manyとmuchの違いと使い分け|too many/too muchも例文で確認【Progress Book1 Lesson15-1】
manyとmuchの違い
manyは数えられる名詞の複数形、muchは数えられない名詞に使います。
※スマートフォンでは、表を左右に動かして確認できます。
| 使う語 | 後ろに来る名詞 | 例 |
|---|---|---|
| many | 可算名詞の複数形 | many books many friends |
| much | 不可算名詞 | much water much time |
まずは、many booksとmuch waterを基本として覚えましょう。詳しい見分け方や実際の文での使われ方は、このあと順に説明します。
このページでは、many / muchの基本だけでなく、肯定文・否定文・疑問文での使われ方、how many / how much、too many / too much、a lot ofとの違いまで確認します。
さらに、much timeとmany times、hopeとhopes、coffeeとcoffeesのように、意味によって数え方が変わる名詞も取り上げます。
manyとmuchの基本
manyは数えられる名詞の複数形に使います

manyは、1つ、2つと数えられる名詞が複数あるときに使います。
- many books:たくさんの本
- many friends:たくさんの友人
- many questions:たくさんの質問
- many mistakes:たくさんの間違い
- many people:たくさんの人々
たとえば、bookは1冊、2冊と数えられるため、manyの後ろでは複数形のbooksにします。
many bookのように、数えられる名詞を単数形のまま置かないように注意します。
peopleにもmanyを使います。
peopleには語尾のsがありませんが、通常はpersonの複数を表す名詞です。そのため、many peopleとします。
muchは数えられない名詞に使います
muchは、そのままでは1つ、2つと数えず、量やまとまりとして考える名詞に使います。
- much water:たくさんの水
- much money:たくさんのお金
- much homework:たくさんの宿題
- much information:たくさんの情報
- much time:たくさんの時間
water、money、homework、informationなどは、英語では通常、語尾にsを付けて個数を表す名詞ではありません。そのため、manyではなくmuchを使います。
日本語では「宿題が3つある」「情報がいくつかある」と表現できますが、英語では通常、three homeworksやmany informationsとはしません。
例文でmanyとmuchを比較します

- Mr. Brown has many friends in Japan.
ブラウン先生には日本にたくさんの友人がいます。 - Is there much coffee left?
コーヒーはたくさん残っていますか。
日本語ではどちらも「たくさんの」と考えられますが、英語では後ろの名詞によって使う語が変わります。
- friendsは数えられる名詞の複数形なので、many friends
- coffeeは量として扱う不可算名詞なので、much coffee
2つ目は、疑問文でmuchを使う例です。「たくさん」という日本語だけで決めず、何がたくさんあるのかを確認することが大切です。
肯定文・否定文・疑問文でのmanyとmuch
manyとmuchは、名詞の種類だけでなく、肯定文・否定文・疑問文のどこで使うかによっても自然さが変わります。
日常的な肯定文ではa lot ofが自然になることがあります
manyやmuchを肯定文で使うことは、文法上の誤りではありません。ただし、日常的な肯定文では、a lot ofが使われることが多くあります。
※スマートフォンでは、表を左右に動かして確認できます。
| 名詞 | many・muchを使った形 | 日常的な肯定文の例 |
|---|---|---|
| books | many books | I have a lot of books. |
| time | much time | I have a lot of time. |
a lot ofは、数えられる名詞の複数形にも、数えられない名詞にも使えます。
- a lot of books
- a lot of water
- a lot of homework
ただし、学校の問題ではmanyとmuchの使い分けを直接問われることがあります。a lot ofだけを覚えるのではなく、manyとmuchの基本も理解しておきましょう。
a lot of、a few、a littleまで確認する
否定文や疑問文ではmanyとmuchがよく使われます
manyとmuchは、否定文や疑問文でよく使われます。
- Do you have many books?
あなたはたくさんの本を持っていますか。 - I don’t have many books.
私は本をあまり多く持っていません。 - Do you have much time?
あなたには多くの時間がありますか。 - I don’t have much time.
私にはあまり時間がありません。
特にmuchは、日常的な肯定文よりも、否定文・疑問文や、how much、too much、so muchなどの形で目にすることが多い語です。
肯定文:I have a lot of time.
否定文:I don’t have much time.
疑問文:Do you have much time?
how many・how much・too many・too muchの使い分け
how manyとhow much
数量を尋ねる疑問文でも、manyとmuchの基本ルールは変わりません。
- How many books do you have?
あなたは何冊の本を持っていますか。 - How much water do you drink?
あなたはどれくらいの水を飲みますか。
※スマートフォンでは、表を左右に動かして確認できます。
| 形 | 使う名詞 | 例 |
|---|---|---|
| How many | 可算名詞の複数形 | How many books How many people |
| How much | 不可算名詞 | How much water How much homework |
How manyやHow muchだけで考えず、後ろの名詞まで確認します。
How muchで値段を尋ねる場合
How muchは、物の量だけでなく、値段を尋ねるときにも使います。
- How much water do you need?
どれくらいの量の水が必要ですか。 - How much is this book?
この本はいくらですか。
How much waterではwaterの量を尋ねています。一方、How much is this book?では、this bookの値段を尋ねています。
値段を尋ねるHow muchでは、How muchの直後に不可算名詞が置かれない場合もあります。
too manyとtoo much
tooが付くと、「多すぎる」という意味になります。manyとmuchの選び方は変わりません。
- too many hot dogs
多すぎるホットドッグ - too many mistakes
多すぎる間違い - too much juice
多すぎるジュース - too much homework
多すぎる宿題
too many + 可算名詞の複数形
too much + 不可算名詞
意味によって数え方が変わる名詞
名詞の中には、表したい意味によって、数えられる名詞として使う場合と、数えられない名詞として使う場合があります。
単に語尾の形を見るだけでなく、その文で何を表しているかを考えることが大切です。
much timeとmany timesの違い
timeは「時間の量」を表す場合と、「回数」を表す場合で扱いが変わります。
- I don’t have much time.
私にはあまり時間がありません。 - I have visited Kyoto many times.
私は京都を何度も訪れたことがあります。
※スマートフォンでは、表を左右に動かして確認できます。
| 表現 | 意味 | 名詞の扱い |
|---|---|---|
| much time | 多くの時間 | 時間の量として扱う |
| many times | 何度も、多くの回数 | 1回、2回と数える |
hopeとhopesの違い
hopeは、抽象的な「希望」や「見込み」を表すときには、数えられない名詞として扱うことがあります。
一方、具体的な願いや期待を一つひとつ考えるときには、数えられる名詞として扱い、複数形のhopesを使えます。
- We don’t have much hope of winning.
私たちには勝てる見込みがあまりありません。 - She has many hopes for the future.
彼女は将来について多くの願いや期待を持っています。
much hope:抽象的な希望や見込み
many hopes:複数の具体的な願いや期待
先にhopeかhopesかを決めるのではなく、表したい意味を考えた結果として、名詞の扱いと形が決まると理解しましょう。
coffeeとcoffees、juiceとjuicesの違い
coffeeやjuiceは、飲み物の量を表すときには、通常は数えられない名詞として扱います。
- much coffee:多くの量のコーヒー
- much juice:多くの量のジュース
一方、注文する杯数や商品、種類を表す場合には、数えられる名詞として使われることがあります。
- two coffees:コーヒー2杯、または2人分のコーヒー
- different coffees:異なる種類のコーヒー
- different juices:異なる種類のジュース
「飲み物そのものの量」なのか、「杯数・商品・種類」なのかによって、名詞の扱いが変わります。
※スマートフォンでは、表を左右に動かして確認できます。
| 表現 | 表しているもの |
|---|---|
| much coffee | コーヒーの量 |
| two coffees | 2杯、2人分などの注文単位 |
| much juice | ジュースの量 |
| different juices | 異なる種類や商品 |
関連表現と辞書での確認方法
someとanyでも後ろの名詞を確認します
some / anyでも、後ろの名詞が数えられる名詞か、数えられない名詞かを確認する考え方が役立ちます。
hot dogsは数えられる名詞の複数形です。この文のsomeは「いくつかの」と考えられます。
mustardは数えられない名詞です。この文のsomeは「いくらかの」と考えられます。
基本的な学習では、someは肯定文、anyは否定文や疑問文で使われることが多いと整理します。ただし、文の意味や話し手の意図によって使い方が変わる場合もあります。
辞書のC・U・Sg・Plの見方
manyとmuchの判断に迷ったときは、辞書に書かれている名詞の記号を確認する方法があります。
- C = countable(数えられる名詞)
- U = uncountable(数えられない名詞)
- Sg = singular(単数形)
- Pl = plural(複数形)
ただし、辞書によっては、同じ内容を別の記号や表記で示している場合があります。使用している辞書の凡例や記号の説明も確認しましょう。
また、hope、time、coffeeのように、意味によってCとUの両方の使い方がある名詞もあります。記号だけでなく、辞書に掲載されている意味や例文まで確認すると、使い分けを判断しやすくなります。
よくある間違いと理解確認問題
manyとmuchのよくある間違い
- much booksとしてしまう
booksは数えられる名詞の複数形なので、正しくはmany booksです。 - many waterとしてしまう
waterは通常、量として扱う不可算名詞なので、正しくはmuch waterです。 - How many waterとしてしまう
waterの量を尋ねるため、正しくはHow much waterです。 - too much hot dogsとしてしまう
hot dogsは数えられる名詞の複数形なので、正しくはtoo many hot dogsです。 - much peopleとしてしまう
peopleは複数の人を表す数えられる名詞なので、正しくはmany peopleです。 - 時間と回数を同じtimeで考えてしまう
時間の量はmuch time、回数はmany timesです。
many・muchの確認問題
かっこ内から適切な語を選びましょう。答えと解説は各問題の下で確認できます。
問題1
I have(many / much)books in my room.
答えと解説を見る
答え:many
booksは数えられる名詞の複数形なので、manyを使います。
問題2
We don’t have(many / much)homework today.
答えと解説を見る
答え:much
homeworkは通常、数えられない名詞として扱うため、muchを使います。
問題3
How(many / much)people are in the room?
答えと解説を見る
答え:many
peopleは複数の人を表す数えられる名詞なので、How many peopleとします。
問題4
I don’t have(much / many)time, but I have visited Kyoto(much / many)times.
答えと解説を見る
答え:much、many
最初のtimeは「時間の量」を表すためmuchです。後ろのtimesは「回数」を表す複数形なのでmanyを使います。
問題5
This shop sells many different(juice / juices).
答えと解説を見る
答え:juices
この文では、異なる種類の商品としてジュースを数えています。そのため、複数形のjuicesを使えます。
manyとmuchについてのよくある質問
manyとmuchの違いは何ですか?
manyは数えられる名詞の複数形に使い、muchは数えられない名詞に使います。たとえば、booksは数えられるのでmany books、waterは量として扱うのでmuch waterです。
manyとmuchは肯定文でも使えますか?
肯定文でも使えます。ただし、日常的な肯定文ではa lot ofが自然になることがあります。たとえば、I have many books.という文は作れますが、日常会話ではI have a lot of books.もよく使われます。
much peopleとmany peopleのどちらが正しいですか?
many peopleが正しい表現です。peopleは複数の人を表す数えられる名詞なので、manyを使います。
timeにはmanyとmuchのどちらを使いますか?
時間の量を表すときはmuch time、回数を表すときはmany timesです。たとえば、I don’t have much time.は「あまり時間がない」、I have been there many times.は「何度もそこへ行ったことがある」という意味です。
hopeは可算名詞ですか、不可算名詞ですか?
hopeには両方の使い方があります。抽象的な希望や見込みを表すときはmuch hope、具体的な複数の願いや期待を表すときはmany hopesとできます。
juiceに複数形はありますか?
飲み物の量を表すときは通常、不可算名詞のjuiceを使います。ただし、異なる種類や商品を表す場合には、juicesという複数形が使われることがあります。
How muchは値段を聞くときにも使えますか?
値段を尋ねるときにも使えます。How much water do you need?は水の量を尋ねる文ですが、How much is this book?は本の値段を尋ねる文です。
まとめ:manyとmuchは名詞の意味と使われ方で選びます
- manyは、数えられる名詞の複数形に使います。
- muchは、数えられない名詞に使います。
- many peopleのように、複数でも語尾にsが付かない名詞があります。
- 日常的な肯定文では、a lot ofが自然になることがあります。
- 否定文や疑問文では、manyとmuchがよく使われます。
- how many / how muchでも、後ろの名詞を確認します。
- How much is this book?のように、How muchで値段を尋ねることもできます。
- much timeは時間の量、many timesは回数を表します。
- hope、coffee、juiceなどは、意味によって数え方が変わることがあります。
manyとmuchは、どちらも「たくさんの」と訳せるため、日本語だけで考えると混ざりやすい表現です。
まずはmany books / much waterを基本として覚え、その後に文の種類や名詞が表す意味まで確認すると、実際の英文でも判断しやすくなります。
このあと確認したいページ
many / muchの違いを確認したら、同じLesson15内の数量表現や、some / anyを使う否定文へ進むと理解をつなげやすくなります。
- a lot of / a few / a littleへ進む:a lot ofの後ろは複数形か不可算名詞かを確認する
- some / anyの否定文まで進む:there is noとnot anyの違いを確認する
- Progress Book1全体を見直す:Progress Book1英語単元別解説一覧と復習ガイドを見る

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