所有格【Progress Book1 3-2】
――今回はBook1 Lesson3 シーン2、所有格についてという事になっております。
一番上の文で”This is a hawk.” 「これは鷹です。」です。
”a”は鷹の場合一羽のという意味ですが、日本語に訳さなくていいです。
それに対して”This is my bag.”「これは私の鞄です。」です。
自分の鞄について言われた時に、「これは私の鞄です。」と言う時は、
「私の」という言葉が前で、「my 何とか」と言います。
この”a”と”my”何ですが、名詞に付ける時どっちかしかつけちゃダメです。
”a”と”my”を両方付けるのはダメです。どちらかだけです。
例えば、単に「これは鞄です。」でしたら”This is a bag.”となります。
それに対して”a”を”my”に換えて、”This is my bag.”で「これは私の鞄です。」となります。
上ですが、PROGRESSだとたまにこういう事があって、皆さんの中で鷹を飼っている人
どれくらいいらっしゃるでしょうか?
だからちょっと想像しにくいんですが、自分が鷹匠にでもなったと思って”This is my hawk.”と
「私の鷹です。」と、こんな感じで”a”と”my”をそれぞれ入れ替えて言ってみるといいと思います。
2番です。”This is not your new pen.”です。
「誰々の」が付いた所で、否定文の”is not”にするのは別に変わりません。
be動詞に”not”付けるのは変わりません。
さらに、「あなたの新しいペン」と言いたい時、ここに注意です。
日本語ですと、「あなたの新しいペン」言ってもいいですが、
「新しいあなたのペン」と言ってもいいですよね?
若干上の方が普通かな?
あるいは全くニュアンスが同じ訳ではないという事にはなりますが、
文法的にはどちらでも許されます。
でも英語では下の日本語を英語にしたい時に、”new your pen”と言っちゃいけないんです。
”your new pen”としか言えないです。
こういう所からつまずく人が多いので、つまずく人はもう感覚でやってしまっています。
そうではなくて、はっきりとこの辺から言葉を使って所有格、形容詞、名詞となります。
こういう言葉がどうしても中々受け付けないという人、中学一年生になるぐらいは、
誰々の、なんとかな、何々、とこれでもいいです。
出来たら下でやって欲しいですが難しいという人はもう英語で、誰々の何々ななんとか、の
この順しかダメです。
日本語のこの上は、誰々の何々ななんとかになっていますが下はなっていません。
誰々の何々ななんとかの順です。
慣れないうちはテストで1、2、3と数字書いてもいいです。
こんなふうに英語にする順番を数字で書いちゃえばいいんです。
こういう事をしない人が結構多いです。
特に中学生になって数学は結構得意だけど英語苦手という人いると思います。
数学得意だという人に聞きますけど、例えば189×7を暗算しますか?筆算しますか?
もちろん数学得意というのがこういう計算をすぐ暗算出来るほど得意だという方も中には
いらっしゃると思いますが、今みたいな計算を確実に丁寧に筆算で書いて全然間違えない
という人もいますよね?
英語も同じようにこれを書くというのは、数学で言えば暗算せずに筆算するようなものです。
なぜか英語はこういう事を書かずにぱっと答え出なきゃダメと勘違いしている人が多いです。
世の中の英語の教師たちの教え方にも問題があると思います。
所有格、形容詞、名詞、もしくは誰々の○○な何々と覚えて、日本語を英語にする時は、
誰々の○○な何々になったらどんな順番になるかを数字書いてやっていく
というのも一つの手だと思います。
こんなのは書かなければいけないのは始めのうちだけです。
そのうちすぐ慣れて書かなくて出来るようになります。
出来るようになるまでこういう事をやってみるのをお勧めします。
後半ですけが、注意点は二つです。
一つ目は注意点というほどではないです。
These are our towels. これらは私たちのタオルです。
これが、”Are these your desks?”みたいに
”These are”が”Are these”とひっくり返っています。
その時に、例えば”our towels.”ですので”your towels?”にしとけばいいと思うんですけど、PROGRESSでは名詞を変えたがります。
あなたの机ですか?
こういう所有格が付いても別に疑問文の作り方は変わりません。
注意して欲しいのが8番です。
PROGRESSのよくあるパターンで、8番をおいといて先に9番10番をやりましょう。
所有格、「私たちの」「あなたの」「彼らの」に対して、名前を付けて「ケビンの」とか
「ブラックさんの」と言いたい時は、「ケビン」のあとに”’s”を付けます。
”Mr. Black’s”も同様です。
これで「ケビンの」とか「ブラックさんの」になります。
そうすると「先生の」です。
”teacher”という言葉に、この”’s”を付ければいいんですが、
”teacher”というのは先生一人二人数えられますから、前に”are”とか所有格とかを
付けなきゃいけません。
そして、”my teacher’s”となります。
ところが、これちょっとPROGRESSと書き方変えてあります。
わざと”my”を前に出してあります。
なぜかと言うと、PROGRESSとかここが”my teacher’s”になっているせいで、
”are your my there”と考えちゃって次の所がよく分からなくなっている人が
よくいらっしゃるんです。
「彼らの机」に対して「先生の机」です。
ここからいくと、「あなたたちの机」「彼らの机」「先生の机」の「先生」って言っても
どの先生?となるので、「私の先生」となります。
だからこれはある意味所有格が二重になっている訳です。
所有格は別に何重にしてもいいです。
例えば、「私の先生のお父さんの」”my teacher’s father’s なんとか”とか、
いくつでもいいです。そういうふうに思っていて下さい。
PROGRESSだと9、10をやってから8をやった方がやりやすいんじゃないかなと思います。