名詞を修飾する形容詞【Progress Book1 2-3】

――今回は、Book1Lesson2シーン3、名詞を修飾する形容詞という事ですが、注意点を教えて頂ければと思います。

まず、こちらの文を見て下さい。すでに勉強したものです。
This is a temple. これはお寺です。
1番です。That is a big bay.
PROGRESSの場合ここが違う単語だというのがちょっとあります。
2文を比べると、「これは何とかです」というものです。
最初にやりましたが、”This”は「これ」ではなく、「これは」だと思って下さい。
”That”は「あれは」”is”が「です」です。
「これは」”a temple”で「お寺」です。
”a”を訳すとしたら、「一つのお寺です」となります。
次は”That is a big bay.”です。 「あれはホニャララです」です。
”temple”にあたる言葉が”bay”です。これは湾です。
皆さんはどちらにお住まいですか?
住んでいる場所によって、多くの日本人はあんまり湾というのを
普段話題に出さないかと思います。
だからBookで普段話題に出さないような言葉がきちゃうので
そこはちょっととっつきにくいという人もいらっしゃるようです。
寺とか湾とかこういったものの名前を表す言葉を名詞と言います。
それに対して、例えば”That is a bay.”だと、「あれは湾です」です。
それに対して”That is a big bay.””big”と付くと、大きなという意味です。
あれは大きな湾です。
そうすると、「大きな」という部分が「湾」を修飾します。
このように名詞に対してどんな、と説明する言葉を形容詞と言います。
この”a”から後ろだけを見ると
”a big bay.” ”a bad student.” ”a good boy.” ”a little girl.”となり
このように全て「a 形容詞 名詞」の順になっています。
この「a 形容詞 名詞」というこういう所をしっかり覚えるようにしましょう。
これを感覚でやっていくと初めのうちは出来るんですが
難しくなってきた時にだんだんあれ?となっちゃいます。
なので、「a 形容詞 名詞」という覚え方をしっかりして下さい。
これも多くのテキストは、例えば最初が”This is a temple.”だったら
1番が”This is a”まで一緒です。
”famous”「有名な」という形容詞があります。
”This is a famous temple.”とか、上の部分に形容詞を一語加えただけの
文が載っているのが普通ですが、PROGRESSはもう名詞が変わってしまいます。
しかも、え?お寺の次何で、何で湾?みたいな
どこかのリアス式海岸の湾の奥の山を登った所にあるお寺とかを
想像してくれという事なのか、ちょっとこの辺がとっつきにくいと思う生徒さんが
いらっしゃるかも知れません。したがって勉強する時に
2番の”I am”ですが、例えばまず普通は、「私は生徒です。」
”I am a student.”とやってから
僕は悪い生徒だな、”I am a bad student.”となります。
そんな事ないわ、私はいい生徒よ、という時は”I am a good student.”となります。
こんなふうに、ここを削った分を自分で作ってみて下さい。
さらに”bad”を入れたり逆の下に”good”がありますけど”good”入れたりとか
こういう事をやってみて下さい。
3番だったらこれは”You are a good boy.”です。
男の子に言っている訳ですが、女の子が相手だったら”You are a good girl.”です。
すぐ下に”girl”がありますのでこんなふうに自分で色々組み替えて練習をすると
早く身に付くと思います。

では2-3の後半です。
今度は先ほどの文が疑問文になっている訳です。
1番で”That is a big bay.”です。
これを疑問文にする時は、主語の”that”とbe動詞の”is”を引っくり返します。
Is that a big bay?
返事する時はさっさと”Yes””No”で返事をします。
”Yes”だったら”Yes it is”となります。
そしてそのあと、”It’s a big bay.”となります。
括弧してありますけど、いらないんじゃないかと思います。
皆さんは英和辞典をお持ちですか?
英和辞典の場合、普通はこういう()があってもなくてもいいよ、という括弧です。
この[]は、前の言葉をこれに変えてもいいよ、みたいなそんな意味です。
PROGRESSは違って、この丸い()にあたる、あってもなくてもいいよ、というものに
この形の括弧を使っています。
PROGRESSと辞書で括弧の意味が違うと気付いていない生徒さんが時々いらっしゃいますので
そこは注意して下さい。
5番に対して6番です。
Am I a bad student?
先ほど言いましたように、疑問文はbe動詞、主語の順ですが、主語、「私は」は”I”です。
これを考えてからじゃないとbe動詞が出ません。
Am I a bad student?
No.
これ、「私は悪い生徒ですか?」と私を評価してもらっている訳です。
「いいえ」”No”の時点で安心する訳です。
つまりこれはさっさと”Yes””No”を言った方が聞き手の方も心の準備が出来ます。
だから”Yes””No”を早く言えとなります。
「私は?」と聞かれたら、返事をする人にとってはその私というのは
喋っている相手のあなたですから”You”になります。
これはもちろん”You are not”でいいんですが
PROGRESSはいきなり短縮系で書いてあったりします。
”No, you are not.”でもいいし”No, you’re not.”でもいいです。
あと”No, you aren’t”という言い方もあります。
PROGRESSはこういう主語とbe動詞の省略の方がどうも好きなんだな、と凄く思います。
今度逆に”Are you”と聞かれたら”No, I’m not.”とか”Yes”なら”Yes, I am”となります。
ちなみに”Yes”の時は短縮しちゃダメです。
そこも気を付けて下さい。

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