英語の文型と副詞の位置入門|I go to school から第3文型まで整理
【第1文型(SV)の見分け方】I go to schoolはなぜSVになる?
I go to school. は第1文型のSVです。
Iが主語(S)、goが動詞(V)で、to schoolは「学校へ」という場所・方向を表す語句です。そのため、文の骨組みはI go=SVと判断します。
文型を見分けるときは、場所・時間・手段などを表す修飾語をいったん脇に置き、主語・動詞・補語・目的語の関係を確認することが大切です。このページでは、I go to schoolを起点に、第1~第4文型の見分け方を整理します。
文型を含む学校英語の学び方や、1対1指導で確認できる内容については、英語教室「サポート」の指導内容と学習サポートをご覧ください。
to schoolが目的語ではない理由
to schoolは、前置詞toと名詞schoolがまとまった「前置詞句」です。この文では「どこへ行くのか」という方向を付け加え、動詞goを修飾しています。
目的語は、基本的に他動詞の動作が直接及ぶ人やものです。一方、goはこの文では目的語を必要としない自動詞として使われています。そのため、schoolだけを目的語として取り出し、SVOと判断することはできません。
I go to school.
I(S)+go(V)+to school(場所・方向を表す修飾語)
ただし、「前置詞+名詞は、どの英文でも必ず無視できる」という意味ではありません。ここでは、学校英語の文型判定において、動詞を修飾する場所・時間・手段などの前置詞句を文型の骨組みから外すという考え方を用います。
場所・時間・手段を表す語句を外して骨組みを確認する
文型を考えるときは修飾語をいったん外す
副詞は、動詞・形容詞・ほかの副詞や文全体を修飾する語です。前置詞句も、文の中で副詞のように動詞を修飾することがあります。
Nancy went to school by bus with Tom yesterday.
ナンシーは昨日、トムとバスで学校へ行きました。
この文には、次のような情報が加わっています。
- to school:場所・方向
- by bus:手段
- with Tom:同行者
- yesterday:時間
これらをいったん外すと、文の骨組みはNancy went.です。したがって、文型はSVと判断できます。
文型を考えるときは場所・時間・手段などの修飾語をいったん外し、主語と動詞を先に確認します。
主語や動詞を見つける段階で迷う場合は、単語だけでなく英文の骨組みから学び直すことが大切です。
第1文型はSVに修飾語が加わる形
第1文型の基本形はSVです。場所や時間を表す語句がいくつ加わっても、主語・動詞・補語・目的語の関係が変わらなければ文型は変わりません。
第1文型の例文
- Jack lives in Tokyo.
ジャックは東京に住んでいます。 - We stayed at the hotel last night.
私たちは昨夜そのホテルに泊まりました。 - They moved to Rome last month.
彼らは先月ローマへ引っ越しました。 - Mary came to Japan three years ago.
メアリーは3年前に日本へ来ました。 - The ship made for the island.
その船は島へ向かいました。
これらの文では、動詞の後ろに場所・方向・時間などを表す語句があります。しかし、文の骨組みはいずれも主語と動詞からなるSVです。
第1文型で使われやすい動詞の特徴
第1文型では、存在・移動・発着・滞在などを表す自動詞がよく使われます。
- 存在・生活:live、exist
- 移動:go、come、move
- 発着:arrive、leave
- 滞在:stay
ただし、同じ動詞でも意味や使い方によって文型が変わる場合があります。動詞だけで決めず、後ろの語が目的語なのか、補語なのか、修飾語なのかを確認しましょう。
副詞の位置だけで文型を判断しない
場所・時間・頻度などを表す副詞や副詞句は、文末だけでなく文頭や文中に置かれることがあります。そのため、「動詞の直後にあるから目的語」「文末にあるから副詞」と、位置だけで判断することはできません。
まず主語と動詞を見つけ、その後に続く語が、動詞の対象なのか、主語を説明する語なのか、場所や時間を付け加える語なのかを確認します。
be動詞の後ろに場所が来る文の扱い
Cathy is in that room.のように、be動詞の後ろに場所を表す前置詞句が続く文は、教材や文法上の立場によって扱いが異なることがあります。
学校英語の教材によっては、in that roomを場所を表す修飾語として扱い、第1文型と説明します。一方で、主語の所在を説明する補語的な要素として捉える考え方もあります。
テストや授業では、使用している教科書・問題集・担当教員の判定基準に合わせてください。本記事では、判定が分かれにくいI go to school.などを中心に第1文型を確認します。
【第2文型(SVC)と第3文型(SVO)】S=CかS≠Oかで見分ける
第2文型と第3文型の基本的な違い
SVの後ろに名詞や形容詞が続く場合は、その語が主語を説明しているのか、動詞の対象になっているのかを確認します。
| 文型 | 基本形 | 判定のポイント |
|---|---|---|
| 第1文型 | SV | 主語と動詞で骨組みができている |
| 第2文型 | SVC | 補語Cが主語Sを説明し、S=Cの関係になる |
| 第3文型 | SVO | 目的語Oが動作の対象となり、S≠Oになる |
第2文型は主語と補語がS=Cの関係になる
Bob is financially independent of his parents.
ボブは経済的に両親から独立しています。
この文の主語はBob、動詞はisです。financially independent of his parentsは、Bobがどのような状態なのかを説明しています。
英語では、すでに話題になっている人やものを主語として先に置き、その後ろに新しく伝えたい説明を続けることがあります。ただし、文型を判定するときに最も重要なのは、情報の新旧ではなく、後ろの語が主語を説明しているかどうかです。
第2文型の例文
Eric became a very pleasant doctor.
エリックはとても感じのよい医師になりました。
Eric=a very pleasant doctorの関係が成り立つため、第2文型のSVCです。
補語Cは、主語Sの状態・性質・身分などを説明します。名詞だけでなく、形容詞が補語になることもあります。
第3文型は動詞の後ろに目的語が置かれる
Lucy likes music very much.
ルーシーは音楽がとても好きです。
Lucy≠musicであり、musicはlikesの対象なので、第3文型のSVOです。very muchは程度を表す修飾語です。
第2文型と第3文型は、次のように区別できます。
- SV+名詞または形容詞で、後ろの語がSを説明する:第2文型SVC
- SV+名詞で、後ろの語が動作の対象になる:第3文型SVO
自動詞と他動詞から文型を確認する
自動詞は目的語を直接取らず、他動詞は目的語を取ります。ただし、第2文型を作る動詞は、後ろに主語を説明する補語を伴います。
| 形 | 文型 | 関係 |
|---|---|---|
| SV+修飾語 | 第1文型SV | 場所・時間などを付け加える |
| SV+形容詞 | 第2文型SVC | S=C |
| SV+名詞 | 第2文型SVC | S=C |
| SV+名詞 | 第3文型SVO | S≠Oで、Oは動作の対象 |
第2文型(SVC)で使われやすい動詞
第2文型では、主語の状態や変化、見た目や感覚を表す動詞がよく使われます。
- 状態「~である・~のままである」:be、remain、stay
- 変化「~になる」:become、get、grow、turn
- 見た目・判明「~に見える・~だと分かる」:look、seem、appear、prove
- 感覚「~に聞こえる・感じる」:sound、smell、taste、feel
これらの動詞も、使われる意味や後ろに続く語によって別の文型になる場合があります。動詞の一覧だけで決めず、後ろの語が主語を説明しているかを確認しましょう。
主語と動詞を見抜く練習を続ける
文型を見分ける第一歩は、修飾語に惑わされず主語と動詞を見つけることです。疑問文でも同じ考え方が使えますが、疑問詞そのものが主語になる文では、一般的な疑問文とは語順が異なります。
文型で学んだ「主語と動詞を先に見つける」という考え方を別の英文でも練習したい場合は、次の記事をご覧ください。
【第4文型(SVOO)】「人にものを与える」文の見分け方
第4文型の基本構造
My aunt gave me a watch.
おばは私に時計をくれました。
この文では、meが「私に」という人を表す目的語、a watchが「時計を」というものを表す目的語です。
My aunt(S)+gave(V)+me(O)+a watch(O)となるため、第4文型SVOOです。
「人に」と「ものを」が続く二重目的語の文
第4文型では、一般に次の順番で2つの目的語が置かれます。
S+V+人を表す目的語+ものを表す目的語
「人にものを与える」「人のために何かをする」といった意味を表す動詞でよく使われます。
第4文型を第3文型へ書き換えるときのtoとfor
第4文型の2つの目的語は、ものを表す目的語を動詞の直後に移し、人を表す語の前に前置詞を置くことで、第3文型に書き換えられる場合があります。
My aunt gave me a watch.
My aunt gave a watch to me.
どの前置詞を使うかは動詞によって異なります。単純に日本語訳だけで決めず、動詞と前置詞の組み合わせとして確認することが大切です。
toを使う主な動詞
give、offer、pass、hand、send、lend、sell、tell、teach、pay、owe、promise、read、write、do、allow、allot、awardなど
toは、もの・情報・権利などが相手の方向へ渡る関係を示す場合によく使われます。
forを使う主な動詞
buy、find、get、choose、leave、sing、play、make、cook、call、order、save、prepare、spareなど
forは、相手の利益や目的のために何かを用意する関係を示す場合によく使われます。
ofを使う主な動詞
askなど一部の動詞では、書き換えた形でof+人が使われます。
ただし、すべてのSVOOの文を同じ方法で機械的に書き換えられるわけではありません。動詞ごとの用法もあわせて確認してください。
移動を表すtoとforとの違い
第4文型の書き換えで使うto・forを理解するため、移動を表す文での違いも確認します。
He went to school yesterday.
彼は昨日、学校へ行きました。
He left for school this morning.
彼は今朝、学校へ向けて出発しました。
to schoolは移動の方向や到達点として学校を示します。一方、for schoolは「学校へ向けて」という目的地の方向を示します。
toが使われていても、文脈上、実際に到着したことまで必ず保証するとは限りません。そのため、「toは必ず到達する」と一律に覚えるのではなく、toは到達点や方向を示し、forは目的地へ向かうことを示すと捉えるほうが安全です。
第1~第4文型の見分け方まとめ
| 文型 | 形 | 見分け方 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 第1文型 | SV | 主語と動詞で骨組みができ、場所・時間などは修飾語になる | I go to school. |
| 第2文型 | SVC | 補語が主語を説明し、S=Cになる | Eric became a doctor. |
| 第3文型 | SVO | 目的語が動作の対象となり、S≠Oになる | Lucy likes music. |
| 第4文型 | SVOO | 「人に」「ものを」に当たる2つの目的語が続く | My aunt gave me a watch. |
I go to school.を見分けるときの要点は、to schoolを動詞goの目的語として扱わず、まずI+goという骨組みを取り出すことです。
文型判定で迷ったときは、次の順番で確認してください。
- 主語と動詞を見つける
- 場所・時間・手段などの修飾語をいったん外す
- 動詞の後ろに残った語が主語の説明なら補語と考える
- 動作の対象なら目的語と考える
- 目的語が2つ並ぶ場合は第4文型の可能性を確認する
文型に関するよくある質問
to schoolはなぜ目的語ではないのですか?
to schoolは前置詞toと名詞schoolからなる前置詞句で、この文では「どこへ行くのか」という方向を表し、動詞goを修飾しています。goは目的語を直接取らない自動詞として使われているため、I go to school.の文型はSVです。
前置詞の後ろにある名詞は目的語ではないのですか?
schoolは前置詞toの目的語と呼ばれることがありますが、五文型でいう動詞の目的語Oとは役割が異なります。I go to school.では、to school全体が動詞goを修飾するため、文型はSVOではなくSVです。
副詞や前置詞句を外すと意味が不十分でもよいのですか?
文型判定では、文の詳しい意味をすべて残すのではなく、主語・動詞・補語・目的語からなる骨組みを確認します。修飾語を外すと情報が少なくなっても、文型を確認するための手順として問題ありません。
be動詞の後ろに場所が来たら第1文型ですか、第2文型ですか?
Cathy is in that room.のような文は、教材や文法上の立場によって判定が異なることがあります。場所を表す修飾語として第1文型にする教材もあれば、所在を説明する補語的な要素として扱う考え方もあります。学校のテストでは、使用している教材や授業の基準を確認してください。
SVCとSVOはどのように見分けますか?
動詞の後ろの語が主語を説明し、S=Cの関係になる場合はSVCです。動詞の後ろの語が動作の対象で、S≠Oとなる場合はSVOです。Eric became a doctor.ではEric=a doctorですが、Lucy likes music.ではLucy≠musicです。
文型を一人で判断するのが難しいときは
中学英語の理解状況を個別に確認できます
自動詞と他動詞、補語と目的語の違いは、一つのルールを覚えるだけでは判断しにくい場合があります。文型だけでなく、中学英語のどの部分でつまずいているかを個別に確認したい方は、講座内容をご覧ください。



