現在形の肯定文、一般動詞の3単現【Book1 Lesson7-1】
――Book1 Lesson7シーン1現在形の肯定文、一般動詞の3単現、非常に有名な文法事項だと
思いますが、ご説明をお願いします。
上二つはすでに勉強済みです。
一番上、”I like cats.”「私は猫が好きだ。」と言っている訳ですが、「私は」が主語です。
”like”が動詞です。この”like”の意味ですが、「好きだ」と思わないで下さい。
”cats”は猫です。
”like”を「好きだ」とします。
これを組み合わせて日本語訳にすると、「私は猫好きだ」になってしまいます。
いや、「猫が好きだ」でしょ、と思うと思います。
じゃあ、「が」はどこに付くの?となります。
日本人は無意識にこう考えちゃうんです。
だって日本語だったら「私は」「猫が」「好きだ」になりますからね。
ところが、これが英語が分からなくなる理由です。
「が」はここにきます。
【私は「が」好きだ】
「が好きだ」となります。
この間言ったのを覚えていますか?
もし”like”が「好きだ」という意味だとしたら、それは自動詞と呼びます。
でも、「が好きだ」という「が」とか「を」とか「に」とかが最初に付く言葉、
日本語に訳したら「を」とか「に」とか「が」とか「について」とか「と一緒に」とか色々あります。「から」とかもそうです。
そういうのが付く動詞を他動詞と言います。
まず、ここを気を付けて下さい。
これがもし”I like”で「.」をやめてしまうと、「私は が好きだ」になってしまって、何が好きなのかここで言ってくれないと困るよ、となります。
この部分ですが、英語ではこの他動詞を言ったすぐ次に言えというルールがあります。
これを目的語と言います。
だから目的語があるから他動詞ではなくて、他動詞だからここの言葉が足りないとなります。
英語では他動詞のすぐあとにくる、それが目的語です。
まず、そう思って欲しいと思います。
次に、今回3単現という事で、今回勉強するテーマに3単現というものがあります。
この中であてはまるのが3番です。
PROGRESSは太字になっているのを赤にしましたが、”She plays tennis every Tuesday.”の”plays”です。
上から動詞の部分を見ていくと、”plays”だけ”s”が付いています。
上は”You play basketball every day.”、次が”She plays tennis every Tuesday.”、”play”に”plays”と”s”が付いています。
この”s”が何か、これを3単現の”s”と言います。
もちろん、中学1年生の方は最初のうちついつい「s」を忘れてしまって、しまったとか失敗する事もあると思います。それは、失敗は成功の元ですので、一回間違う度に次は絶対間違えないぞ、と強く思って下さい。
今日お話したいのはそんな事よりも、この3単元の言葉の意味です。
単は単数です。単数というのは、人間なら一人という意味です。
これは主語ですが、上3行「私は」、私は普通一人しかいませんよね?
「あなたは」 ”youの場合「あなたたちは」の場合もありますが、「あなたは」だとしたら
あなたは一人です。「彼女は」も一人です。
”We”「私たちは」というのは私と少なくとももう一人いなきゃダメです。
二人以上です。二人以上の事を複数と言います。
”You”を飛ばして”They”です。
これは「彼らは」とか「彼女らは」です。これも複数です。
複数の間だからこの”You”も「あなたたちは」と複数の”You”だと思いましょう。
ちょっと星印の所は置いておきます。
1,2,3の三つは一人です。つまり単数です。
4、5、6のこれらは二人以上です。二人以上の事を複数と言います。
まず、こういう事になる訳です。
次に三人称の意味ですが、三人称はどういう意味ですか?と聞くと、高校生でも三人いる事、と答える方がいます。
ちょっと待って下さい。
三人称単数というものがあります。
単数だと一人です。三人いて一人ってどういう事?となります。
そこがずっと分からなかったんですよ、なんて人がいますが、この三人称の人称、三人称と言われた時にこの人称という言葉は普通の日本語では使わないですよね?
この人称が分からなくて困っているという人が多いです。
なので人称とはどういう事かを説明します。
英語を使っている人たちにとっては喋っている自分というのは世界で一人目の人なんです。
”I”が一人目です。
そうすると、次です。
あなたはバスケットボールをする。
「あなた」というのが会話をしている相手です。
相手が世の中で二人目の人です。それ以外の人、三人目と考えます。
日本語で第三者と言います。
したがって、この三人目と第三者は同じです。
これでよくないですか?
一人称と言わず、一人目単数とか二人目単数とかでいいと思います。
なんか人称とかもって回った名前付けたおっさんがいるんです。
ウザいなと思っちゃいましょう。
ちなみに、この一人称を英語で何て言うでしょうか?
”the first person” 一人目の人です。
二人称 ”the second person” 二人目の人です。
三人称 ”the third person” 三人目の人です。
なんでそのまま訳さなかったんでしょう。
ネイティブがこれにあたる英語の名前を付けているのに、です。
それをこんな人称とか呼ぶから分からなくなるんです。
だから今日から一人称、二人称、三人称と言われたら頭の中で
一人目、二人目、三人目と置き換えましょう。三人目というのは第三者です。
一箇所だけ、日本というのは謙譲の文化ですので相手を立てます。
だから、相手が一人目で自分が二人目みたいに日本人の感覚ではなっちゃう場合もあります。
ですが、向こうの人は文化が違います。
自分が一人目、相手が二人目、第三者が三人目です。
こう思っておきましょう。
人称と言わず何人目と言っていけばいいです。
現在形についてはお話する時がきたらお話をしたいと思います。
とにかく人称というのは何人目という意味だというのを今日は覚えて欲しいと思います。
3単元、三人目の人が一人しかいない単数です。
現在形というのはちょっと現在形以外まだ勉強していませんのでちょっと置いておきます。
気を付けて欲しいのが、この三人称単数です。
三人目で一人目じゃないんです。一人です。
三人目で一人しかいない、それはここの話です。
「彼」「彼」「彼」「彼女」「彼女」「ケイコ」です。
私でもあなたでもないです。
一人目の私でも二人目のあなたでもどっちでもないです。
三人目で一人です。これは三人称単数の意味です。
三人称単数というのは主語の事です。
現在、実は現在形というのは動詞の形の事を言います。
このように現在形は動詞の形です。
3単元でまとめて考えるから、主語のとこだけ見て動詞をちゃんと見ないとか、動詞だけをずっと見ている人がいますけども、3単現、3単は主語です。
現在形というのは動詞の話だと思って下さい。
ただし、現在形ではないのがどんなのがあるの?となりますが、原形というのを勉強していますが、そのうち過去形とか未来形とか出てきます。
この現在形というのは動詞です。
ここを間違えないようにして欲しいと思います。
それから3単現を付けるルールですが、普通は”s”を付けますが、中には”es”を付けるものがあります。
この”es”を付けるものについてどういう時に”es”付けるのか、ですが、この”watches”の場合ですと、”watch”の最後のこの”ch”です。
”ch”で終わっていたら”es”を付けると決まっています。
”ch”の他に全部で五つあります。
語呂でこう習う人が多いです。
”-s、-x、-sh、-ch、-o”(ソックス集中)です。
これ実は語尾によって決まってきます。
”s” ”x” ”sh” ”ch” ”o”の後ろだったら”es”を付けます。
語呂で覚えろという事で、”o”を2個目にもってきて、
”-s、-o、 -x、-sh、-ch”(ソックス集中)とすると言い易いですよね。
だから「ソックス集中」と覚えろ、となる人が多いです。
別にそれを否定するつもりはありませんが、この順にする事をオススメします。
なぜかと言いますと、この”es”の発音です。
”-s、-x、-sh、-ch”の後ろ”es”は最近発音記号を習わない人が多いのでカタカナで書きます。
イーズと発音します。”o”の後ろの時だけ、ズなんです。
ソックス集中で習って、とにかく”es”は”es”でいつでも同じ発音と勘違いする人がいます。
”o”の時だけ発音が違います。
発音が正しく言えるのならソックス集中で問題ないです。
ちなみに、なんでわざわざ”es”をつけてイーズと発音するかというのは今日は置いておきます。
是非、私の授業に来て下さい。
あと、この”studies”です。
原形ですと、”study”は”d”のあとは”y”です。
なぜか?
ルールを覚えている人は分かると思いますが、”y”で終わる言葉、「子音y」だったら
”y”を”i”に変えて”es”です。
私の授業でも”y”を”i”に変えてではなく、”y”を”i”に戻して”es”と覚えてもらいます。
戻すとはどういう事か知りたい方は是非私の授業に来て欲しいと思います(-ω-)/