SVOO文型【Progress Book1 Lesson20-1】
今回は、Book1 Lesson20シーン1の「SVOO」文型についてお話しします。
この文型は初めて見る人には少し難しく感じるかもしれませんが、頑張って理解してください。
まず、文型とは英語の文を特定のパターンに分類したものです。実は英語の文はパターンがたったの5つしかなく、それを5つの文型と呼びます。したがって、文型を理解すれば、複雑な英文でもどの文型に該当するか考えるだけで解読できるようになります。
文型の理解がないまま、ただ訳してしまおうとすると英語が苦手になる人が多いです。ですので、ぜひこの文型をしっかり覚えてください。
第4文型は「SVOO」です。この文型では、主語(Subject)の後に他動詞(Verb)が続き、その後に2つの名詞(Object)が並びます。具体的な文の例を見てみましょう。
“Ms. Brown gave every student a little Christmas present.”
「ブラウン先生は生徒全員にちっちゃなクリスマスプレゼントをあげた。」
この文では、主語は「Ms. Brown」であり、動詞は「gave」です。その後に「every student」と「a little Christmas present」という2つの名詞が続いています。このように、第4文型では主語の後に他動詞が来てから「人に」や「物を」という形で名詞が続くのが特徴です。
英語は単語の選び方や文法的なルールがありますので、それを把握しておくと非常に助かります。例えば、第4文型では「give」が代表的な動詞ですが、他にも「tell」「show」「lend」「ask」などがあります。これらの動詞はそれぞれ特定のパターンに従いますので、覚えておくと便利です。
また、品詞の考え方も重要です。第4文型の文では、名詞・他動詞・名詞・名詞の順に並ぶことが基本です。この順序を把握しておきましょう。
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第4文型は、「人に物を与える」という意味を表します。日本語では「あげる」と訳されることが多いですが、「give」が一番代表的な動詞です。
他の文型もありますが、まずは第4文型をしっかりと理解してください。第4文型は「SVOO」の形をしており、基本的に「人に物を与える」という内容を表します。
“tell”という動詞は、「人に物を伝える」という意味です。例文を見てみましょう。
“tell”の例文
Ligang told her classmates a Chinese story.
「リーファンはクラスメイトに中国のお話をした。」
“tell”は「人に物を伝える」という意味です。また、「物語」も「物を伝える」という意味になります。以下の文を見てみましょう。
Did she show them her photos of China, too?
「彼女はクラスメイトに中国の写真を見せることもしたのですか?」
“show”の例文
Ligang showed her classmates her photos of China.
「リーファンはクラスメイトに中国の写真を見せました。」
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次に、「lend」という動詞です。「人に物を貸す」という意味です。例文を見てみましょう。
“lend”の例文
John lent Mike his tennis racket.
「ジョンはマイクに彼のテニスのラケットを貸しました。」
最後に、「bought」という動詞です。「人に物を買う」という意味です。例文を見てみましょう。
“bought”の例文
Laura bought her mother some roses for Christmas.
「ローラはクリスマスにお母さんにいくつかのバラを買いました。」
この例文では、Lauraがクリスマスにお母さんにバラを買ったことを表しています。他動詞の後に「人に」と「物を」が続いています。全体としては「人に物を与える」という意味になります。
そもそも前置詞の”to”と”for”の違いが分からない人が多いです。
【”to”の場合】
例えば、”He went to school yesterday.”(「彼は昨日学校に行った。」)です。
この文では”to school“となっています。
“to school“は「学校に」という副詞的な表現で、”went”(「行った」)に関連しています。この部分をオレンジで線で囲みます。
“to“という前置詞が使われています。
【”for”の場合】
次に例文を見てみましょう。
“He left for school this morning.”(「彼は今朝学校に向けて出発した。」)
この文では”for school“となっています。
普通に考えると「出発」は「家を出た」という意味です。
ここで使われているのは前置詞の”for“です。
“for school“とは「学校に向けて」という意味になります。
どちらも「学校に」という意味合いですが、”for“が使われる場合は「向けて出発した」というニュアンスが含まれます。
このように、「向けて」という要素があるときには”for“を使うことがあります。
この違いについて具体的な例を見てみましょう。
“Ms. Brown gave a little Christmas present to every student.”(「ブラウン先生はちっちゃなクリスマスプレゼントを全員の生徒にあげました。」)
この場合、プレゼントは全員の生徒のもとに到達しています。
“to“が使われています。
“Laura bought some roses for her mother for Christmas.”(「ローラはクリスマスのためにお母さんにいくつかのバラを買いました。」)
この場合、ローラが買った時点ではバラはお母さんのもとに到達していません。
バラがお母さんのもとに到達するかどうかは分かりません。
このように到達しない場合もあるため、”for“が使われています。
このように、”to“は必ず到達することを表し、”for“は到達するかしないかの両方の可能性がある場合に使われます。
日本の英語教育では、”to“と”for“の違いを丸暗記することが多いですが、実際には到達するかしないかという原則を理解することが重要です。
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