自己紹介・平叙文・人称・be動詞・不定冠詞【Progress Book1 1-2】


be動詞の「is」「am」「are」はちょっと今は飛ばして、ポイントという事で、この後ろです。

This is Peter Black.
I am Mary Brown.
I am a teacher.
You are a student.
Mr. Black is not student.

です。
主語によってbe動詞が変わるという事、それから否定文ではbe動詞の後ろにnotです。これについての解説は今回省きます。
今回注目したいのは、このaです。
「a」というのは、これ「一人の」とか「一つの」という意味の言葉です。ただし、日本語に文全体を訳す時はいちいち「一人の」なんて書かなくていい事になっています。ちゃんと「一人の」で書くと、
“I am a teacher.”⇒「私は一人の先生(教師)です。」
ただ、日本語で「一人の」は変ですよね。なので、「私は先生(教師)です。」でいいんです。
ところが、そうしますと先生って英語でなんて言うの?という時に、やっぱり皆teacherと覚えてしまいます。
そこで、「私は先生です」を英語にしろと言われると、
「I」が「私は」、「am」が「です」で、先生は「teacher」だ、となり、「a」を飛ばして「teacher」としてしまう人が多いです。
私が教えている高校生でも私のとこに来たばかりの時は「a」を飛ばしちゃう生徒が結構多いです。「a」を飛ばさないようにするにはどうするかですが、基本は「a」を付けずに「teacher」だけで文の中に出てくる事は滅多にありません。文の中は普通は「a teacher」です。
したがって、先生を英語でなんて言うの?という時に、「teacher」ではなく、「a teacher」と覚える習慣を付けます
生徒なら「student」ではなく「a student」、ペンなら「pen」ではなく「a pen」です。日本語ではペンだけど英語では同じ「pen」ではなく「a pen」なんだと覚えて下さい。そう覚えれば間違う事が減ります。
もちろん「a」が付かない時もあります。でも「a teacher」で思い出して、今回は「a」がいらないな、の方が簡単です。「teacher」と覚えていて、「a」がいるというのは日本語にないですからその方が難しいです。先生は「a teacher」と覚えましょう。
ところが上二つの「Peter Black」、「Mary Brown」は「a」が付いていません。
「Peter Black」、「Mary Brown」は人名です。人名とか国の名前とか地名とかを固有名詞と言います。固有名詞には「a」を付けない、となります。
訳が分からず丸暗記する人が多いです。学んでいきましょう。
これにもし「a」を付けたらどうなるか。
「a Peter Black」、「この人は一人のピーター・ブラックです。」
ピーター・ブラックは他にもいるのか?という話しになってくる訳です。ではなくて、その人しかいないので「a」を付けて、「一人の」と付けるとおかしいんです。「私は教師です」、というのは教師はいっぱいますよね?その中の一人と言っているたけです。
これに「a」を付けると、世の中にピーター・ブラックがいっぱいいて、その中の一人という意味になるのでおかしいんです。
ちなみに高校生ぐらいになると、別の意味の「a Peter Black」が出てきます。なので、固有名詞には「a」が付かないというのは本当は嘘なんです。
固有名詞に「a」が付かないと丸暗記するのではなく、この中で算数や数学は得意だけど英語苦手だという人、特に男子でよく見受けますが、数学得意な人は絶対に公式をちゃんと覚えているだけではなく、なんでその公式が成り立つがちゃんと説明出来ると思いますので、それと同じです。なんで「a」が付かないのか説明出来るようになりましょう。
He is a teacher, too.
「, too」です。
これは「○○も」という意味です。実は2番の文が「I am a teacher.」でした。
「私は教師です。」本来はその次にあるべき文です。そうすると、「I」が「He」に変わっています。
「am」と「is」はbe動詞だから、見た目は違うけど同じものです。「teacher」は一緒です。
じゃあ「私」に対して「彼も」、ですね。「彼も教師です」という事になります。
例えば、「He is a scientist.」Scientistは科学者という意味です。「彼は科学者です。」
ところが、その時も「彼は科学者です。」、「彼も教師です。」と訳す人がいます。そういう人は訳した日本語を読んで内容が合っているかを確認して下さい。
英語が苦手な人は苦手意識があるあまり、早く次にいかなきゃとなってしまい訳した日本語がこれで意味通じるかを確かめるという事をしない人が多いです。
そうじゃなくて、「I am」が「He is」になっていて「a teacher」が一緒なら、「私は教師です」「彼も教師です」となります。
でも、「He is」が一緒で「a scientist」から「a teacher」に変わっていたら、これは「彼も」ではなく、上が「彼は科学者です」「彼は教師でもあります」という事になります。この「も」なんですが、日本語では「私は」に対して「彼も」とか、「科学者」にし対して「教師でもあります」とか、これもだよという言葉の次に「も」と付けます。
ところが英語の「too」は必ず文末に付けます。したがってこの文だと、「He」対して「彼も」という可能性と、「a teacher」に対して「教師も」という可能性の2通りあります。どっちだろうな?となります。
でも例えば、私がここで「私も」と言いだしたら他に誰がいるの?となりますよね?つまり、前になにか似たような文があったはずです。
その文を念頭に入れた上で、どこに「も」と付けたらいいかを考える習慣を付けて下さい。英語ではそれを無視して、文末に「, too」となります。
ちなみにプログレスではなく検定教科書、中学の教科書とかだと「,」ついてない方が多いです。「,」付けてなくても英語としては今認められているんですが、「,」付ける方が正式とされています。
皆さんの学校の定期テストですが、先生によって「,」付けなくても○にする先生と×にする先生がいらっしゃいますから学校の授業をちゃんと聞いて、自分の学校の先生はどっちの意見かをチェックしておかないと損する事があります。学校の授業もしっかり聞きましょう。
I am from America.
「from」というのは、どこどこからです。「from Tokyo」で、東京からになります。
どこどこからという意味で、これはアメリカからになります。「私はアメリカからやってきた人間です。」が意味になります。
ですが、長いので「私はアメリカ出身です。」となります。これで本当に「from」を出身という意味だと思っている人が時々いますが、「fromどこどこ」で、どこどこからと覚えて下さい。どこどこからと意外と出来ない中学生高校生が多いです。
「Ms. Brown」、「Ms.」という事は女性です。
Ms. Brown is not from America.「ブラウンさんはアメリカ出身ではありません。」
Keiko is not from America,
上と似ていますがどこが違うでしょう?「Ms. Brown」が「Keiko」に変わっただけです。という事は、ブラウンさんはアメリカ出身ではない、けいこも出身ではない、「も」です。
「も」はどこに入れますか?けいこの前かあと「も」と入れようと思っちゃダメです。「も」は文末に「,」付けて「too」でしたね。
ところが、5番と違って8番は「is」のあとに「not」が付いています。「not」が付いて否定分になったら「too」が「either」も変わります。
この理由についてはここで喋ると長くなるので今日は割愛して覚えてね、だけにしておきます。
だけども、同じ「も」なのに、肯定文なら「too」文否定文なら「either」と変わります。
英語が苦手な人は日本語で同じ「も」なんだから英語でも同じ単語のはずだ、と信じて疑わない人が結構います。
日本語では同じ単語でよくても英語では違う場合があるんです。
例えば日本人は「机」としか言いませんが、ものを書いたりする机が「a desk」です。食べる用の「机」が「a table」です。違うんです。ちなみに逆もあります。
皆さんは「My brother」と言われて、私の兄も「My brother」私の弟も「My brother」で兄と弟で一緒です。なんで一緒かを話し始めるとキリスト教の話になってしまうのでここでは避けます。
日本語で同じ単語だから英語で一緒とは限らないです。逆に、英語で同じ単語だからといって日本語で訳し方が一通りとは限らないです。そういう所を英語を勉強する時に念頭に置きながら勉強しましょう。
今日は「○○も」、肯定文では文末に「, too」、否定文では文末に「, either」となります。「も」は、肯定文では文末に「, too」、否定文では文末に「, either」と覚えましょう。
She is from Japan.
「She」というのは前のけいこの事です。「けいこは日本出身です。」この文は7番から続いている訳です。
「ブラウンさんはアメリカ出身ではありません」「けいこもアメリカ出身ではありません」じゃあ、けいこはどこの出身か、「彼女は日本出身です」という事になります。
ではこれでシーン2を終わりたいと思います。

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