも、文の形は同じではありません。ここを形で見分けられるようにしておくことが、自動詞と他動詞の学習の第一歩になります。

まずは arrive at ~ と reach ~ を確実に区別し、そのあとで go to ~、enter ~、discuss ~ など、同じ発想で整理できる語を少しずつ増やしていくと、英文の見え方が安定してきます。日本語訳ではなく、英語の形そのものに注目して復習してみてください。

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