複数形【Progress Book1 3-1】
――本日は、Book1 Lesson3 シーン1の複数形の作り方です。
では、注意点をお願いいたします。
最初にこの2文を比べてみましょう。
What is that? What are these?
”these”と”this”という言葉があります。
”this”は「これ」です。
大体「これ」と言うと、「これは本です」と言ったら頭の中に本は何冊浮かびますか?
普通1冊ですよね?「これはペンです」と言われたらペンは1本ですよね。
これに対して、本が例えば3冊固まっている、ペンがカラフルに十色ぐらい
固まっている場合10本ある訳です。
この固まっている時には、「これらは本です」とか「これらはペンです」となります。
この、「これら」が”these”です。
”these”の時はbe動詞は”are”です。
”What are these?”となります。
ここもよく”What is these?”と言ってしまう人がいます。
”What is”まで言ってから、えーと「これら」は何だっけ?そうだ”these”だ、としてしまいます。
先に”these”と考えないと、ここが”is”か”are”かが出ないです。
ですから、考える順番が大事です。
”this”とか”that”とか、あるいは”these”とかこっちが先です。
考える順番はこの順です。
英語の場合は口で言う順番、書く順番と考える順番が一致しない事が
よくありますからこれ気を付けて下さい。
”that”は「あれ」、「これ」だったら”this”です。
「これら」は”these”です。
あるいは”those”という言葉もありますが、こういった言葉は2回目は使わないんでしたね。
2回目に使うのは、単数、一つなら”it”です。二つ以上なら”they”です。
一応言っておくと”it”は「それは」”they”は「それらは」となります。
英語の場合はbe動詞”it”なら”is” “they”なら”are”です。
さらにここです。”apron”と言っている訳ですが、「それは」という事は一つです。
エプロン一つなので”an apron”になります。
母音の前だから”an”になります。
逆に、「それらは」というとエプロンが二つ以上です。
二つ以上の場合は、この一つのという”a”や”an”を付けられません。
代わりに、エプロンの後ろに”s”を付けます。”aprons”(エプロンズ)と読みます。
この辺りを気を付けて欲しいです。
学校のテストとかでよく”It is an apron.”とのが書いてあって
”It”を”They”に換えなさいという問題が出ます。
そこでよく”It”を”They”にだけ換えて”is an apron”を換えない人が結構いますので
そこを気を付けて下さい。
”it is they are”は覚えているからと言って”they”の次に”is”を”are”に換えると思う人がいます。
なんか後ろも換えるんだったな、よし”is”を”are”に換えたぞOKといって
”They are an apron.”と書いている人も結構多いです。
”it”が”they”に換わったら芋づる式に”is”が”are”に換わって
”an apron.”が”aprons.”に換わります。
芋づる式に二ヶ所換わっていきます。
だから英語の文でどっか一ヶ所換えろと言われたら、他に連動して芋づる式に変わる所がないか
最後までよく見る習慣を付けて下さい。
否定文の場合は、一番下をやっておきましょう。
Those are not hawks.
”Those”は”That”の複数形で「あれら」という意味です。
単数形なら”this”です。
”this”そうすると”are”は”is”です。
”This is a not hawk.”となります。
それの複数形です。
ちなみに複数形から単数形に換える時の方が間違いが多いです。
どういう間違いかというと”this””those”を”this”にして”are”を”is”にして”not”は換わりません。
”hawks”の”s”消してOKと思いますが違います。
”a”が付きます。
この、ない単語、しかも「あれは鷹です。」となって一匹の、と書いていないです。
日本語にないのに”a”と付けないとダメです。
これ忘れやすいですから、そういう所をよく練習して間違えないようにしましょう。
よく練習するとともに、こういうのは複数形と単数形をセットで10回ぐらい言うとか
”hawks”と”a hawk”単数複数の順なら”a hawk”と”hawks”順でもいいです。
”a hawk” ”hawks” ”a hawk”……それこそ文字通りアホみたいに10回ぐらい言うと
大体耳から脳みそに響いて頭に入りますから是非何度も実際に大きな声で話す事によって
間違えないようにして欲しいと思います。
それと前に言いましたけども、「鷹」は英語で何て言いますか?
”a hawk”と覚えます。
生徒は英語で何て言いますか?
”student”ではなく”a student”と覚えます。
複数の時は”a”を消して”s”になります。
その方が色んな所で間違いにくいと思います。
――ちなみになんですけど、今は聞いていて昔の悪夢が蘇ってきたんですが
先ほどの話である英文を一定の条件を用いて書き換えなさいという問題ありました。
今の”an apron”というのを”aprons”に書き換えて成り立つように文章を変えなさいという問題で
多分テストの前にめちゃくちゃ勉強した記憶があったんです。
ですが、実際テストやってみたら10点満点中1点しか取れないという記憶がありまして
本人は勉強した気になっているんだけど、それが成果に結び付かないって
この辺りからちょっとずつ出てそうな気がするんです。
要は複数の事を考えながら一気に整理して、それに対応していくという事になると思います。
そういう勉強の仕方はどういう事を注意すればいいですか?
例えばこの文の時に、頭の中にエプロンを浮かべていましたか?
この文は、”What is that?”となっています。
自分がまずこれを聞く側だと思って、エプロン一枚を「これは何でしょう?」と言います。
逆に自分が今度は答える側だった場合、エプロン一枚だなと思いながら
”It is an apron.”と答えます。しかも単数系だ、となります。
What are these? まず自分が聞く時です。
エプロンを例えば2枚でもいい、5枚でもいいので何枚か持って
「これは何でしょう?」と言っています。
ただ日本語はエプロンを5枚持っていても「これは何でしょう?」と聞く事が多いような気がします。
だから、2枚以上になったら言い方いちいち換えるんだ、めんどくさいな、でも覚えなきゃ、と
思いながら”What are these?”と聞きます。
今度は自分が答える側である事を想定しながら、エプロンが何枚かあるな
これ本当は1枚の、という意味ですが、2枚以上の時に何枚かは言わなくていいんだ
楽だなぐらいに思いながら”s”を付けなきゃとなって”They are aprons.”となります。
実際にその場面を想定するとともに、最初は単数形の場面を想定しているんだと思いながら上、
次に2枚以上複数の場合を想定しているんだと思いながら2行目をやっていきます。
この”We are students.”だったらこの”We”です。
自分の他にいつも一緒につるんでいる何人かがいると思います。
皆さんどうですか?四人組ですか?五人組ですか?それを想像して下さい。
5人だから”a”は付かないよな”s”を付けて”students”となります。
3番だったら自分たちがいつもつるんでいる四人組なり五人組を先生が褒めてくれているとこを
想像しながら10回ぐらい言います。
実際その場面を想像しながら言うのと、それから単数や複数を常に意識しながら
やるといいと思います。
――なるほど、ありがとうございます。
そうですね、確かにこの練習する時にこの場面を想像するという発想には中々至らないですもんね。
ちゃんとこの書かれている文章、今から相対する文章のイメージをちゃんともつ事が大事だという事ですね。
ありがとうございます。それでは後半お願いします。
今”We are students.”をやった所です。
疑問文にしたい時は、主語とbe動詞を入れ換えるんでしたね。
”I am”だったら”Are you”になります。
”We are”も”Are you”になります。
どういう事か皆さん注意して下さい。
この”you”です。テストとかでこの”you”を間違う人多いです。
どう間違えると思いますか?
あなたは生徒ですか?
”you”は実は「あなたは」の場合はもちろんあります。
”I am”が”Are you”になったら「私は」で、私は一人です。
じゃあ「あなたは」って一人のはずですが”We are”の”We”が”you”になっている訳です。
二人以上が”We”です。という事は、こっちは二人以上です。
なので、こちらは「あなたたちは」にしないとダメです。
この「たち」を抜かす人が多いです。
しかもこれは中学一年生で習う範囲ですが、高2高3でもこれを間違う人の方が多いです。
”you”というと「あなた」しか浮かばないんです。
じゃあ「あなた」って英語で何て言うんだっけ? という時にあれ?となっちゃう人とかいます。
なので”you”は「あなた」と「あなたたち」両方あると覚えて下さい。
さらにテストの時の為に、これ2番から6番に飛んでいますが、
2番の文がなくていきなりこの文が出ていたとしましょう。
それでも”you”が「あなたたちは」というのは分かります。
”Are you”で「あなたは」と「あなたたちは」とあるんですよね?
どっちか分からないじゃないですか、となりますが先ほど芋づる式に換わると言いました。
”Are you”を何に換えますか?
”students”になっています。
という事は二人以上なので「あなたたちは」です。
一方ここが「あなたは」だったら”Are you”のあとに次は何がきますか?
”student”と思った人は残念です。”a”を忘れないようにして下さい。
”Are you a student?”です。
こんなのも自分が一人でいる時と友達といる時それぞれを想定しながら
友達といる時は”Are you students?”と聞かれるな、
自分一人の時は”Are you a student?”と聞かれるという事を想定しながら
10回ぐらいその場面をそれぞれ想定しながら音読して下さい。
したがって”Are you students?”だったら”Yes, we are.”です。
この返事も”Are you students?”に対して”Yes, I am”と間違える人結構多いです。
だからちゃんと”s”が付いているの?前に”a”が付いているの?
もし”Are you a student?”だったら”Yes, I am”ですがそこ気を付けて欲しいと思います。