現在進行形の平叙文【Progress Book1 Lesson9-1】

――今回は、Book1 Lesson9シーン1、現在進行形の平叙文という事で、新しい形が出てきた訳ですが、宜しくお願いします。

今新しい形という話が出てきましたけども、このあたりからちょっと英語が苦手になってくるという方も結構いらっしゃいます。
現在進行形、今日はまず現在進行形というものの作り方について説明したいと思います。
今作り方についてと言いましたが、現在進行形と我々が言うと、多くの日本人はそれってどういう意味?と思っちゃうんです。
日本人が英語が苦手な理由の一つが、まず日本語にしたらどういう意味なんだ?と考えようとしちゃうという所です。
そんなのは後回しです。英語はまず形覚える事が大事です。
意味が分かってなくてもいいくらいで、形を覚えて下さい。

上二つが今まであった普通の文ですが、それぞれ肯定文と否定文です。
上の肯定文を読んでみましょう。
They play softball after school.
彼らは、放課後ソフトボールをします。
と言っている訳です。
この、「彼ら」というのが当然今放課後になって、ソフトボールをプレイ中だとしましょう。
今プレイ中だという時は、現在進行形と言って、”They are playing softball now.”となります。
”play”、これが動詞です。
この動詞に”ing”(いんぐ)というのを付けます。
”playing”です。
さらに、その前に”are”とbe動詞を付けます。
”are ○○ing”です。
現在進行形というのは、まずbe動詞を書いて、be動詞のあとに動詞に”ing”を付けた形を書きます。
進行形は”be ○○ing”と覚えて下さい。
これ高校生とかでもちゃんと覚えていない人が多いです。
ちゃんと覚えていないという事がどういう事か?
例えばこの文を日本語で、「彼らは今ソフトボールをしています。」とあって英語にしなさいとした場合、”They playing softball now.”と”are”be動詞を抜かしちゃう人が結構多いです。
あんまりこういう事を言わない方がいいかもしれませんが…
今大学というのがピンからキリまであります。
YouTubeでもFラン大学の特集とか、Fラン大学の子は勉強しないとか、それFランの一個の上のEランがこれだよとか色々言っていたりしますが、私の教え子の中でもちょっと入学試験残念ながら志望校に届かずにと不本意ながら第三志望とか第四志望の大学に行っている子もいる訳です。
そういう大学のパンフレットに外人の英語教育があってと、英会話をニコニコやっている写真がパンフレットに載っていたりして凄く英語が充実しているような事が書いてあります。
そういう所の卒業生でペラペラという人はあまり見ない訳ですが、私の教え子とかでそういう大学になっちゃった子に聞いていると、英会話の時間に現在進行形の練習とかをするとbe動詞を飛ばす人がいるそうです。
ネイティブの先生が何回be動詞を付けろと言っても付けずに”I playing”とかしかやらないそうです。
そしてずっとやっているうちに、とうとう先生の方が諦めてbe動詞を付けないのをそのままほったらかしになっちゃったと言っていました。
そういう大学一つや二つではありません。結構そういうのを聞きます。
そういうとこになっちゃった子達は大体、1年か2年で仮面浪人としてやっぱり目指してた大学をもう1回受けるとかになる子が多いです。
就職の時も学歴フィルターとか言っていますけども、そういう現実を聞いているとあれあった方がいいんじゃないの?って本当に思えてきます。
ちょっと話がそれましたが、皆さんはそんなふうにならないように、中学生1年生の段階でちゃんとbe動詞を忘れないようにして下さい。
それから、さっき現在進行形の内容、訳は置いておいといてとか言いましたが、そこに関しても日本は結構いい加減な事を習っています。
どういい加減かというと、ここです。
They play softball after school.
この”play”は現在形です。
現在形は「何々する」と訳しなさいと習います。
「彼らは放課後ソフトボールをします」と訳しなさいと習います。
こっちの”are playing”は現在進行形で「しています」と訳しなさいと習います。
彼らは今ソフトボールをしています。
「何々する」が現在形、「何々している」が現在進行形と覚えている人多いです。
はっきり言ってこれは全くの嘘です。
したがって、「彼らは毎日ソフトボールをしています」となります。
「しています」となると”They are playing softball every day.”と書いてしまうんです。
ささっと言ってしまうと、実は現在形も「何々している」と訳した方がいい事の方が多いです。
現在形が普段からしているんです。
彼らは、普段放課後はソフトボールをしていますよ。
今の状態がソフトボールをしている状態です。
現在進行形は今の1回分です。これを指しています。
今の1回分なので、「毎日ソフトボールをしています。」だと1回分じゃないです。
だから”every day”は付きません。
逆にこの”now”というのも今この瞬間とは限りません。
だから色々こういう所、日本語が「している」だと現在進行形とか、例えばこれ”now”がなくて、”They are playing softball.”でも、「彼らはソフトボールをしている最中です。」となります。
本当はそのうち止めますという意味が入るんですが、それはまたの機会にしましょう。
だからこの”now”が付いたら現在進行形とか思っていて、”now”が消えた瞬間に現在形に変えちゃう人とかいますが、そんな単純なものではないです。
現在形と現在進行形の違い方、訳し方、「する」と「している」で区別しちゃダメです。
”now”があるないで区別しちゃダメとかその辺しっかりやって欲しいと思います。
でも一番大事なのは、”They are playing softball now.”、この部分のうち進行形になっているのはどこ?と聞くと、高校生でも”playing”という子が多いです。
”playing”だけで進行形とは言いません。
これBook2とかに現在分詞が出てきます。
”are playing”、これが進行形です。
Be動詞と”○○ing”です。
中学1年生の人はまだ現在分詞を覚えなくてもいいです。
高校生の人はこれが現在分詞かと思って下さい。
今まで現在分詞と進行形の違い分かりませんでした。
では”○○ingだけなら現在分詞。
”be ○○ing”と、二語の塊を進行形と言います。
そこをしっかりと頭に入れて欲しいと思います。
こうやっちゃダメ、ああやっちゃダメばっかりでしたが、大事なので全部貪欲に頭に入れて欲しいと希望しています。
ではこのLessonは終わりましょう。

動画:PROGRESS IN ENGLISH 21 完全攻略

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