疑問詞what/who・指示形容詞【Progress Book1 3-3】
――今回はBook1 Lesson3 シーン3疑問詞”what” ”who”指示形容詞と
結構色んなものが入っている単元だと思うんですが、説明の方宜しくお願いします。
最初の二つの文です。これは勉強終わっています。
What is that? あれは何ですか?
あれに対して「あなたの名前は何ですか?」と聞きたかったら
”What is your name?”となります。
”your”は所有格でしたね。
”name”の前に”your”と出してあって、”that these name name that that girl”と並んでいます。
これら全て名詞と言います。名前というのはそのまま名詞です。
女の子というのも、人間の種類についている名前です。
こういうものの名前を出すのを名詞と言います。
例えば、”What is that?” ”that”の「あれ」というのも、ここだと”shrine”で「神社」という
名前がある訳ですが、分からないのでとりあえず指さして、「あれ」を”that”と言っている訳です。
指示代名詞で、指さすから代名詞と言いましたが代名詞は名詞の一種です。
神社が何か分からないから名前が出せないけど、名前の代わりに言うから代名詞と言います。
”these”も同様です。
文法を考える時は名詞、代名詞関係あるのは全部名詞と思えばいいです。
ただ、中にはこんな女の子とか神社とかではなく、あれとかこれらだけだったら
名前出してないじゃん、名詞と思いませんという人がいるので、
じゃあ代名詞、名前の代わりの代名詞という言葉を作るよと、作って下さった人がいるんです。
名詞と言われて違和感がある人だけ代名詞と思えばいいです。
違和感ない人は名詞でいいです。その名詞に所有格を付けます。
実はこの所有格というのも名前は名前でも誰の名前なの?
「あなたの」名前とか「彼の」名前とかです。
このように名詞を修飾しています。これ意外と習う人少ないです。
したがって所有格は本当は形容詞です。だって名詞を説明したら形容詞です。
この行は名詞です。だからこの”that”は名詞です。
下の文は「あの女の子は誰ですか?」です。
”girl”が女の子です。こちらが名詞です。
そうすると、この”that”は「あの」女の子です。
「あの」は女の子を修飾します。したがってこの”that”は形容詞です。
これ指示代名詞と言いましたが、こちらは形容詞だから指示形容詞と言いましょう、となります。
早いかも知れませんが中二の途中ぐらいから英語をつまずくって人結構いらっしゃいますが、
そういう人はこの辺を感覚で乗り切れちゃっている人なんです。
感覚で乗り切れるから別に名詞、形容詞とか覚えなくったってテストで点数良いもん、と
そういう人が中二か中三くらいから突然出来なくなったりします。
だからすぐに英語作れる文でこそ、ちょっと付け加えて名詞とか形容詞とかを覚えておきましょう。
英文が難しくなった所でやろうとするから、英語の文は難しいわ、品詞よく分かんないわ、で
二つ一辺に難しい事やんなきゃいけなくなります。だからつまずくんです。
簡単な文の時にややこしい面、難しく感じるかも知れない名詞や形容詞を勉強しておきます。
そうするとあとで非常に楽です。
次です。
”It is a shrine.”に対して、”They are brown eagles.”です。
それらは茶色い鷲です。これも皆さん分かりましたね?
この”brown”は形容詞です。”eagles” 鷲は名詞です。
鷲と言ってもどんな鷲か、茶色い鷲と説明しています。
これを修飾すると言います。形容詞です。
ちなみに色ですが、茶色なら”brown” その他に”black”とか”white”とか人の名前でも
ブラックさんホワイトさんPROGRESSは好きですが、”blue” ”red” ”yellow”色々あります。
ああいうのは実は形容詞と名詞と、どの色も両方あります。
この色に関して名詞、形容詞どっちかを聞かれる事があります。
日本語は名詞、形容詞をあまり意識しなくても日本語の文は作れます。
だから別に名詞、形容詞意識しなくても訳せるぞ、という人があとで
”brown”が名詞ですか?形容詞ですか?って中三くらいで聞かれるようになって
はぁ?って分からなくなったりします。
ですから、今のうちに名詞に掛かっているから形容詞だ、というのを理解しましょう。
これ”eagles”がない場合”brown”が名詞か形容詞かというのはまた別の話です。
それはそれでまた出てきますが、まず今はこの”brown”は名詞を修飾してるから形容詞だ、と
そんなふうに思う習慣を是非付けておいて欲しいと思います。
――なるほど。
ちなみにですが、ちょうど今これLessonの3-3ぐらいっていう所で、全体に20のうちの三つ分が
終わるというタイミングだと思うんですが、早い学校だとこのタイミングで定期テスト一発目が
きたりしませんか?ここまでってややこしい事が実際はあるんだけど、ぱっと見ややこしい事は
なさそうな顔をしながら勉強していってしまうという事が結構あったりするとは思います。
結構引っ掛かる所は意外と仕組まれていてという所で、初めてテスト受けるから
準備しようと思っても問題そんなにないから別にいっか、と言って気楽にテスト受けにいって
ボロボロになるケースをよく拝見したりします。
そういう生徒向けにアドバイス等ありましたらお願いします。
恐らく、学校でPROGRESSを使っている生徒さん、
同時にワークブックを配られていると思います。
なので、とにかくワークブックをしっかりやりましょう。
ワークブックをやる時に、はっきり言っちゃうとこれ生徒さんのレベルにもよるんですが、
出来るだけこういう言葉とか使いながら考えます。
例えば”What are these?”と来た時に、「これら」と思うだけじゃなく”this”の複数形だとか、
あるいは”What is that?”ときた時に、問題で聞かれてなくてもここで複数形なら
”What are those?”になるなとか聞かれてない事も同時に考えてみましょう。
プラス、ワークブックをしっかり練習しておく事が大事です。
こういうのは一人でやろうとすると合っているのかな?となっちゃいますので、
学校の先生方でこういうのをやらない先生方が結構多いですので、そういう方は
また手前味噌になりますが、来られる方は是非私の塾等に来て欲しいと思います。
出来るだけ考えながら練習するという事をやって欲しいと思います。
――ありがとうございます。
では、後半をお願いします。
”Who is that?”と”Who is that girl?”です。
ここでは二択で問題を出しましょう。
この”that”はどちらが名詞でどちらか形容詞ですか?
もう答えは簡単です。
「あれはだれ?」と、「女の子は誰?」に対して「あれは誰?」です。
「女の子」を「あれ」と言い換えているだけです。
これは両方名詞です。
女の子は誰?と言われてもどの女の子?となります。
どの女の子?「あの」女の子です。
「あの」は女の子に掛かります。
”that”が形容詞です。
これもぱっと見”that”だけだったら名詞、後ろに名詞があれば形容詞だなぁと気付いた方は
その通りです。気付いた生徒さん偉いです。
だけど絶対にそこで、もう俺分かったわ、私分かったわ、とやらずに後ろに名詞があっても
「あの女の子」とちゃんと修飾しているという事を必ず確認する習慣を付けて下さい。
だってこのあと、”that”の後ろに名詞きていますが、「あの何々」とくっ付けてはいけない
場合が出てくるんです。感覚でやっちゃう人はそういう所でつまずきます。
なので、いちいちちゃんと修飾を確認する習慣を付けます。
いちいちと言いましたが、初めのうち皆さんいちいちと思うと思います。
でもいつもやっていたら、そのうち条件反射で勝手に考えちゃうようになります。
そしたらこれ考えるのに余計に掛かる時間、コンマ一秒もないです。
だから全然遠回りしたって感じにならないので安心して下さい。
ここでもう一点注意して欲しいのが、”that girl”に対して”those boys and girls”です。
今回は”boys and girls”です。
別に”boys”だけとか”girls”だけでもいいですが、これが名詞です。
今回はここに”s”が付いているという事はどういう事ですか?
複数形です。
男の子二人以上、女の子二人以上です。合わせて四人以上です。
そうすると、「あの」じゃなくて「あれらの」になりますので、”that”が”those”に換わります。
ここのテストで例えばこれ”girl”が”girls”に換わったらどうなるか聞かれます。
”girls”だと”that”を”those”に換えます。それで安心しちゃいけません。
そうすると、”those” ”girls”は複数形だから、be同士は”is”から”are”に換わります。
”who”は換わりますか?「誰」は換わらないです。
こんなふうに一ヶ所変わったら芋づる式に変わる所換わらない所があります。
なので、今回の場合は”is”と”that”と”girl”のうちどれか一ヶ所が換わったら他の二ヶ所が
換わります。”who”だけ変わりません。変わらないのは一ヶ所だけです。
したがってテストの時、あるいは普段練習する時に一ヶ所換わったら他に換わる所が
あるかないか一単語ずつしっかり確認する習慣を付けて欲しいと思います。
では終わります。